第4戒
安息日と命
p139~
The Sabbath and Life
The Fourth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony
◇◇
レビ記25:20~22
「あなたがたが、『もし、種を蒔かず、また収穫も集めないのなら、われわれは七年目に何を食べればよいのか。』と言うなら、わたしは、六年目に、あなたがたのため、わたしの祝福を命じ、三年間のための収穫を生じさせる。あなたがたが八年目に種を蒔くときにも、古い収穫をなお食べていよう。九年目まで、その収穫があるまで、なお古いものを食べることができる。」
これらの律法は、イスラエルの歴史においてあまり守られなかったということに注意すべき。
出エジプトとバビロン捕囚の間に、70回も無視されたため、土地を休ませるために70年の捕囚が課せられた(第2歴代誌36:21)。
これは、時代の半分以上もの間、律法が守られなかったということを意味する。
捕囚後、この律法は遵守されるようになった(しかし、他の律法は破られたが)。
ユリウス・カエサルは、ユダヤ人の習慣を知っていたので、7年目はユダヤ人から徴税しなかった。
しかし、オーラーによれば、ヨベルの年は無視され、安息年だけが守られたそうだ。
安息年には、刈り入れも種まきも禁止された。
昆虫を殺そうとしたり、畑における自然の過程を妨害する行為がすべて禁止された。
通行者や召使、主人が食する場合を除いて、果実は実ったままで畑に放置しておかねばならなかった。
収穫はすべて禁止され、自分たちが食べる分を取ることしか許されなかった。
安息年に収穫や貯蔵を禁止する戒めは、レビ記25章20節に記されている。
しかし、土地の安息に関して、律法にはさらにヨベルの年の規定がある。
ヨベルの年は、50年ごとに訪れた。
「贖罪日」にラッパの音によって開始が宣言された。
49年目が安息年なので、ヨベルの年は2つの安息年の連続であった。
コメント:
常識を疑え3(別ブログに連載中)
なぜ鳥は空を飛ぶことができるのか。
空を飛んでいる鳥を見ていると、難なく飛んでいるので、その巧妙さが分からない。
実は、空を飛ぶには、考えられないほど緻密かつ精巧、複雑なメカニズムを要する。
大昔、小型の恐竜の前足が長い年月を経て翼へと進化し、大空を飛べるようになった。
そんな説明を聞いて、なるほどと子供心に納得していた。
具体的に検討してみよう。
陸上の動物が空を飛べるようになるためには、まず前足の骨の形状が変化する必要がある。
滑空に必要なパワーを産み出すためだ。
それぞれの骨の形状は、飛ぶための機能を備えていなければならない。
航空機のように、体幹に近い部分が太くて頑丈な構造である必要がある。
その根部に付着している筋肉は翼を広げて、羽ばたくだけの筋量と筋力を備えている必要がある。
次に、羽毛。
これが無ければ、飛行に不可欠な浮力も揚力が得ることができない。
羽毛は鳥類に特有な表皮の変形物で、角質化した表皮が突き出し,先端に細かい切れ込みができたもの。爬虫(はちゅう)類の鱗(うろこ)と相当する。
以上の体の形状的変化は、遺伝子の変異が不可欠であることは言うまでもない(キリンの首を参照のこと)。
体の形質が突然変異で変化しても、それに対応して、中枢の形質が変化しなければ、その体の形質は機能しない。
ドライバのないプリンタが機能しないのと同じ。
飛行機と同様に、離陸するためにある程度の滑走か、または崖から飛び降りて浮力を得る必要がある。
これらの知識が中枢神経系にあらかじめインプットされていなければならない。
また、前足を羽ばたくという指令を末梢運動神経を介して筋肉に命令する必要もある。
これらの形質転換は、いったん進化の方向性へと始動を始めた途端、短時間で完了しなければならない。
何故か。
進化の過程が緩徐であれば、弱肉強食および適者生存の仮説により滅亡することが必然となるから。
安息日と命
p139~
The Sabbath and Life
The Fourth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony
◇◇
レビ記25:20~22
「あなたがたが、『もし、種を蒔かず、また収穫も集めないのなら、われわれは七年目に何を食べればよいのか。』と言うなら、わたしは、六年目に、あなたがたのため、わたしの祝福を命じ、三年間のための収穫を生じさせる。あなたがたが八年目に種を蒔くときにも、古い収穫をなお食べていよう。九年目まで、その収穫があるまで、なお古いものを食べることができる。」
これらの律法は、イスラエルの歴史においてあまり守られなかったということに注意すべき。
出エジプトとバビロン捕囚の間に、70回も無視されたため、土地を休ませるために70年の捕囚が課せられた(第2歴代誌36:21)。
これは、時代の半分以上もの間、律法が守られなかったということを意味する。
捕囚後、この律法は遵守されるようになった(しかし、他の律法は破られたが)。
ユリウス・カエサルは、ユダヤ人の習慣を知っていたので、7年目はユダヤ人から徴税しなかった。
しかし、オーラーによれば、ヨベルの年は無視され、安息年だけが守られたそうだ。
安息年には、刈り入れも種まきも禁止された。
昆虫を殺そうとしたり、畑における自然の過程を妨害する行為がすべて禁止された。
通行者や召使、主人が食する場合を除いて、果実は実ったままで畑に放置しておかねばならなかった。
収穫はすべて禁止され、自分たちが食べる分を取ることしか許されなかった。
安息年に収穫や貯蔵を禁止する戒めは、レビ記25章20節に記されている。
しかし、土地の安息に関して、律法にはさらにヨベルの年の規定がある。
ヨベルの年は、50年ごとに訪れた。
「贖罪日」にラッパの音によって開始が宣言された。
49年目が安息年なので、ヨベルの年は2つの安息年の連続であった。
コメント:
常識を疑え3(別ブログに連載中)
なぜ鳥は空を飛ぶことができるのか。
空を飛んでいる鳥を見ていると、難なく飛んでいるので、その巧妙さが分からない。
実は、空を飛ぶには、考えられないほど緻密かつ精巧、複雑なメカニズムを要する。
大昔、小型の恐竜の前足が長い年月を経て翼へと進化し、大空を飛べるようになった。
そんな説明を聞いて、なるほどと子供心に納得していた。
具体的に検討してみよう。
陸上の動物が空を飛べるようになるためには、まず前足の骨の形状が変化する必要がある。
滑空に必要なパワーを産み出すためだ。
それぞれの骨の形状は、飛ぶための機能を備えていなければならない。
航空機のように、体幹に近い部分が太くて頑丈な構造である必要がある。
その根部に付着している筋肉は翼を広げて、羽ばたくだけの筋量と筋力を備えている必要がある。
次に、羽毛。
これが無ければ、飛行に不可欠な浮力も揚力が得ることができない。
羽毛は鳥類に特有な表皮の変形物で、角質化した表皮が突き出し,先端に細かい切れ込みができたもの。爬虫(はちゅう)類の鱗(うろこ)と相当する。
以上の体の形状的変化は、遺伝子の変異が不可欠であることは言うまでもない(キリンの首を参照のこと)。
体の形質が突然変異で変化しても、それに対応して、中枢の形質が変化しなければ、その体の形質は機能しない。
ドライバのないプリンタが機能しないのと同じ。
飛行機と同様に、離陸するためにある程度の滑走か、または崖から飛び降りて浮力を得る必要がある。
これらの知識が中枢神経系にあらかじめインプットされていなければならない。
また、前足を羽ばたくという指令を末梢運動神経を介して筋肉に命令する必要もある。
これらの形質転換は、いったん進化の方向性へと始動を始めた途端、短時間で完了しなければならない。
何故か。
進化の過程が緩徐であれば、弱肉強食および適者生存の仮説により滅亡することが必然となるから。