みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#479 神の法第四戒

2020年01月16日 | 神の法
第4戒
安息日と命
 
p142~
The Sabbath and Life
The Fourth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony

◇◇

土地の再生は、安息制度の重要な側面。

万物の再生は安息制度の基本であり、土地はこの再生にとって中心的な要素。

土地に関する安息日の条件を無視する人々には、裁きと死が降りかかる。

歴史において、死の刑罰は作用しており、土地を破壊し、資源を濫用する民族に訪れる運命は死。

土地に関して安息制度を軽視することがこれほど深刻な事態を招くとすれば、人間と動物に対して同じようにすることも同様な事態を招くのではないか。

現代の養鶏法では、鶏の成長を促進するために、鳥小屋では電灯は一日中つけっぱなしにされ、化学的に強化された餌が与えられている。

卵を多く産ませるために様々な方法が取られている。

このような環境で育てられた雌鶏は、羽毛が抜けた後は、まったく利益を生まない状態になる。

畜牛においても、同じような短命の問題がある。

驚くなかれ、そのような動物から得られた製品には、かつてのような栄養価はない。

人間の場合、ストレスが続くと死に至ると言われている。

休息を得られず、真の安息が不足し、信仰が欠如していると、最後には死に至るストレスに満ちた生活を送ることになる。

近年、ノンクリスチャンの観点からではあるが、ストレスに関する大規模な研究がセリエ博士によって実施された。

人には休息が必要。

生きるために安息が必要なのも真。

信仰がなければ、本当の休息は得られない。

他の人々や土、動物にも休息を与えることはできない。

異教社会が実用主義的な観点から、すばらしい土壌開発を行う例を耳にする。

しかし、実用主義的な目的から行われるために、動物に関する配慮を欠いている。

異教文化が大規模な破壊を免れてきたとしたら、それはしばしば、文化の規模そのものが小さいからに過ぎない。