雲は多いものの晴れ間も見える。そんななか,所要を済ませ「一の坂川ダム」の奥地の山地を歩いた。昨日は思いがけないところでササユリを見つけることができ,運よければ今日も出会えるかもと期待をしていたが「空振り」だった。この時期,山のあちこちで一部の葉が白く染まっている蔓性植物をよく見かける。マタタビである。直径およそ2センチくらいの5弁の花をつけている。これを今日の一枚とする。花期には枝先の葉が白くなるという不思議な樹木である。
そして今日のもう一枚は,コマツナギの「大型版」トウコマツナギとする。 在来種のコマツナギの樹高は50~80センチくらいだが,このコマツナギの樹高は3メートル以上もある。枝を多数出していてコマツナギ同様の紅紫の花をいっぱいつけている。ネットで調べてみたら,「中国原産の帰化植物で法面緑化のために導入栽培されたものが野生化した。」とのこと。たしかに今日見かけた場所は「山崩れ」した形跡がある。よってその復旧工事と併せた「緑化工事」で植栽されたのであろう。