10月9日の学習記録
『TIME』 を11 ページ読みました。
『新TOEIC TEST 単語 特急 2 語彙力倍増編 』を 30 問ほどやりました。
本当はもっと語彙力倍増編と苦手な英作文のトレーニングをやりたかったのですが、何気なく TV のチャンネルを回していたら、NHK BS ハイビジョンで、『ウエストサイド物語』をやっていたので、つい観てしまった。
この作品は説明するほどもないほどの定番で、10 回以上観ているのですが、また観てしまった。49 年前に作られた映画とは思えないですね。
ちなみに渋いベルナルド役をやっていた、ジョージ・チャキリスはご存命で、バンクーバー・オリンピックで鈴木明子さんが、スケートのバックミュージックに 『ウエストサイド物語メドレー』を選んだら、チャキリス本人から、『曲を選んでくれてありがとう。』という直筆のレターが来たそうです。鈴木さんは、それをお守りに頑張って 8 位入賞。
今日的にも感動力のある映画でもあります。
映画の中では、個人的には、1960年代のアメリカ映画が、CG がない時代に、作り手の意気込みとマニュアルな手間暇、苦労が伝わってきて、一番好きです。
僕は小さい頃から映画や芝居が好きで、大学の頃は観るのも、演じるのも好きで、恥ずかしながら舞台で英語劇も演じていた。(一応、ボイス・トレーニングも毎日やっていました。) 4 年間芝居ばっかりやっていて、今にして思えばよくぞ卒業させてくれた、と思います。
このウエストサイド物語も、英語の舞台の台本を今でも暗記しているのですが、舞台の公演がヒットしたので、ユナイテッドアーチストが映画化したもので、当然舞台用のセリフと映画のセリフではかなりな違いがあります。(当時のミュージカルのほとんどは、舞台がヒットしたので映画化されたものです。セリフと歌が勝負の舞台用の脚本と映像で見せることが出来る映画用の台本はかなり違いがあります。)
それはさておき、舞台と映画の大きな違いは、吹き替えが出来る、ということです。
マリア役のナタリー・ウッド。彼女は ロシア系で、恋多き女性。(女優という職業はそれぐらい感情が激しくないと出来ないと思いますが) 43 才で若くして映画撮影中に事故で水死してしまうのですが、このウエストサイド物語の頃が一番輝いていましたね。
しかし、彼女の歌の部分は全部吹き替えです。『マイ フェア レディ』のオードリー・ヘップバーンも歌の部分はすべて吹き替えです。古くは『王様と私』のデボラ・カー(今は知らない人が多いか?)も歌は吹き替えです。
それらの歌の吹き替え部分を、影武者として、一手に歌っていたのが、マーニ・ニクソンという人です。実は、映画のウエストサイド物語のマリアも、マイフェア・レディのイライザも歌は彼女の声です。当時は吹き替え者の名前は一切スクリーンに名前が出ることがなかったので、まったくの無名の裏方です。ナタリー・ウッドやオードリー・ヘップバーンの名前は知っていても、マーニ・ニクソン (ちなみに辞任した、どっかの国の元大統領とは何の関係もありません。)の名前を知っている人はほとんどいないと思います。
当時、ミュージカル映画で、地声で歌っていたのはジュリー・アンドリュースぐらいです。しかし、マーニ本人は語らないまでも、聴く人が聴けばだれが歌っているか解り、だんだん口コミで伝わるようになり、やがては、『マーニを映画にも出せ!』という映画ファンの大きな声になり、スクリーンに登場します。それが、『サウンド・オブ・ミュージック』で、観られた方は、ソフィアというひょうきんな修道女がいたことを覚えている人もいると思いますが、彼女がマーニです。スクリーン上で修道院で歌も歌っています。
今夜は、英語学習記録から脱線していまいました。
裏方でも、一生懸命やるべきことに徹していれば、やがては見る人は見ていて、押し上げられる日が来る、ということです。(あまり上手く書けませんでしたが。)
明日は真面目に英語学習します。
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