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逆襲するさらりーまん

ーやっとこさ英検1級、通訳案内士試験合格。しかし英語の道は長い。基本的にやり直し英語+その時々に思うことなど。-

ハロー通訳アカデミー合格祝賀会

2014年03月16日 12時58分20秒 | 通訳案内士 学習記録

日差しが暖かく、ようやく春めいてきましたね。

昨日、ハロー通訳アカデミー主催の通訳案内士 2013年度 合格祝賀会に参加してきました。

前にも書きましたが、僕はハロー通訳アカデミーが開校してしていたころには、通学したことはありませんが、教材を安く買って利用したり、植山先生の講習会やメルマガを読ませて頂き、随分参考にさせていただきました。

その縁で、合格祝賀会にもお招きいただいたのですが、なんと無料!です。

来賓の国会議員の有田芳生先生や、全日本通訳案内士連盟の理事長の松本美江さんとも色々とお話することが出来ました。

また、志を同じくする意識の高い新合格者の皆さんと、情報交換したり、何人かの方々とはお互いの連絡先を交換し合ったり、と大変有意義でした。

思いもかけず、合格者としてスピーチをする機会を与えていただきましたので、

1、中高年のおやじサラリーマンが通訳案内士試験を受験するようになった理由。
2、ハロー通訳アカデミーと私との関わり。
3、仕事としての通訳案内士として、私が考えていること、これからやっていきたいこ
と。

の 3 つについてスピーチさせて頂きました。

1、については、僕が日頃からずっと考えていることですので、少し長くなりますが、スピーチでお話ししたことを引用させていただきます。(以下、スピーチの内容です。)

通訳案内士試験を受けようとした動機についてです。

英検やTOEIC ですと、受験者はお若い方が多いですが、通訳案内士試験では、合格者は、40代、50代の私と同世代の方が半数以上を占めると聞いております。

私は1982年に大学を卒業し、なんの躊躇もなく、社名は申し上げられませんが、いわゆる大企業に就職し、そのまま30年以上もずっと同じ会社で働き続けております。

典型的な会社人間で、会社が一つの完結した小宇宙のようになってしまっています。私と同年代の会社勤めの方はほぼ同じような状況かと思います。

しかし、私の場合は、入社して5年間は国内の営業をやりましたが、その後は海外営業部というところで、外国のお客さんの相手ばかりしてきました。

若いk頃は、特に欧米に憧れがあり、しょっちゅう欧米に行き、文化やライフスタイルをまねたりしました。また、海外からくるお客さんを、商談が終わったあとで、鎌倉や富士山だけではなく、露天風呂に連れて行って裸の付き合いをしたり、屋台で日本酒を飲み、おでんを食べたりし、喜んでもらうのが好きでした。

そうすると外国人は今度その地に出張すると、その地でしか味わえない面白いところへ連れて行ってくれます。そんな風にして外国人とコミュニケーションを築くのが好きでした。

海外駐在も経験し、仕事で訪れた国は40か国以上になります。

ずっと海外志向が強かったですが、そんな中で、中年になったある日、ふと日本の文化・歴史について全く説明出来ない自分に気が付いて愕然としました。

そんな時に知ったのが通訳案内士試験です。試験の要件が、語学力だけではなく、日本の文化・歴史・事象を理解し、説明出来ることですので、自分が置き忘れてきたことを勉強するいいキッカケだと思いました。

また、もう一つの理由としては、変化の激しい今の時代にあっては、どのような大企業でも安泰ではありません。ソニーさんやパナソニックさんのような会社でもそうです。会社が倒産しないまでも、自分の手がけていた事業が組織の論理によって撤退させられたりする例はざらにあります。私も自分の手がけた海外での事業を自ら撤収する苦い経験をしました。

会社勤めのサラリーマンは、小さなことでいちいち不平を言っていては務まりませんが、会社や組織が自分の価値観とあまりにもかけ離れた方向に進もうとするようになったとき、会社や組織にべったり隷属するのではなく、いざとなればこれが出来る、という、逃げ道と違う意味での、積極的にやりたいことのオプションを持つことは、閉塞感を持って一度しかない人生を生きるよりも、ずっと前向きに明るく生きられると思います。

釣りバカ日誌の浜ちゃんは私と同じ会社勤めのサラリーマンですが、プロの漁師としても生きていけますよね。浜ちゃんは決して暗く毎日を送ってはいませんね。

通訳案内士としてその道一本で生きている方には甘いとお叱りを受けるかもしれませんが、自分にはこれも出来るという何かを持つことは、人生の幅を広げ、明るくしてくれます。』


・・・長くなりましたので、今日はこの辺までにします。

コメント (1)
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