実家に立ち寄って、鰹節の話をしていたら、昔使用していた鰹節削り器を使えるようにしてほしいと母から頼まれました。
実家から持ってきた削り器です。
刃を研げば、使えると思っていたのですが、とても薄くて研ぎにくい・・・・
何度か研いで、鰹節を削ってみたのですが、全く削れません。
この刃をあきらめて、台と刃は新調して、再生することを楽しむことにしました。
早速、先日「金井」と共に送られてきた刃から探しました。
寸四の「村行」が大きさとしては、使えそうです。
それにしても、状態が悪いです。
刃の再生をしました。寸八の鉋より、小さいので再生しやすいです。
さっくり、裏を当てると、
どうして、こんなところが砥石に当たるのか?って所が当たります。
全てが丸い刃になっています。
なんとか、修正を繰り返して、完成しました。
久しぶりに、天然砥石で研ぎました。
まだ、研ぎは下手です。
ここで、気付いたのですが、刃が長いと、下の引き出しに当たってしまいます。
どうも、刃が長すぎるようです。
刃を60mm程度まで短くすることにしました。
頭の部分を金切り鋸で切ります。
すんなり切れてくれました。
頭の部分を仕上げます。
鉋の刃を切ったのは、初めてですが、上手く行きました。
今度の休日は、この刃を入れる台を打ってみます。
この「村行」、裏を透き直した様に見えていますが、
どうやったんでしょう。以前にミニルーターを使っていたような記憶があるんですが・・・。
裏は透き直ししていますよ。
写真撮影して、紹介すればよかったですね。
あくまで我流ですので、この方法がよいか分からないですが、ご参考までに紹介します。
工具:ミニルーター(時々、本ブログにでてきます)
http://pub.ne.jp/craftWAKU/?entry_id=3815590
砥石:
http://pub.ne.jp/craftWAKU/?entry_id=4536390
村行は、ベタの裏に加えて、中央が高く、刃先や左右の部分が低くて、ひどい状態でした。
そこで平面にしたシャプトン#1000で軽く裏押しして、砥石に当たっている部分を、ルーターで削るの繰り返しをして修正しました。
20回ぐらい繰り返すと、そこそこの裏になってきます。