活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

初一念2

2017年03月25日 | 

悟っても「初一念」というものを認めたら「迷い」になるのです。

 

最初から「無始無終」だから、それに融合しなければならない

のです。

 

始まりというものがあるでしょうか。

そこが大事です。

 

自分が聞いたり見たりするのは意識の想像欲です。

意識が決めるのです。

 

意(意識)に何もない時が主人公です。

何物もない、大掃除した大広間のようなものです。

 

我々の主人公はそこにはいないのです。

主人公があったら衝突してしまいます。

 

或る覚者は、

「見聞覚知の上に主人公があると思って追い廻るは、

犬が自分の尾を咬むのと同じだ」

と言っています。