この身体も精神生活も「五官(視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚)」の働きという者(事)も全て、約束(規則)を超えている存在者です。
あらゆる物を超え切って、存在しているのです。
何も知らなくても、この物(身体)は過不足無く、一杯一杯に生活しているのです。
私たち衆生が何の様に思っても、何の様に考えてもそういう事に関係無く、否でも応でもそれがそのまま直に、私たち衆生の生活なのです。
この事が、おシャカ様の教えなのです。
この事が「今の事実を体得された上の教え」です。
「それを私たち衆生に、そのまま(五官のまま)そういう大きな働きをする、存在者それ自身である」という事を、おシャカ様は教えられたのです。