正念1
2017年03月20日 | 禅
r一念の中に己れがないことを「無念(無の念)」といいます。
それがなければ一念は時間空間を超越しています。
これを「正念(しょうねん)」といいます。
「月一つ 影いろいろの 踊りかな」という句があります。
職業は種々ありますが、念は同じ念です。
生命は同じものです。
拵(こしら)える必要はありません。
「縁」に随っていけばよいのです。
何になっても同じことです。
造作したら能率が減ります。
これは「人生観の極地」です。
その場その場に一念というものを本当に観ずればよいのです。
「正念相続」していけば、その境遇は何でもよいのです。