活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

魂とは2

2017年03月10日 | 法理

余年を交えず有形(うけい)無形、すべての物柄、事柄と

一つに成って、余念を交えざるとき心体が「自覚」される

のです。

 

内に何かものがあると思っている、それが所謂(いわゆる)

「魂」というものです。

 

「魂」を認めたら物質の世界になります。

それでは「宇宙」と一致することは出来ません。

 

「一致する」ということは、元来手続きも何も要らないのです。

「魂(心に一物〈いちもつ〉」を認めているから一致することが

出来ないのです。

 

同じことを繰り返すようですが、それは見たり聞いたりするものが

此方にあって、見たり聞いたりするのではないのです。

 

ものの因と縁との吊り合いでの出来映えなのです。