
この場所には近々、来ることになるはずだった。というのは、ここはコアジサイの花が翌月には沢山咲くはずだし、
山の上の御堂までの道の両側にはギボウシが、そしてその外側には他所であまり見掛けない古風な紫陽花が植えられていて、
花盛りの頃は心地よい場所なのだ。
それからもう一つ、忘れていた。毎年何度か訪れているのだが、去年、杉の木に、ハンショウヅルの仲間の蔓が這い上がっいるのを見つけた。
花の咲く時期からはハンショウヅルかミヤマハンショウヅルくらいしか候補はないのだが・・・・、それを今年は確認しようと思っていたのだった。
そのハンショウヅルは今年も去年の杉の木に蔓を伸ばしつつあった。

去年よりはずっと元気で葉を茂らせている様子。小さなつぼみをつけている。


見えたかな?

そういえば、去年も最初に見つけた時は葉が多かったのだが、そろそろ咲いている筈と思って再度、行った時には僅かしか残っていなかった。
紫陽花の見頃のころに草刈りをするのだろうか? そうだとしたら、観察中とか立て札を立てておこうか? 盗掘されてしまう?


ホウチャクソウ

キランソウ
秋にはこの参道の周囲はアキチョウジが一面に咲くのだが、今は芽吹いて育ってきているところ。今は・・・・


シャガ
一面に、というわけには行かないけれど・・・・


あれ、ツチグリ! やっぱり、外に出掛ける口実でしかなかった。ミツバツチグリを100見ても、1株のツチグリには出会えないのだろう。
忘れた頃に、出会えるのかもしれないね。
ここには、またひと月くらい後に来てみよう。その時にはコアジサイもギボウシも咲いているだろう。
ハンショウヅル?? が刈り取られていないことを祈っている。