今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

目的はソライロタケを見つけることだった・・・2     2024.09.05.

2024-09-05 14:09:52 | きのこ など

ヒメワカフサタケの幼菌?

 

 お久し振りです。二か月弱、またブログを休んでしまいました。その間、ナツエビネを見に行ったり、伊吹山や淡路島にも行ったけれど、ブログにアップするすることもなく・・・。

 暑い夏でした。過去形で書いてしまって良いのかどうか・・・、でも台風が一つ通り過ぎて行ってから最高気温は何度か下がったような気がします。台風10号では自宅周辺は雨はかなり降ったけれど風はほとんど吹かず、被害は少なかったのではと思います。

 さて、雨が止んでからその翌々日くらいからは晴れ間も出て普通に30℃を越える日々が続いていますが、性懲りもなく、そろそろソライロタケが出始めるタイミングかなと思って一走りしてきました。いつもの場所に車を停める、といっても奥へは進入禁止になっていて平日は進入禁止だったことに気が付いてびっくり。車をとめたところに白い幼菌が幾つか顔を出しています。傘の真ん中ほどが薄いピンクに色付いてきているので、ヒメワカフサタケかなと思うのですが、特に確認することもなくきのこが出始めているのを見て少し安心。

 散策コースを歩き始めると今回もまだちょっと早かった・・・、と気が付きます。でもそれは来なければ分からない事なのでしょうがないことです。気を取り直して進むと木の葉の影に小さなきのこ。

マゴジャクシ  何と高さ10cm弱。小さい・・・・

 

 

ベニイグチ

 

        

        アカキツネガサ

 早過ぎたと思って歩いているので、きのこを見つけても森の中に入って写す気にならず横着に撮って歩きます。ソライロタケの良く出ている小径の奥まで行って戻ってきたけれど特に目につくものも無く、車道に戻って歩いて奥に進みます。

 

イグチの仲間の老菌  スミレホコリタケの老菌かと思って一つをひっくり返してみるとイグチ。ニセアシベニイグチの仲間のような感じ。

 

 

        

 

ツクツクボウシタケ・・・・、でいいかな?何故か沢山見つかった。これも初めての経験。ハナサナギタケに似ているけれど・・・

 

キイロイグチ幼菌  薄暗い場所で集水桝の脇なので湿気は十分。

 

ミドリニガイグチ

 

ヒナノシャクジョウ  これは今まで見た中で一番、大きな株かもしれない。いつも見に行く群生地では枝?はせいぜい5-6個かな。

 

ヒメコンイロイッポンシメジのようなきのこ・・・、こんなに一面に出るようなきのこだったかな・・・。

 

 

 

 

Entoloma  sp.         難しいものには近づかないことにしよう・・・・

 

モリノカレバタケ

 

 

        

        ウラベニガサの辺りかな。ウラベニガサにしては襞が疎のような。

 森の中に入り込んでソライロタケを探してもみたけれど・・・・

! でも違いそう。傘径は5mmほど。 Entoloma  sp.

 結局、ソライロタケには出会えなかった。この場所ではベニイボカサタケとペアになって出るのだけれど、それにも一つも出会わなかったから、ソライロタケはもう少し後なのだろう。

それも、雨が降ればということなのだが。予報ではしばらく雨は降りそうもない。

 

 

 

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百合の庭 満開に     2024.07.16.

2024-07-20 07:39:56 | 

オニユリ

 オニユリの花が一輪、開いてから五日後、一斉につぼみが開き始めた。いつを満開と言って良いのか分からないけれど。まだ、つぼみの方が多いのかな。

 

 

 カサブランカも満開になり、強い芳香を辺り一面に漂わせている。赤い花粉が服に付くので近くは通行止めだ。

 

 

       

 

最初の一輪だけが萎れている・・・・

 

アメリカリョウブ   まだつぼみ。

 

ウツギの園芸種

 

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目的はソライロタケを見つけることだった・・・・     2024.07.16.

2024-07-19 21:24:59 | きのこ など

アンズタケ

 そろそろ、ソライロタケが出始める季節である。前日に大雨が降ったし、今朝も今にも雨が降り出しそうな天気。気温はまだ上がっていないから早いかな、と思いながらも家を出て来てしまった。まずはアリマウマノスズクサの果実の様子を確認してから、そこから30分ほど走って公園の入り口に到着した。入り口近くにはアンズタケが出始めている。これは帰りに収穫して帰ることにして奥を確認する。

 

ベニウスタケ

 

??  1cmくらいの小さなきのこ

 

     

ヒメコナカブリツルタケのようだ。

 ここではソライロタケの他、アカイボカサタケやコンイロイッポンシメジなど entoloma sp. がこの時期、いろいろと出るのだがまだ、見当たらない。というか、きのこはあまり出ていない。

 

       

       5mm

 

5mm

苔  撮るものがないので苔にまで目が行く。。。

 

     

ヒメコナカブリツルタケ

 周回路を上に進んで・・・・

 

オキナクサハツ

 

??  路上の杉の枯葉から一面に出ていた

 

ホウキタケの仲間 ramaria sp.

 

シロオニタケ

 

 

キニガイグチ

 

amanita sp.     老菌。ドクルツルタケのように見えるけれど、傘に白いイボが沢山付いているように見える。

 要するにちょっとまだ早かったようだ。アンズタケを収穫して帰路に着いた。来た道と違う道を走っていると道の脇、山側の斜面に見覚えのある花が咲いていて、慌てて車を停めた。生えていそうな場所じゃないんだけど・・・・

 

 

       

舗装道路の脇、陽当たりもそれほど悪くない場所、何でヤブミョウガが生えているのかな・・・・。

 その二日後、この日のことを友人にメールすると、今、この場所にソライロタケが出ているという情報があって、来ているとのこと。ちょっと早すぎたようだ。

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アリマウマノスズクサの裂開のつづき 予想外なオチ     2024.07.15(2)

2024-07-18 21:47:52 | 山、花、山野草

 

 時間を潰すために近くの山寺に行った。紫陽花はもう終盤だけれど、木に覆われた場所なので花は長持ちするのだろう。特に気になるものが有る訳じゃないのだが、ぶらぶらと歩いて散策する。

 

ヌスビトハギ

 

ムラサキニガナ   夕方だけに花は開いていない。

 

 

       

       ハンショウズルの花後   気が付かなかったけれど、結構、沢山花をつけていたんだな。

 

       

 

フクロツチガキ

 

 車に戻って時間を見たが30分も経っていない。山を降りてから公園内を散策してアリマウマノスズクサの場所に戻ったのが17:20。1時間半経ってどれだけ変わったか・・・・、と思って見上げると・・・・

 

       

あれ? あれ? 何度、見直してもない。本当にないのか?カメラに残っている画像も確認する。

 

     

 

やっぱり、ない。消えた。アリマウマノスズクサの果実は裂開後、落ちる?そんな馬鹿な。去年、茶色く枯れた実から種を採取しているじゃないか・・・・。

 帰宅して捜索願を出そう。多分、そういうことだろう。そうじゃない方が困ったことだから。

 

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アリマウマノスズクサの果実の裂開と・・・     2024.07.15(1)

2024-07-18 08:31:38 | 山、花、山野草

緑  上ばかり見て歩いているとアケビに実が付き始めていることに気が付いた・・・。分かるかな?

 今日も昼過ぎから動き出す。まずはきのこのチェックから。きのこはこの所の暑さで一段落してしまっていて、生きの良いのは一つだけ。

 

 

続いて車で20分ほど走り、それから10分ほど歩いてアリマウマノスズクサの様子を見に行く。上を見上げて・・・・

 

       

あっ!     果実の一つが裂開を始めていた。月末か8月始めくらいを予想していたのだが・・・

 裂開についてはアリマウマノスズクサの研究者に教えてもらっていて、一日だけ開いて直ぐに閉じてしまうのだとか。その後、果皮が萎びて行き、枯れて種を蒔き散らす。その貴重なタイミングに出会えたということだろう。

 

       

 

果実はまだ、10個ほど残っていてジャコウアゲハの幼虫に齧られたものは僅か、しかももう幼虫の姿は見えない。この裂開の様子を見ておけば今後に役に立つだろうと思った。とは言え、此処にずっといるわけにも行かず、奥へと歩いて行く。

 

       

勝手にC地点と名付けた場所の頭上の株はジャコウアゲハに散々に食害されて、齧りかけの果実が4つほど見えるだけ。葉が見えているのが救いだ。

 

リョウブの花

 そのまま、歩き続けてウエマツソウの自生地をチェックする。そろそろ、知人が観察に来る頃だと思うので運が良ければ会えるかもしれない。薄暗い森に入り込み、マムシの姿がないか気を配りながら、慎重に進む。

 

ヒナノシャクジョウ   

先に目についたのは白いもの。ヒナノシャクジョウだ。だんだんとウエマツソウの場所に入り込んできている。

 

 

       

 

       

 

 

     

ヒナノシャクジョウはかなり広い範囲に自生していてウエマツソウの場所以外でも探すと小さな芽がポツポツと見つかる。一月後にはびっくりするほど出ているだろう。

 

 

 

 ウエマツソウとホンゴウソウが同所的に自生するのか、が専門家の間では注目されているらしいと聞いたので、ホンゴウソウも出ているか探してみたが見つからなかった。過去の記憶ではウエマツソウの果実が落ちかけた頃に、妙に生きの良いのが一つだけ出ていて写真を撮った記憶があるのだが、それがホンゴウソウだったと思っているのだが。だとすると、ホンゴウソウが出るのはまだ後のことだろうと思う。

 さて、時間をつぶしてからまた、アリマウマノスズクサのB地点に戻った。

 

       

 

 一時間が経過していた。少し、開いただろうか?一日で閉じてしまうのであれば、もう少し変化があっても良いのではないのか・・・・、さらに時間を置いて観察することにして、さて何処に行こうか・・・・

 

つづく

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