土曜は天気予報の通り、ひどい雨だった。寝坊をしてそれから何をしたかも、あまり記憶がない。途中で友人からメールがあり、明日山に登るという。明日は晴れの予報だからどこかにとは思ったが、何となく気が乗らなかった。友人からは登る山について連絡があることになっていたが、そのまま日曜の朝を迎えた。
金曜の午後、森林植物園からヒカゲツツジが咲いているという知らせがあり、何となく気になっていたこともあり、日曜は植物園にでも行ってこようかと布団の中で考えていた・・・・。
9時過ぎに起きて、ヒカゲツツジを検索・・・・。七種山に咲いているという情報があった。そこなら、自宅から近い・・・。着替えて、支度をして車に乗ったのが10時半。途中、コンビニでビールとオニギリを調達して、40分後に登山口着。遅い出発なので道に迷っている暇は無く、管理棟の人に道を尋ねた。
ヒカゲツツジは七種槍山頂に咲くということで、池の周りを歩き、奥の登山口を目指した。晴れの予報だったが、雨が降りだし傘をさしての山登りか?昨日の雨のせいだろう、川の流れは速い。
登山口では小降りになったので傘を置いて上り始めた。
最初から傾斜の急な尾根筋を一気に登る。
100mでもう疲れた・・・。見上げると、急な上り坂は続いている。
まだ続く。
先週に覚えた木かな?
ザイフリボク
馬酔木
その後、傾斜は緩くなるが相変わらずの痩せ尾根の道が続く。そのうち、辺りが暗くなり大粒の雨が落ち始めた。風も強くなり、尾根を歩くには危険を感じる程。雨具を出そうかとも考えたが、尾根に生えていた松の木の下で雨宿りをして様子を見ることに。
雨を避けようとしているのだろうか、中型の、羽の一部が青い鳥が何匹か尾根伝いに飛んでいく。何もすることがなく、その様子を眺めていた。
雷も鳴り出した。それでも尾根筋では逃げる場所もなく、もう登り始めてから1時間半近く経っているので戻るわけにもいかず、雨がおさまるのを祈っていた。
その甲斐もあってか雨が小降りになり、青空も見えてきた・・・・先を急ぐ。
七種槍の手前に到着。
ヒカゲツツジに漸く出会えた・・・・・。ここから槍山頂はすぐそこだ。道が消えかけて分からなくなったので、適当に攀じ登ると・・・
七種槍山頂
登山口を登り始めて2時間と少々。低い山の割りにとてもきつく感じたのは何故?
例によって、ビールと昼飯。
下る。初っ端から下る尾根を間違えてしまった。きのこ採りの癖が抜けないな・・・、いい加減な判断で歩くと山では痛い目に会いそうだ。GPS持ってきて良かったな。方向を修正して見覚えのある尾根筋の道に戻り、急ぎ下った。
滑りやすい痩せ尾根、登ったり下ったりの多い道・・・・、下りでもちっとも楽になったという印象がない・・・。これから下ってゆく尾根を眺める・・・・
あとは途中の花だけ・・・・
下り初めて1時間半、登り口に帰着。
ちゃんと傘は残っていた。登って降りてくるまでに会った人は同年代から上の男性3人と若めのカップル一組だけだった。
歩いて車に戻る途中で、また雨が降り出した。
傘を、また開いて戻る。
さて、午後の4時になるところ・・・・、まだ、時間がある。朝、検索していて気になった雪彦山の登山口周辺の花を見に行こう・・・。