今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

忘れていた日 六甲高山植物園

2009-05-31 09:29:20 | Weblog




 もう、2週間も前のこと。六甲周辺を散策した際に高山植物園を訪れたのだったが、記録に残すのを忘れていた。あの日は天気が悪く、途中で雨が降り出したっけ・・・。


 入り口から下り坂を降りて行く途中にミヤマオダマキが咲いていた。この水色のオダマキがお気に入りだ。庭にも植えてあるが、今年はヨトウムシに齧られて開花しなかった・・・。









ミヤマオダマキ


その代わり、去年採取した種から沢山、苗が育っている。

 
 そして、これは・・・随分前のことで覚えていないが・・・ミヤマナルコユリ?だったかな・・・




??





ベニサラサドウダン?



 そして、ベニサラサドウダンの咲く道を進むと杉林があり、その根元をマイズルソウの大群生が覆っていた。







     




マイズルソウ



 マイズルソウを見たのはこれが初めて・・・。緑が美しい、そして小さな白い花を見るとその繊細さがいい。


 杉林を過ぎて、さらに進むと見覚えのあるものに出会った。これは、岡山森林公園で見かけた、見るからに食べられそうな若芽・・・それが、育った姿に違いない・・・。




ヤグルマソウ



 看板にはヤグルマソウとある。


 やがて道は湿原にさしかかった・・・。




ミツガシワ





クリンソウ


 ここでもクリンソウに出会った。今まで一度も見たことが無かったのに、今年はもう、二度目。可笑しな事もあるものだ。



     




クリンソウ


 ここのクリンソウはいろいろ、色のバリエーションがある。




エンコウソウ


リュウキンカかと思ったが、そうではないようだ。エンコウソウ・・・、クリンソウと一緒に咲いていた。











 湿地を抜け坂を登るとロックガーデンが広がっていた。



クロユリ









クロユリ



 妖しい花・・・。


 これは、山を登らない僕には憧れの花だ。




コマクサ












 コマクサと一緒にミヤマクワガタも咲いている。図鑑でしか見れない花が、ここでは実際に見ることができる。何となくズルをしたような気分だが、やっぱり嬉しい。



     
ハクサンチドリ



 おまけにハクサンチドリも・・・、そしてその脇にはエゾノハナシノブ。




エゾノハナシノブ


そのうち、続編を・・・。






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秘密の花園 2009.05.16. (2)

2009-05-21 07:44:31 | Weblog




 オオイワカガミを見に行ってきた。途中、何度か道を間違え、登り始めてから5時間後、薄暗い山道の脇に一株のオオイワカガミが花を付けているのを見つけた。それっきり・・・。


 その後は急な山道が続くのみ。出会ったのは、それはそれで綺麗なチゴユリのみだった。




チゴユリ



 その後、延々と続く急な坂道を何度も、何度も、休みながら辿り着いた、薄暗い斜面には・・・・・







 オオイワカガミが群生していた。








     



 秘密の花園・・・、オオイワカガミの花が、そして、若葉の緑が美しい。



















     




     



 この秘密の花園がいつまでも、ありますように・・・。


 オオイワカガミの花を堪能して、山道に戻ると、道の脇にヒトツボクロが3つ?蕾を付けていた。素朴な花を開くのは2週間後くらいか・・・。




ヒトツボクロ


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マツオウジを覗きに 2006.05.16.

2009-05-17 15:49:35 | Weblog




 先々週くらいから、ぼちぼちとマツオウジ発生のニュースが耳に入ってくる。先週はカンゾウタケを探したついでにマツオウジの出る場所もみたけれど、見つからなかった。土曜日の夕方、再度、マツオウジを探しに自宅近くのスポットを歩いた。


 車をエゴノキの咲く駐車場に停め、歩く。毎年、ここでマツオウジを探すときに、この満開のエゴノキを見ていることを思いだした。




エゴノキ



 この場所の赤松の切り株などは、かなり古いものが多くて、最近、発生は減り気味なのだけれど・・・







 あまり、形の良いものではないけれど、見つかった。出てから結構時間がたってそうなもので、先週は見落としていたのかもしれない。そして、もう一つ。




マツオウジ


 
 マツオウジは好きな人は好きだが、たまに苦いこともあったりして一般的にはあまり評判は良くない?結構、食べてアタル人もいるようだ。


 この時期、この付近で、いつも探す花がある・・・。今日も、隣の社の杜公園に場所を移して探して歩く。夕方、もう5時を過ぎているが・・・、やっといい状態のものを見つけた。




キンラン







 となると、気になるのはササユリの様子だ。咲くにはまだ、早いのだが・・・。



     
ササユリ



 蕾も大きくなってきていて、じきに咲き出しそうだ。

 
 久し振りにこの公園に来たが、小さな野草園が作ってあった。大半は花の時期が終わったのか、雑草に覆われて、???なのだが、初めて見るイブキジャコウソウが綺麗に咲いていた。









イブキジャコウソウ
 
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播州 清水寺のクリンソウ 2009.05.06.(2)

2009-05-15 07:48:17 | Weblog

クリンソウ



 光明寺から山を下り、清水寺に向かう。途中、コンビニで弁当を買い、川の土手で食べる。この川は今月末にはゲンジボタルが翔ぶだろう。もう、あと2週間程・・・。


 流れのなかではミゾコウジュが咲いている。




ミゾコウジュ



 そして、その間にはクレソンがのびのびと葉を茂らせていた。このトンボは?




クレソン



 車に戻る途中、小さな濃いピンクの花に出会った。アメリカフウロに良く似ているが、葉は細く、花の色は遥かに濃い。キンポウゲ科であることは間違いない。調べたところ、オトメフウロというようだ。アメリカフウロと同じ帰化植物だ。



     
オトメフウロ



 2003年発行の帰化植物図鑑には神奈川県と兵庫県に分布すると書いてあるそうだ。それから、6年経過してどれだけ分布を広げているのだろう?それでも、神奈川県で最初に報告されたのは1950年だそうだから、それほど広がっていないのかもしれない・・・。


 車に戻り、清水寺への道を登る。登る途中にさっそくクリンソウが植えられていた。








     
クリンソウ




 山の上の駐車場に車を停め、寺の中に入ってゆくが、雲行きが悪くなってきた。のんびりと歩く雰囲気でもないので、売店の人にクリンソウの自生地の場所を聞いた。


 言われた通り、シャクナゲの咲く道を進み、本堂の裏を抜け、僅かに道を下ったところ・・・そこから谷を見下ろすと・・・







 クリンソウは谷底で満開になっていた。


 谷の反対側に廻り、下まで歩いていった。









クリンソウ


 訪れる人もなくひっそりと咲いている。ここまで入ってくる人は少ないのだろう。


 谷にはホウチャクソウも花を付けていた。



ホウチャクソウ



 本堂に戻り、その脇に植えてあるヒマラヤスギを見上げると・・・






 何やら黄色い花を付けている・・・。そんな筈はないと、よくよく見ると・・・






 木にランが寄生している。カヤランというのだそうだ。




カヤラン


 珍しいものをみた。


 急いで車に戻ることにしたが、駐車場に戻ったときに丁度雨が降りだした。これで、連休が漸く終わった・・・。


花三昧の連休だった。
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光明寺のカンゾウタケ

2009-05-14 07:28:34 | Weblog
 1週間前のハルシメジ採集の日に寄ったシイの林で小さなカンゾウタケを見かけた。まだ、シーズンには早いようだったので、1週間後にまたカンゾウタケを探してみようと思っていた。


 一週間後のこの日、自宅近くの山の上にある光明寺のシイ、アラカシの林を見にいった。


 山の中腹にある駐車場まで車で行き、そこから急な山道を登る。道は舗装されていて、両側にはシイ林、そして幾つかの寺院が並んでいる。道の脇の石垣の間から妙な植物が生えていた。




カラスビシャク?



 ここには本堂の他にいくつかの寺院がある。途中、木の根元の洞を覗き込みながら登るがカンゾウタケは見つからない。本堂の周りでいつも出ているところをチェックしても何も見つからなかった。今年は遅いのか・・・。


 木々の根元の草や枝が綺麗に刈られている。そして、近くではチェーンソーの音が・・・。住職が伸びすぎたシイの枝を払っていた。


 それならと、木の根元に赤いきのこは出ていなかったか?と聞いてしまう・・・。見ていないとのことだったが、光明寺には寺院が5つあること、本道の管理は5寺院の住職が、交代で務めていることなど、教えてもらった。


 別れて、さらに探すと、本堂から脇に入った薄暗い斜面の大きなシイの根元にオレンジがかったカンゾウタケが出ているの見つけた。






 さらに、もう一つ。鮮やかな朱色。







 近くにはギンリョウソウも咲いていた。







 そのまま、山道を歩く。途中、コナラの枯木から時期外れのシイタケが出ているのを見つけた。先ほどの住職の話では、例年、3月頃に天然物のシイタケがこの山で結構採れるのだとか・・・。




シイタケ



 道を一周して、元の参道にもどる。寺院の庭を覗くと丁度、住職が枝払いを終えて戻ってきたところに出会った。また、ひとしきり話をしていると奥さんはキノコや山野草がお好きなのだそうだ。


 奥さんからも山野草の話など伺い、貴重な植物を分けて頂いたりしてしまった。庭には沢山の山野草が植えられていてた。




ミチコレンゲの蕾



 その中に小さい株だったが、クリンソウがあり、丁度花を咲かせていた。驚いて話を伺うと近くの清水寺から分けていただいたとのこと。それでは、清水寺では今、クリンソウは咲いているのかとお聞きすると、満開のはずだという。


 すぐに山を降り、清水寺に向かうことにした・・・。

つづく。
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今年初めてのイグチ 2009.05.05.

2009-05-13 07:26:11 | Weblog

チゴユリ



 久し振りに実家から自宅に戻り、一番最初に考えたこと・・・、ラーメンが食べたい・・・。


 となれば、例のお気に入りのラーメン屋だ。昼前に着くように家を出た。久し振りの味噌チャーシューを食べ、お決まりのS公園を散策する。過去に、連休後に何度か訪れて、既に古くなったキンチャヤマイグチに遭遇している。今年も暖かく、きのこの出は早目だろうから、もう既に出ているかもしれないと思っていた。


 公園の入り口付近に車を停め、歩いて行く。


     
左:ツクバネウツギ
右:コバノガマズミ




??




 例の場所・・・、ヤマナラシの周りをじっくりと見て廻る。松の枯木から落ちたヒトクチタケ?と思ったものは、なんとキンチャヤマイグチの幼菌だった。








キンチャヤマイグチ    Leccinum versipelle (Fr. & Hök) Snell


 合計3個を収穫した。今年初めてのイグチだ。

 
 その場所を離れ、公園の中に進んでゆく・・・。


     
左:苦手・・・
右:キランソウ



 バーベキューサイトの周囲の道にこの季節にいつも出会うヤツ。








     
ウラスジチャワンタケ    Helvella acetabulum (L.) Quél.



 そして、好きな花。







     
ギンラン



 おまけの



     
左:ジシバリ
右:タニウツギ


 収穫したキンチャヤマイグチはパスタの具となった。いい味だ・・・。


 帰宅後、庭で遊ぶ・・・



     




     




     




     





     





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岡山森林公園のモミジ滝 2009.05.04.(2)

2009-05-12 07:17:06 | Weblog

モミジ滝



 細い流れが岩肌を伝わって静かに流れ落ちていた。これが、モミジ滝だ。穏やかな滝・・・。

 
 今日は駐車場は車でそれこそ、満杯だったが、一足、山の中に入り込むと、かなり傾斜が急なせいもあり、ほとんど誰とも出会わなかった。


 滝の周囲には見慣れぬ植物があった。



     
左:??
右:ニシキゴロモ?




     
左:??食べられそう・・・
右:コチャルメラソウに混じって蕾を付けていた・・・




 しばらく歩くと、2週間前はようやく、2,3の花を見つけられただけだった、サンインシロカネソウが群生していた。














サンインシロカネソウ



 川沿いの斜面には、今日、何度も見てきた・・・







     


ミヤマカタバミの見分け方の一つ、根元の葉柄痕が密集すること・・・、それによれば、やはり、これはミヤマカタバミの花なんだろう・・・。


 森を抜け、明るい林に出た。



     
左:ボタンネコノメソウ
右;ヤマネコノメソウ



 園地を歩き、管理事務所まで戻った。そこから、車を停めてある場所へ向かう道で見かけたツクシが、妙に新鮮に目に映った。




ツクシ



 さて、帰宅しよう。今日こそは休日割り。
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帰宅途中に岡山森林公園に 2009.05.04.

2009-05-11 07:24:54 | Weblog

キンキエンゴサクとバイケイソウ



 いつものように、実家からの帰宅途中に岡山森林公園に寄った。今回は2週間前に一度、訪れているので、そんな大きな変化はないだろうとは思っていた。


 連休中とあって、いくつもある駐車場はほぼ満杯。仕方なく入り口を過ぎ、人形峠に向かう道を登り、空いている場所に路上駐車する。都会なら、あっという間に駐車違反だ・・・。車を停めたところから300メートル程戻り、管理棟を目指す。途中、さっそく幾つかの花と出会う。



     
コミヤマカタバミ?


 二週間前はミヤマカタバミの半数ほどはピンク色をしていたけれど、今回見るものは全て、白一色。葉の形をみると、角が角ばっていない?・・・



     
左:ショウジョウバカマ
右:キクザキイテゲ


どちらもこの公園のこの時期の常連達。


 今日は、何か新しいものを探そうと、管理棟に張り出されている写真を眺めていた。ほとんどの花はここでもう出会っている・・・、が、サンカヨウだけはまだ、出会っていなかった。


 丁度そこに夫婦連れがやって来て、サンカヨウの写真を見て、あそこに咲いていたね・・・などと話している。最近、すぐによその人に話しかけてしまう・・・。咲いていた場所を聞き出し、早速その場所に向かう。


 その場所は今まで行ったことがない峰の方角だった。向かう途中・・・









キンキエンゴサク


大量のキンキエンゴサクに出会う。そして、登りに差し掛かってから良く目に付くのは・・・



     
左:ツクバネソウ
右:ミヤマカタバミ



 2週間前に出会って感激したイワウチワは葉っぱだけ・・・



     
左:イワウチワ
右:スミレ・・・



ユキザサも大きく育っているのだが、開花まではもう一歩だな。




ユキザサ



 オオカメノキが花を付けている。




オオカメノキ



 最初に聞いていた場所まで急な坂道を登ってきたが・・・サンカヨウは咲いていなかった。その夫婦は近くにあるモミジ滝がきれいでお勧めだと言っていたな・・・、そう思い、行く先をその滝の方に変更した。少し登り、やがて急な下りになった。


 下った先に細流が流れていて、周囲は湿地のようになっていた。




シダ(ジュウモンジシダ??)



 そして、沢山のエンレイソウが咲いている。




エンレイソウ



 そして、その近く、細流の岸にサンカヨウは咲いていた・・・。









サンカヨウ




     



 ようやく、出会えた。そのまま、先を進み、モミジ滝を目指した。


つづく。
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井倉洞のホタルカズラ 2009.05.02.

2009-05-10 08:15:21 | Weblog

高梁川



 西山高原で山野草を満喫した翌朝、昨夜に少々飲みすぎたこともあり、のんびりと起きた。朝食を済ませてから庭をブラブラとするが、どうにも退屈だ。さて、何処かへ行こうかと考えて、何年か前に井倉洞という鍾乳洞に行ったときに見たホタルカズラのことを思い出した。


 石灰岩質の山に行けば、また、違う花にも出会えるかもしれない・・・。早速、一人車に乗り、出発した。相変わらずの行き当たりばったりだ。


 出発の時間が遅いので、高速で倉敷辺りまで行ってしまおうと思ったが、実家から高速に入る途中で、渋滞しているのが見えた。地道を通ることに急遽変更し、井原経由で高梁に行き、高梁川を遡る。井倉洞についたのは12時を過ぎていた。


 早速、山道を車で登り、草間台に向かう。その登り口にお地蔵さんが立っていて、その背後の斜面に青い花が咲いているのが車窓から見えた・・・。









ホタルカズラ




     




     


久し振りにみるホタルカズラだったが、さすがに鮮やかな青だ。


 あっさりと最初の目的を達してしまったが、草間台に上り、蕎麦屋で腹ごしらえをした。その店の裏山が山野草園になっているとのことで、食後に散策するが、花の季節は終わっていた。






写りが悪くて分りにくいが、バイカイカリソウ、イカリソウの葉、夥しい数のユキワリソウの葉が分るだろうか・・・・。


 蕎麦屋のおかみさんに話を聞くと、ユキワリソウの季節になったら連絡を入れてくれるというではないか。是非、とお願いして店を出た。


 そこから歩いて5分程のところにはカルスト山荘があり宿泊もできるようだ。その周囲には・・・



     
シロバナタンポポ



 そして、ホタルカズラが石灰岩の傍らに咲いていた。









ホタルカズラ



 カルスト山荘の下の斜面一帯も広大な山野草自生地となっていた。案内の立て札に沿って降りてゆく。












 散策路の両側には花はとうに終わってしまっているが、数多くのユキワリソウが見える。


     
左:ユキワリソウ
右:セリバオウレン
いずれも、とっくに花は終わっている・・・




 道の周囲だけではなくて林の奥の方を覗き込んでも、沢山見える。これは開花の季節はきっと素晴らしいに違いない・・・。


 展望台から下をみると、遥か下に川が流れているのが見えた。






 道沿いにはポツポツとホタルカズラが咲いているが、ユキワリソウも一緒に写ってしまう・・・、分る?



     
ホタルカズラとユキワリソウ



 そして散策路は杉林の中へ・・・続いていた。その下草には、




ミヤマヨメナ




     
チゴユリ





シャガ



 ここでも、花を満喫したので草間台を下り、帰宅することにした。


 帰りに渡った橋の上から井倉洞を撮影する。あの石灰岩の崖の中に鍾乳洞が続いている・・・。







 帰りもまた、高梁川沿いに下り、岡山道経由で帰宅した。




また、高梁川

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2009年 西山高原、再び 2009.05.01.(3)

2009-05-09 21:24:06 | Weblog

フジ



 福山の実家を出てから西山高原まで来る道中で気になっていたのだけれど、見かけるフジの花がどうにも青味がかっていて、自宅周辺と違うような気がしていた。蕾だから、とも思ったがやはり青いように思う。土壌のpHがアルカリ性なのか?


 (追記)不思議に思い調べてみると、西日本には色の濃いヤマフジが分布しているとのこと。ツルの巻き方が普通のフジと逆なのだそうだ。どっちに巻いていたのか記憶にない・・・が、花の房が短いのはヤマフジだとか。写真の房は短いかな・・・?


 一気に坂を下り、また、川沿いの道を戻った。途中、去年も渡ったつり橋を歩いて渡り、景色を眺める・・・。



     


 成羽川は高梁川の上流部なので、当然、ブラックバスが生息している。橋の上から眺めていると、バスボートが近づいてきて入り江に入りルアーを投げ始めた。5年ほど前まではよく、バスフィッシングをしたものだ。何とも懐かしい気持ちになった。


 さて、そのまま国道に出て、帰ろうと思ったが、喫茶店でお茶でも飲みたくなった。目当ての店に行ったがなんと休みだ。仕方なくそのまま帰ろうとは思ったが、国道沿いに下帝釈峡のレストランの看板が出ていた。国道を今度は逆方向に曲がり、川を渡ると突き当りがT字路になっている。勘で左に曲がり、進んだ。


 川沿いの道はどんどん細くなり、嫌な予感。それでも道の脇にはいろいろな花が咲いている。








     
ジュウニヒトエ



 また、ラショウモンカズラに出会う。この辺りではラショウモンカズラは珍しい花ではないようだ・・・。




ラショウモンカズラとミヤマハコベ








 今日、初めてみるニリンソウ・・・、季節的にはもう、盛りは過ぎているだろう・・・。




ニリンソウ



 そして、イチリンソウも咲いていた。これも最盛期はとっくに過ぎているだろう。もう少し早く来れば、また違った風景が観られる・・・・。




イチリンソウ




     
左:イチリンソウ
右:コンロンソウ




     
左:ムラサキケマン(妙に青い・・・)
右:ミヤマキケマン?




 もう、道を間違えたのは決定的だった。それでも、イチリンソウやニリンソウの群生地に行き当たり、ご機嫌。道はいつ行き止まりになってもおかしくない状況だが、それでも何とか続いていた。


 その時、黄色い大き目の花が目に写った・・・。今日は、一重のヤマブキの花は山に沢山咲いていたし、そして花弁4枚のクサノオウも沢山見てきた。そのどれでもない花・・・・、ある筈ないと思いながらも無意識に探していた花だった。






ラショウモンカズラが点在する森の中に、大きな4枚の花弁を持つ花、ヤマブキソウだ・・・













     









     
ヤマブキソウ








 中部地方以北ではヤマブキソウは珍しい花ではないようだが、中国地方では分布は点在する程度となるらしい。今日はどうも運がついているようだ・・・。


 参考にヤマブキの花とクサノオウを並べてみよう。



     
左:クサノオウ
右:ヤマブキ


似ているといえば似ている・・・、でも、ヤマブキソウが一番印象的だな。

 
 その後、やはり道は行き止まりになった。中国・・・遊歩道とかいう看板があり、細い道が山を登っていたが、ニリンソウやイチリンソウが群生する細道を車で進む気にはなれなかった。今度、もう少し早い時期にこの道を歩いて見たい・・・、そう思った。


 来た道をしばらくバックで戻り、向きを変えて、大満足で帰路に着いた。

終わり。
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2009年 西山高原、再び 2009.05.01.(2)

2009-05-08 07:47:32 | Weblog




 ラショウモンカズラとの意外に早い出会いに感激しながら、道を下り車に戻った。相変わらず成羽川をせき止めて造られた湖の水面は穏やかで静まり返っていた。


 しばらく湖に沿って車を進め、西山高原に上る坂道に差し掛かる。去年、ラショウモンカズラの群生に出会った場所は、崖の崩落があったせいか開花数は少なく、あまりに目に付きやすい場所だったので、誰かに採られたのかもしれなかった。その近くにはヤマルリソウが、こちらは去年よりも数を増やして咲いていた。








     
ヤマルリソウ


 そして、ここでもミヤマハコベが沢山咲いていた。








     




     
右:ミヤマハコベ
左:ヒメウズ


よく見るとヒメウズも小さな花をつけている。暖かくなったせいなのか、生育環境のせいなのか、葉はきれいな緑色。


 
     
左:ミツバツチグリ? 小さな花・・・
右:ジュウニヒトエにしては・・・小さい?



 花は盛りを過ぎているがジュウニヒトエが日陰の斜面に咲いていた。







     
ジュウニヒトエ



 そして、上り坂の日陰になる山側の斜面には・・・












     
ラショウモンカズラ



 さらに、バイカイカリソウ。これは、斜面に一面に咲いていた。花が小さく、目立たないけれど・・・








     





バイカイカリソウ


 そして、坂を登りきったところに西山高原のキャンプ場があった。GWだというのにキャンプ場には人影はなく、テントも一張りあっただけだった。













去年と同じ場所にフデリンドウが咲いていた。









フデリンドウ


さらに、つづく・・・








 
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2009年 西山高原、再び 2009.05.01.(1)

2009-05-07 07:14:09 | Weblog




 去年のゴールデンウィークに実家から西山高原にドライブし、その時にラショウモンカズラをはじめ、沢山の花に出会った。子供のときから植物にも興味を持ってはいたけれど、あの時から、再び山野草を強く意識するようになったように思う。


 今年のゴールデンウィーク、5月1日から休みに入ったが、高速道路の休日割りを使おうと、前日夜から実家に向かった。到着は12時過ぎになったが、翌朝、早速、思い出の西山高原に山野草を求めて出発した・・・。


 国道を北上して、途中、右折して帝釈川を渡り、西山高原に向かう。川沿いの小道は新緑に覆われていて美しい。連休とは言ってもこの場所は人影も殆んどない。


 去年と同様、川沿いの道は花に覆われていた。








クサノオウ


いろいろな薬効があり、草の王様なんだそうだ・・・。ケシ科で花弁が4枚、特徴的だ。







    
クサノオウ




 しばらく川沿いの道を進むと大きく右にカーブするところがあり、その左にシャガが沢山咲いているところに出た。









シャガ


シャガの花はよくよく観ると複雑な形をしている。そして、黄色と青の色の取り合わせがなんとも、綺麗だ。








 そこから、左に山へ登る小道があった。直ぐ先にウマノアシガタが沢山咲いているのが見えていた。誘われるようにその小道を登っていった。




ウマノアシガタ(キンポウゲ)



 そしてその先には沢山のオドリコソウ。








    
オドリコソウ


ピンク色の濃いタイプのオドリコソウだ。


 そして、次はツルニチニチソウ。こいつも自宅庭にも咲いていて、殖え放題で困っているのだが、こういうところで伸び伸びと咲いているのを見ると、綺麗なものだな。




ツルニチニチソウ



 少し、水が滲みだしている辺りには春から良く出会っていたカテンソウが、それこそグランドカバーのように生えている。



    
左:カテンソウ
右:ムラサキケマン



 そして、去年も沢山咲いていたミヤマハコベ。花の径が1cmほどもある。








    
ミヤマハコベ




 その先には、何とラショウモンカズラが咲いていた。去年はまだ随分と走らなければ出会えなかったのだが、こんなところにも咲いていたんだ。寄り道はするもんだな・・・。








 





ラショウモンカズラ



 この季節、フジの花が木々を、そして山を覆う様に咲いていた。





フジ


つづく・・・。
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ハルシメジの後、神戸森林植物園へ 2009.04.29.(2)

2009-05-02 08:33:26 | Weblog

ラショウモンカズラ



 ハルシメジ、カンゾウタケを求めて山を歩いた後、会は解散となり、僕は四季トリコロールカード、森林植物園、相楽園、須磨離宮公園の入園が一年間可能となる・・・、を持っているので、ついでに森林植物園を散策することにした。


 ハルシメジ探し、そしてその後のカンゾウタケ探しで急な斜面を登り降りして、かなり足が疲れていたが、春の季節の進み具合は予想外に早く、のんびりしてはいられない、そんな気がしていたのだ。


 森林植物園の管理事務所付近の庭園ではラショウモンカズラが咲いていた。去年、広島と岡山の県境にある西山高原で初めて見た花で、一度見ただけでその美しさに魅了されてしまった・・・。


 ラショウモンカズラは国内原産のシソ科としては最大級の花らしい。名の起こりは、花を横から見た姿が、その昔、渡辺綱(頼光)の切り落とした、羅生門に住みついた鬼女の腕を連想させるから、らしい。どんな腕だ? 分からない・・・。








    




 その近くにはオドリコソウのようで、花が黄色の、ツルオドリコソウが。









ツルオドリコソウ



 久々に見るハナイカダ。



ハナイカダ


 珍しいものが咲いていた・・・、これは図鑑でしか見たことがない、花の真ん中に白いお餅みたいなものがある。




ユキモチソウ


 そして、次のテンナンショウの仲間は先週にも見たウラシマソウ。




ウラシマソウ


 続いて、エビネ。








 実は、今日この植物園を訪れたもう一つの理由は、かつて六甲の幻のアジサイと言われたシチダンカの苗を買い、庭に植えたいと思っていたからだった。念願のシチダンカの小さな苗を買うことができ、満足だったが、どうにも隣に置いてあった花の苗が欲しくなってしまった。









乙女風鈴オダマキ





黄花二重ホタルブクロ


 二つとも買い込んで、帰宅後、早速に庭に植え込んだ。来年まであるかな???自信は・・・ない・・・。
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今度こそ、ハルシメジ 2009.04.29.

2009-05-01 09:53:35 | Weblog



 先週のMK山のハルシメジは季節的にもちょっと遅く、そして強敵の草刈マシンとの競争に負けたこともあり、既に時遅しの感あり・・・。


 今日は所属する会の例会で、もう少し標高の高い梅林でのハルシメジ狩りとなった。集合時間より早めに現地に着いたが、採集を始めるわけにはいかないので、ハルシメジの様子を見ながら写真をのんびりと撮ることにした。


 さて・・・と、コンデジを取り出してスイッチを入れたが、ウンともスンとも言わない。バッテリー切れかと思って、予備のバッテリーと交換してみるが、それでも反応なし・・・。何てこと?!


 しょうがないので車に置いてきたデジ一取りに戻ろうとしていると、誰かかが僕を呼んだ。前に女性が立っている・・・。誰か思い出せないで戸惑っていると、去年のきのこ合宿でご一緒した、他の会のメンバーだ。他にも3人いて、僕を見てニコニコしている。それぞれにそこそこの収穫のようだが、僕の会がこれから来るということで、早々に退散してくれた。


 カメラを車に取りに戻り、再度、山を見て廻る。なかなか見つからず、かなり採られたかと思ったが、見つかりだすと結構みつかる。













    


 もう、大きくなってヒダがピンク色に色付いて、レンガ色の胞子を隣の傘にばら撒いているもの、まるでハタケシメジの幼菌のような塊になったものなど・・・。これから発生していくるものもありそうだ。


    







 刈り取った草をどけると大きなハルシメジが沢山現れた。





 崖の斜面からも大きなのが出ている・・・。





 会のメンバーが到着し、ようやく採集を始めた。梅林は結構広く、かなりの収穫があった。



 その後、季節的にはちょっと早いかとは思ったが、少し山を登り、下ったところにあるアラカシ?の古木が沢山生えている森にカンゾウタケを探しに行った。

 
 途中の苔むした枯れ木にフクロシトネタケが沢山出ていた。













フクロシトネタケ



 肝心のカンゾウタケはいうと、少々・・・。小さくて、色ももう一つ。出始めてから一度止まったという印象。本格的にはこれから、もう少し雨が降って、暖かくなってからだろう。




カンゾウタケ


 その後、解散し、僕は神戸森林公園に寄り帰宅。その様子はまた、後ほど・・・。


 前日、友人から届いたマツオウジの便り、僕のシロにも出ているかと帰りに立ち寄ったが、何もなく、見つかったのはこれだけ・・・。



ミイノモミウラモドキ


相変わらず、いつでも出ている奴だ。
コメント (6)
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