今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

今日はトリガタハンショウズルを探しに行こう!      2019.05.03.

2019-07-31 21:51:46 | 山、花、山野草






 今年のGWは10連休とは言ったものの何処にも行かず、自宅に居る。昨日まで長男家族が来ていて久し振りに孫の顔を見たような。
考えてみたら、僕は祖父に会った記憶がない。父方の祖父は僕が生まれた時には無くなっていたし、母方の祖父はどうなんだろう、記憶がない。
長男は夕張から千葉に転勤になったので、これからは会う機会は増えるのかもしれない。

 さて、家の中も静かになったので今日は何をしよう。もう、季節を過ぎてしまっているかもしれないけれど、近所の低山を歩いてトリガタハンショウズルを
探しに行くことにした。




        
        カザグルマ





        





 家を出て20分ほど走り、過去にトリガタハンショウズルを見た辺りを歩いた。山道の脇の木にからんだ蔓の葉に集中して。







カンアオイ
自宅近くではあまり見掛けない






多分、トリガタハンショウズル
でも花は咲いていないし、花の跡もない。





        





 トリガタハンショウズルは株が育ってきても、細い蔓が何かの拍子に折れてしまうと、翌年は花をつけなかったりするからな・・・






コバノガマズミ







山帰来














    






 車に戻り、場所を変えた。ここは良く秋にきのこを採りに来る場所。この時期には見るのを楽しみにしている花がある。













    



フデリンドウ




 そして・・・・、咲いていた。






トリガタハンショウズル
一輪だけ。もう、消えてしまったと思っていた株は生きていたようだ。でも、かつては沢山、花を付けていたのに・・・・




 ふと思い出して、最初に見つけた株はまだ生きているのか探してみた。その株は林の中に入り込んだところにあったのだが。
やっぱりないな、と思ったけれど・・・・






        







        






 驚いた。頭上、4mくらいのところにトリガタハンショウズルが沢山、花をつけているではないか。















90㎜しか持ってきていなかった。これで精一杯。







こんな大株でも、地面から出ている蔓はこれ一本だ。



 歩き疲れたので、そろそろ帰ることにした。






アオダモ?





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キタマゴタケだけ? 山を下った公園を独り歩く      2019.07.14.(4)

2019-07-28 22:14:07 | きのこ など

ヤマドリタケモドキ



 
 山を下り公園に向かう途中の、やはり道の脇にヤマドリタケモドキが出ていた。山の中は兎も角、きのこは道の脇に良く出ているのは何故なんだろう。





              

折角の幼菌だが、柄を触るとスカスカなのが分かる。この蒸し暑さではあっという間に虫に食われてしまうようだ。





    
左:ワタカラカサタケ? ボロボロ。
右:アイタケ





 公園について駐車場から、また登って行く途中・・・






ベニイグチ




 それから倒木から出ていた赤い硬質菌。いやに赤いなと思って写す。











    
ヒイロタケ
梅雨時はヒイロタケも色が濃い。シュタケと思ったけれど、孔口が小さくてヒイロタケだった。
 




    
ミドリニガイグチ







抜き取って確認もしなかった。何だっただろう、ツルタケ?






キイロイグチ




 公園の中を歩く。雨上がりのせいなのか?人影がまったくない。







ここは「桜の園」。お花見の時は道の両側に御座が敷かれて人が沢山集まるのだけれど・・・・












        
        ノカンゾウ
公園の広場のトイレの脇に植えてあった。




 きのこの姿は少なくて、独り寂しく公園を歩いて行く。






コテングタケモドキ







ミヤマベニイグチ




 とても蒸し暑くて汗でシャツはびしょ濡れ。遠雷が鳴っているのだが、まだ雨が降っては来ないだろう。最近は、雨雲情報が確認できるので安心ではあるけれど、
急いで車に戻った方が良さそうだ。



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キタマゴタケだけ? 自宅を見降ろす山で      2019.07.14.(3)

2019-07-28 12:04:16 | きのこ など

アカヤマドリ





 向かったのは自宅からも見える山、というか岡に近いだろうか。山頂付近には寺院が5つ程あって、スダジイなどの常緑広葉樹が
多い。その山を途中の道の脇にこの時期、イグチ類が出ていることが多い。風通しが良くて陽当りが良いので発生は早いのかも。
そう思って走っていると早速、大きなアカヤマドリが出ていた。

 ヤマドリタケモドキも幾つか出ていたが、どれも腐りかけている。






ヤマドリタケモドキ




 この高温・多湿の状態ではきのこは数日後には場腐れてしまうだろう。






ミドリニガイグチ






アイタケ
環境はこんな感じ。道の脇に車を停めて、カメラを持って撮るだけ。



 これじゃ、運動にはならない。






アカヤマドリ
何も、こんなに沢山出なくても・・・・




 山の中腹の駐車場について展望する。







画面中央に実は自宅が写っている。僕にははっきりと家と庭に立っている欅の木まで見えるんだけど、分からないよね・・・。



 帰り道に近くの大きな公園を歩いてみることにした。ヤマドリタケモドキの幼菌の写真を撮りたいと思ったので。 




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キタマゴタケだけ? 次の場所も空振り      2019.07.14.(2)

2019-07-27 18:34:48 | きのこ など

ミドリニガイグチ




 次に向かったのはヤマドリタケモドキが早く出る場所なのだが、最近、道の脇の下草を刈り取って、のり面も削ったようで、
ヤマドリタケモドキの姿はなかった。見つけたのは・・・・





テングタケ
雨にかなり叩かれている。




    
左:スジオチバタケ
右:?? チチタケの仲間?キツネタケの仲間? 柄に毛が生えているようだ。。





ウスキテングタケ




 諦めて車に戻る途中で。





野生化したブラックベリー?
ひどい棘をもっているのは知っているので、避けて歩く。




 次の場所はいつもの川沿いの道。車を停めた周囲にきのこが幾つか出ていた。












    
幼菌







傘の径が10㎝ほどある。アマタケの大きくしたような感じ。ヒダは密で白い。エセオリミキのように柄が太くない。
要するに分からない。毎年、この場所に出ているんだけど。





タマゴテングタケモドキ
ということに。ヒダがピンク色が飼っていないような気もする。ツルタケダマシかもしれないけれど、どっちにしてもアブナイ奴だ。




 道の脇のブッシュの中に大きめのきのこを見つけた。雨の雫で濡れそうなのでそのままスルーしようかなと思ったけれど・・・・
あ、やっぱり。













サマツモドキ
松の倒木から出ていたようだ。





 結局、目的のタマゴタケはまだ出ていなかった。さて、今日はもう、きのこ探しは止めようかなと思ったけれど、
少し離れたところをもうちょっと歩いてみることにした。


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キタマゴタケだけ? あらためて探しにでる      2019.07.14.(1)

2019-07-25 07:17:04 | きのこ など






 翌日は昨日、廻れなかった場所の様子を見る積りで自宅を出た。それでも、昨日見たキタマゴタケのタマゴの様子が気になり、
まずは昨日の場所へ。











    



相変わらずのキタマゴタケ    






タマゴテングタケモドキ







カワリハツ






          






 ようやく見つけたイグチは・・・・






        
        キアシヤマドリ






        
        トガリツキミタケ?




 長居は無用。次の場所へ。




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田植え前の田んぼは花盛り 白花の      2019.04.30.

2019-07-24 22:25:52 | 山、花、山野草
昨日に続いて、5月の連休のはなし・・・・。











 この日は5月の10連休の二日目だったのだが、朝から何をしていたのかは忘れてしまった。でも、何もしていなかったんじゃないかな。午後から慌てて、
出掛けたところをみると。。。

 自宅から勤め先まではほんの1.5kmほどだが、その間には酒米の田んぼがある。連休頃はその田んぼにレンゲの花が満開になる。その中から白花のレンゲを
探すのが、毎年の行事なのだ。

 午後3時を過ぎてから、このまま一日を終えては駄目だと思って家をでたような記憶。そして、白花のレンゲを探すのであれば、まずは実績のある場所で
探すというのがこれまでの経験から得た教訓なのだ。その通りに動いて・・・・






白花のレンゲ草




    





 でも、その田んぼの周りを一周してみたけれど、他には見つからない。いつもなら、もう少し咲いているんだけど。仕方なく、広大な田園地帯をウロついた。














それにしても、この黄色い花は何なんだろう。菜の花と言いたいところだけれど明らかに違う。毎年、田んぼで咲いていたかと言われるとそんな気もしないのだ。

















 近寄ってみよう。












    

茎に条線が入り、葉の形も菜の花とは全然違う。調べればすぐ分かるだろうけど、まあ、良いか。




 白花のレンゲ草は他のたんぼでもようやく、見つけることができた。

























 そして、ちょっと大きな白花の群落。










 ちょっと、アップで。






レンゲ草




 もう、午後の5時になる。これで帰宅後のビールも格段に旨くなるってものだ。










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岡山森林公園  ねまがりたけ前哨戦大敗      2019.04.27.

2019-07-23 22:21:45 | 山、花、山野草
 ブログをさぼっていた時期の写真をちょこちょこ入れていくことにします。






バイカオウレンと雪





 5月の連休の初日、といっても4月27日、友人とネマガリタケを採りに出掛けた。二人とも時期は連休の頃だったといういい加減な記憶だけ。
それが命取りになったのかな。高速を降りて少し走って、山の方をみると黒い雲が山に掛かっていた。そして、公園の入り口に着くと・・・・
雪が少し積もっていた。4月末に雪降る???

 公園に入り花を見ながら進む。





水芭蕉























リュウキンカ







ショウジョウバカマ





 驚くほど、今年は季節の進み方が遅いようだ。






キンシベボタンネコノメ







ヤマエンゴサク















スミレサイシン














サンインシロカネソウ
まだつぼみ。






アケボノシュスラン





 ここから、山を登り峠の尾根筋辺りでネマガリタケを探す積りだったけど・・・・














エノキタケ




 ほとんど見つからず・・・・、明らかにまだ早い。。。







県境の尾根では霰が降り出して、やがて土砂降りに。







避難小屋に逃げ込む。




 しばらくして小降りになったところで、一気に下山した。気温が下がってやばいな、とは思ったけれど、そこはやはり4月末。
急いで降りたら汗が出た。










 帰りに蕎麦屋で。





        




 山を降りると雨は降っていなくて、春!というかんじ。





        





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帰路の思わぬ発見  クサレダマからカキランへ      2019.07.07.(3)

2019-07-22 22:29:46 | 山、花、山野草






 15時過ぎには石灰岩地を出て、帰路に着いた。国道を南へと下る途中、道の脇に見慣れない黄色い花が群生していたような気がした。
友達に、何か気になる花が沢山咲いていたから車を停めて欲しいと言う。

 気になるものがあった時には迷わず、車を停めて確かめることになっている。そのタイミングを逃すと次に出会える可能性は格段に下がってしまうもの。
友達は車をUターンして、問題の場所まで戻ってくれた。






クサレダマ




 
 クサレダマに出会ったのは、長野県の池の平温泉のいもり池周辺の湿地帯、そして六甲高山植物園くらいかな。見慣れない花と思ったのは、
こんな舗装道路の脇の側溝に咲くような花じゃないから? 思考がそこまで辿り着かなかったからなのだろう。






        







ナワシロイチゴ





 なぜ、こんなところにクサレダマが咲いているのだろうと思って、周囲を見渡すと舗装道路から細い道が緩やかに登っていて、
その脇に水が流れているようだった。その道を登って行った先が平らになっていて・・・・






オカトラノオ







クサレダマ








クサレダマの若い株が沢山、生えていた。




 そして、さらに少し登ったところに小さな湿地があって・・・・、ノハナショウブの間から見えているのは・・・・






カキラン













 どうやら、舗装道路の脇に咲いていたクサレダマは、奥の湿地周辺に生えていた株から種で殖えたものだったらしい。
帰り道の思わぬ発見だった。





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続 キタマゴタケばっかり!      2019.07.13.(2)

2019-07-22 07:03:13 | きのこ など






 1㎞ほど続く車道を歩いて、きのこを見つけると観察することの繰り返し。













キタマゴタケ






    
随分、色が浅いけれど、クサイロハツ?













キタマゴタケ






        















        





    
ガンタケ
ガンタケと言っているものには、少なくとも2種あると思う。これは色の濃いタイプ、と勝手に思っている。
でも、今見るとツバが黄色いのはどうかな。これまで見てきたガンタケの写真と比べてみた方が良いかも。





    
タマゴテングタケモドキ(アカハテングタケ)





 雨は降っているのだが、気温が余り上がっていない。イグチ類の発生は随分遅れているように思う。
帰宅して、収穫したキタマゴタケを水煮にして煮汁ごと冷凍して、スープ用にストックした。





        



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奈落の底から生還して、石灰岩地の希少な木々を眺める      2019.07.07.(2)

2019-07-21 22:48:27 | 山、花、山野草

キツリフネ




 谷底からやっとのことで登ってきて一休み。両腕が攣っている。腕の筋肉が攣るってのは多分、初めての経験なんじゃないか。
座ろうとしたらふくらはぎも攣りそうになる。谷の上下で信じられない程の汗をかいて電解質を失ったのも原因かもしれない。
頼もしき同行者はおもむろに芍薬甘草湯を取り出して飲めと言う。そういえば、マツタケ山で足が攣って取り子として役に立たなくなった
時にも飲んだけど、効かなかった奴だ。一応。ポカリスエットで2袋を飲んだ。

 それから場所を変えて川沿いに着生蘭を探す予定だったようだが、僕がギブアップ状態なので予定変更。申し訳ない・・・
今年初めてのキツリフネを見てから、かわったホタルブクロが咲いているというので見に行く。






ホタルブクロ
これは色がちょっと濃いけど、普通のうち。







これはヤマホタルブクロ?じゃないよね。こんなに濃い色のホタルブクロは確かに見たことがない。





エビガライチゴ
このイチゴも実が熟すと食べられるらしい。




 その後、車に戻って昼飯を食べてから大きく移動して、石灰岩地特有の木や草を見て歩くことにした。その移動の途中で出会った・・・・













コオニユリ
本当にコオニユリかな・・・。落石防止の金網の中から生えていて、何とか巧く撮ろうと思ったけれど、出来ず。
金網が一緒に写っていた方が面白いかも。



 その石灰岩の岩壁の上から蔓を這わしていたのは・・・・






キビノナワシロイチゴ





        

こんな感じに蔓を下に伸ばしてきている。




 そこから、陽当りの良い石灰岩地帯に移って樹木を調べた。自宅周辺では見られない木々。






チョウジガマズミ
実が成っている。大株も沢山あったのだが、撮り忘れている。花が咲く頃に行って撮ってきたいものだ。













イワシデ
葉の長さが3㎝程しかない。






イワツクバネウツギ?







チョウセンヒメツゲ?







ニガガシュウ













        
        タイシャククロウメモドキ







??何だっけ??





 以前から探していたタイシャクカラマツがここにも群生していた。崖の途中の岩棚と違って安心して撮れるというもの。







タイシャクカラマツ
もう花は散っていて、種が出来ている。






タイシャクカラマツの群生





 今回は谷に降りたダメージが余りに大きくて、早々に帰路につくことにことになった。本当に不甲斐ない。




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ヤマドリタケモドキを求めて歩くが、キタマゴタケばっかり!      2019.07.13.(1)

2019-07-21 10:19:45 | きのこ など

ヘビキノコモドキ




 前回、自宅周辺のきのこの発生状況を確認したのは2週間前。それから何度か雨が降り、ヤマドリタケモドキはもう出ているだろうと思い、
土曜の昼過ぎに家を出た。朝まで雨が降っていたので湿度は高いが気温はそれほど上がっていない。いつも歩く場所を2ヶ所チェックしたが、
予想外にもほとんどきのこの姿はなかった。一体、今年はどうなっているんだろうか・・・

 2週前に多少、きのこの姿があった場所に行ってみると・・・





カワリハツ
相変わらずのカワリハツとヘビキノコモドキ。




    
右:シロオニタケ






これは??




    
やっぱり、ヘビキノコモドキ
柄のササクレがちょっと変だけど、発生途中で乾燥したのだろう。




 そして、この場所定番のキタマゴタケが出ていた。


















 それにしてもイグチの仲間の姿がほとんど見えない。かろうじて・・・・






ミドリニガイグチ





 車に戻り、まどの外を眺めながらゆっくりと走ると・・・・






キタマゴタケ





    







 まだまだ、沢山出そうだ。でも、それ以外のきのこの姿は少ない。






Amanita sp.
多分、育ちそこないのアカハテングタケ。



つづく。


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いざ、奈落の底へ   谷底の希少植物      2019.07.07.(1)

2019-07-20 23:01:28 | 山、花、山野草
        





 母と飲んだ翌朝は友達と帝釈を歩くことにしていた。約束の時間に待ち合わせ、谷へ向かう。
前夜、谷へ降りると聞いていたが、詳しくは分からないので聞いてみると、これから仲間と落ちあって急斜面を200m程、ロープ伝いに降りて、
花を探すのだとか。嫌な予感。。。

 詳しく話すとビビッて来なくなるかと思って話さなかったんだとか。おいおい!まぁ、今から逃げはしないけどね。

 10時に約束の場所で落ち合う。去年、一緒にきのこを探した女性だ。挨拶をしてから説明を聞くと、ハーネスとか何とかいう道具が必要だとか。
貸してもらってザックに入れる。ヘルメットも有った方が良い・・・・。嘘だろ・・・

 いつもは歩かない道に入り、暗い杉林の中を進んだ先が崖になっていた。そこに女性の旦那さんが待っていた。
完全なロッカーだ。そこで余分な荷物を置き、身軽になってからロープ伝いに下る。












 ロープは3本くらい谷底へ降りているので、一本にカラビナを掛け、違うロープを持ってゆっくりと下る。ロープの継ぎ目や固定点では、
カラビナを付け替えなければならない。傾斜は90度とは言わないけれど、70度くらいはあるのかな。落ちたら終わり・・・。
目的地は谷底の川から10mくらい上の岩棚らしい。

 降りる途中で友達は珍しい植物を見つけたようで何やら騒いでいるが、こっちはそれに答える余裕がない。何とか岩棚の手前まで到着。
降りてきただけだというのに脚がガクガクだ。それとハーネスで強く腹が圧迫されていて苦しい。岩棚に目的のものはあるのか・・・・





        
        ヤハズハハコ












    

まだ、咲き始めだが確かに咲いていた。群生と言っても良いだろう。












        








石灰岩の岩壁にヤハズハハコは張り付いていた。





 少し余裕が出てきて、周囲を見廻すと何か見覚えのあるものが生えていた。





        






        
        ナガバノヤクシソウ
咲くのは8月だろうか。蕾は出来ているようだから、普通のヤクシソウよりは早く咲きそうだ。




        
        タイシャクカラマツ
残念ながら、花期は過ぎている。






 そして、戻るためにロープに取りつく前に見つけた見慣れない草。












ヤンバルツルマオ
帰宅後、友達が調べたところ、この草は屋久島から沖縄にしか分布していないことになっているらしい。
4年前に同じ場所を調査した人がいて報告しているらしいのだ。世の中には同じようなヤバイ人が居るもんだ。




        
マルバマンネングサ
これはこの時期の石灰岩地では良く見る。




 それからぞっとするような直登200m。150mかもしれないが、僕にはきつい登りだった。完全に一行のブレーキになってしまったけれど、
生きて帰れただけで良しとしなければ。ちょっと、体を鍛えないとここでは遊べない。




  
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庭 オニユリが咲き始め 思わぬ来訪者      2019.07.20.(1)

2019-07-20 11:12:49 | 

オニユリ



 また、しばらく休んでしまいました。今回もPCの設定不良などなどが原因か。スマホを新しくして写真を以前より多く、
撮るようになったからかな。スマホからの写真がPCのCドライブに転送されるのでCドライブがすぐ一杯になってしまう。
Dドライブに転送されるように設定し直した積りがどうも上手くいっていない様子。
 どうにもならないのでスマホからUSBで画像を取り出してPCに移したら読み取れず、何だ、HEICって?いつからか、iPhoneの画像は
JPEGじゃなくてHEICファイルで保存されるようになったのか。変換ソフトを入れて取り敢えずはPCで見れるようになった。
自動転送の時はJPEGで来ていたのになぁ・・・

 ところで庭でオニユリが咲き始めた。以前、親が持っていた長野の別荘のオニユリのムカゴを採ってきたが殖えたような気がするが、
正月用の百合根を植えたのが殖えたような気もする。両方かな。






ムカゴが落ちるので抜かない限り殖えまくる。それはそれで困ったことなのだ。






キキョウは紫に続いて、白花も咲いているのだが、写っていない。





オミナエシ
妻は抜いてしまえという。


 その気持ちは分かる。このまま放っておくと秋には山ほどの種を落として、これもどんどん殖える。嫌いじゃないけど、困る。
種を落とさないうちに切り取るのが良いのかも。それと、晩秋に枯れると茎がかなりの悪臭を放つ。やはり野に咲くのが良い花だ。




ノリウツギ
園芸種が2種植わっていて、その片方が咲き始めている。



 今年も二つのプランターにカリガネソウの種を100粒ほど蒔いたのだが、何故か発芽したのは1粒だけ。種をどこに置いたか忘れてしまい、
諦めていたのだが引き出しの中にあったらしい。でも保存場所が悪かったのだろう。

 そのプランターを毎日のように覗いて、芽が出てこないか見ていたのだが、蒔いた覚えの無いすみれや雑草の芽に混じって、
覚えのない大きな葉の芽がふたつ出てきた。一体、何だろうと思って花が咲くまで育ててみようと思っていたら、凄い勢いで大きくなって・・・・







やはり、こんな葉の植物は見たことないな・・・・



 今朝見ると、小さな花が咲いていた。ツユクサ?でも、ツユクサの葉はこんなじゃないはず。
















 そういえば、マルバツユクサとかいうの図鑑で見たことがあるような・・・・。家に入り、調べてみると矢張りあった。
随分と大きく育ててしまったけれど、正体が知れたので取り敢えず、切り取ることにしよう。根を掘り取ると、プランター
全体がグチャグチャになってしまいそうだ。

 このプランターにはカリガネソウが発芽しそうもないので、その後に今年咲いたダイセンオダマキの種を蒔いたのだが、
それもまだ発芽してこない。何か呪われたプランターという感じ。




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いつもの店で、母と      2019.07.06.(3)

2019-07-11 22:20:03 | その他






 いつもの店で久し振りに母と飲む。90才を過ぎてちょっと記憶も怪しくなってきているが、元気に生ビールを飲む。






ムラサキウニ
久し振りに板雲丹があった。柵が大きくて旬なのかなと思う。ムラサキウニの季節だ。母は大喜び。





シマアジ造り
これは僕の好み。





たこのぶつ切り





        
ネブトのから揚げ
安くて旨いのでこのところ、毎回、食べている。



 ビールを飲むのも飽きてきたので冷酒。





        




 そういえば、イモのお湯割りも飲んだっけ。母は食が細くなった。食べながら、鼻歌を歌ったりしているが、ここ、カウンターなんだけど。
好物の中トロを頼んだ。ご飯も食べてね・・・・






中トロ




 僕は、その後、蕎麦も食べた。腹いっぱい。


 そういえば、飲んでいるときに友達から連絡があり、明日は谷に降りるという。ロッカーと一緒だとか。
何のことか分からなかったが、了解としておいた。




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石灰岩地の車道脇  これでもコオニユリ?      2019.07.07.(0)

2019-07-11 08:06:55 | 山、花、山野草





 石灰岩地を走る車道の脇の岩壁。金網で落石を止める処置がしてある。その中から先ていた百合。
小さな花で径は5-6cmくらいだろうか。コオニユリくらいしか思いつかないけれど、花に対して細長くて多い葉が特徴的。
そういえば、この日、別の岩壁で出会った百合もこんな感じだった。



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