今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

そのまま沢筋まで降りて、フチドリツエタケ       2016.11.03.(3)

2016-11-28 20:24:18 | きのこ など



 苔むした倒木にクリタケ・・・・


 渓谷の脇の散策路の奥に広場のような場所があって、毎年、晩秋に通っていた。今年もその場所に来てみたら、無粋なフェンスに囲まれていた。その場所はほとんど人影も見ないような場所で、栃などの大木がポツポツと立っているぐらいで他には何もない。木の肌には熊の爪痕が残ってはいるけれど・・・・。

 何を・・・・、何から守ろうとしてフェンスで囲ったのか分からない。森の中でフェンスの周りを歩かなければならない不条理。いや、知り合いに聞いてみよう。県の職員の菌友は知っているはずだ。

 沢まで降りて岸沿いを下って行く。この先に倒木が沢まで倒れ込んでいる場所があるのだ。









フチドリツエタケ
今年も、この倒木は健在だ。


 




   



 フチドリツエタケ、可食となっているけれど食べたことがない。このきのこは姿を見るだけで十分。






今年は、今日がフチドリツエタケを見るのは最後になる。


 大きな倒木なので、他にもいろいろなきのこが出ている。




ムキタケ+α
今、観てみるとナメコもちょっと出ているのかな・・・・








        
ムキタケ




        
        アカチシオタケ
      べっぴんさん。



 フチドリツエタケとアカチシオタケを見れたら、今日の目的は達したようなものだ。














フチドリツエタケ



 午後の4時になるところ。もう少ししたら谷は暗くなり始めるだろう。そろそろ、帰路につこう。




沢と倒木と・・・・、キノコ



 沢から斜面を散策路まで這うように進む。登って・・・・





見下ろすと、随分と下の方に沢が見えていた。


 山はまだ色付き始めたところだ。散策路を戻り車を停めてきた場所を目指して歩いて行た。

 谷を隔てて反対側の山の上から夕陽が射し込み、辺りを明るく照らした。



        



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつもの渓谷で       2016.11.03.(2)

2016-11-24 21:59:25 | きのこ など

クリタケ



 帰り道、結局、いつもの渓谷に寄って散策することにした。なめこの山は雨が酷く降っていたのだが、山を下り始めると直ぐに雨が止み、空が明るくなり始めた。そのまま下ると晴れ間さえ見えだすのだ。

 この時期の日本海側の山の天気はこんな感じ。海側の山はいつも雨でビチャビチャしている。だから、なめことかが沢山でるんだろう。

 国道に戻り南進して峠を越えて、目当ての渓谷に入った。ここも沢沿いから尾根まで登れば、なめこやむきたけが出ているのだろうけれど、今日はその元気はない。ブナ、ミズナラ林の小さなきのこを探して歩いた。

 クリタケとかぽつぽつとチャナメツムタケが出ている。




チャナメツムタケ






紅葉にはまだ早い様子。




センボンイチメガサ
ちょっと、傘の形が・・・、とも思うが傘の条線、小さいながらツバがある柄の様子はセンボンイチメガサだろう。







   
チャワンタケ属
不明・・・・









キララタケ



 どうしても探してしまう、フチドリツエタケ。ようやく見つけた。





フチドリツエタケ
小さな個体



 小さなものを探していると、大きなものが目に入らなくなるものだ。友人の声で気が付いて見上げると・・・・





シイタケ



 じっくりと観察してから、収穫した。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今シーズン最初で最後のなめこ採り     2016.11.03.(1)

2016-11-24 08:10:16 | きのこ など




 お久し振り。今年のきのこシーズンもほぼ終了ということで二週間ほどブログはお休み。近場の歩いたことのない山に入り込んでみたりしていた。もちろん、きのこの姿はほぼゼロ。

 少し前になるけれど、黄葉のブナ林になめこ探しにいった日のことをちゃんと書き残しておかなければ。ここ、数年、晩秋に通ったブナ林。以前は、ナラ枯れ病で立ち枯れになるミズナラからなめこが沢山出て、行けば毎回、収穫は数キロということが続いたけれど、沢筋のミズナラはほとんど枯れて、なめこに栄養を吸い取られてしまったようだ。

 毎年、山の奥へ奥へとなめこの出る木を探して入り込んでいるが、そろそろそれも限界のようだ。今年も友人から採りに行かないかと誘われたが、あまり乗り気では無かった。収穫は望めないけれど、黄葉を楽しめればと思って峠を越えて谷に辿り着いたのだった。家を出たときは快晴だったし峠を越えても曇りだったが、山を登る途中で雨が降り出してしまった。

 これじゃ黄葉を楽しむって感じじゃない。されど、敢えて往かん・・・・


 沢沿いに登り始めて直ぐにクリタケが出ているのを見つけた。




クリタケ
採るのが面倒くさいのでスルー。


 沢を渡り、急斜面を這い上がったが何も見つからない。何年か前であればここまで登って来たところでザックはなめこで一杯だったけれど。さらに沢沿いを登って行く途中の枯れ木に・・・・




ブナシメジ



   
スギタケの仲間?



 なめこどころかムキタケの姿も見えない。沢に落ち込む斜面の途中のブナにヌメリツバタケがかなり出ているのが見えたが、危険を冒して採りに行く価値はなさそうだ。




ヌメリツバタケ



 そして、その奥の二つの沢に挟まれた緩斜面のミズナラの根元になめこの幼菌を見つけた。




なめこ


 この立ち枯れのミズナラには、かつて沢山のなめこが出ていたのだが、まだ僅かだが養分が残っていたようだ。なめこがでるのはまだこれからなのか?とも思ったが、隣の立ち枯れの根元を見ると・・・・





出始めで水分が足りなくなって生長が止まったのだろう。やはり、今年の天気はきのこには厳しかった。



 さらに登ってみたが何も見つけることは出来なかった。ただ、ブナ林の中にミズナラが全く残っていないという訳ではないことは分かった。



        

ナラ枯れ病は通り過ぎて行ってしまったけれど、生き残ったミズナラは多分、生長を続けるのだろう。そして、いつの日かまたなめこを鈴なりにして僕を迎えて欲しいものだ。


 
 山を下る。最後まで下ってきた道の脇にハタケシメジが沢山出ていた。









ハタケシメジ


 車に着いた時には、雨は本降りになっていて東屋で昼飯を食べ、転進する場所をあれこれと考えていた。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帰り道、某高原でギンタケを探す     2016.10.30.(3)

2016-11-09 22:10:19 | きのこ など

カベンタケ



 赤西渓谷からの帰り道に寄ったのはとある高原の松林。いつもシモフリシメジ(ギンタケ)を探す場所だ。古いアカマツの木が生えていて、この時期に、カベンタケが沢山出ている。

 アカマツの林を歩いてギンタケを探すのだが、見つかるのはシモコシ(キンタケ)だけだ。







    




シモコシ(キンタケ)
これも美味しいので収穫。



 結局、ギンタケを見つけることが出来なかった。以前はシモコシの姿はあまりここでは見なかったように思うが、段々とギンタケは減ってキンタケが増えてきているように思う。今年だけのことだと良いのだけど・・・・。

 その後、歩き足りないので周囲をブラブラする。




チャナメツムタケ





スギヒラタケ
この辺りは赤松と杉の混成林。おそらくアカマツの森に杉を植林したのだろう。









チシオタケ
ちょっと干からびかけている・・・・



        





アカチシオタケ



 そろそろ、薄暗くなってきたところで車に戻る途中で・・・・




ヌメリイグチ
久し振りに見たような気がした。


 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤西渓谷で。 急斜面を登りアカモミタケを探す   2016.10.30.(2)

2016-11-06 19:46:08 | きのこ など

不明


 傾斜は急なのだが土の斜面で何度も滑り落ちそうになる。斜面には大木が幾本も生えていて薄暗いせいだろう、捕まるれるような低木はほとんど生えていない。斜めに進んでジグザクと登るしかない。

 大きな木の根元に観たことのないきのこが生えていた。



    

ヒトヨタケの仲間かな・・・・。


 まだ、樅の木はかなり上の方に見えている。しばらく登って行くと足元には小さな薄黄色のきのこがポツポツと出ているのに気が付く。


    

左:ウスキブナノミタケ  右:アカモミタケ


 この斜面にはブナの木も少し生えている。頭の上をブナが覆っているのかもしれない。アカモミタケも姿を現し始めた。







    




アカモミタケ



 斜面が急なので兎に角、滑り落ちないように。。。樅の木が何本か生えている辺りでアカモミタケを一袋くらい収穫した。前日にかなり強く雨が降ったのだろう、斜面の泥が被っていて洗うのが厄介そうだ。








チャナメツムタケ



 さて、急斜面をさらに登ると何故か道があった。





観ての通り、斜度は45度近いのだが、その中を道?獣道?が通っていた。


 急斜面を下ることには危険を感じていたので、車を停めてある方向に向かって歩いて行ってみることにした。





倒木が倒れていたり、途中、道が不明瞭になっていたりして不安ではあるが、僅かに下って行っているように思う。


 その道はしばらく続いていて、段々と傾斜が急になり・・・・、急に視界が開け、絶壁の上に出てしまった。焦って戻りかけると、
道は絶壁の手前でドッグレッグして下っていた。そしてそのまま、川沿いの車道まで続いており、自分の車の直ぐ近くに出た。

 何だ、安全な道があったのか。この道がどこに続いていたのか調べてみたくなったが、それは次のお楽しみにしよう。そのまま、川沿いというか、道沿いというか歩いてきのこを探した。









ニカワチャワンタケ




スギヒラタケ
昔はよく食べたものだが、あの騒ぎがあってから食べてはいない。




ウスヒラタケ
そういえば、最近、ヒラタケの姿を見ていないな。




何かな・・・





ムキタケ



 この渓谷は最近、テレビで紹介されたせいかザックを背負って家族で歩く人の姿が何組がいた。きのこ探しはというと、一応、目的は達したので撤退することにした。まだ帰宅するには時間が早いので、寄り道をすることにして国道を目指した。



 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久し振りにブナの山へ     2016.11.03.(0)

2016-11-03 21:54:34 | きのこ など
 友人と久し振りにブナの山になめこを採りに行くことになった。なら枯れが一段落して目的の場所ではミズナラの木があまり残っていないのが現状だから、ブナの黄葉が綺麗だったらそれで十分という気持ち。






 朝の8時に友人が迎えに来てくれた時は青空が広がって良い1日になると思ったけれど・・・・





その3時間後に辿り着いたブナ林では雨が降っていた。



 そして、道の無い山を登りなめこを求めて彷徨うが、ちょっと早すぎたようだ。




なめこの幼菌



 その後、山を下り戸倉の峠を越えてから別の谷を歩いた。好みのきのこの姿を見て、終わり良ければ・・・・




フチドリツエタケ





ムキタケ



 全て良し!!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晴れるという予報で、ちょっと遠出。 アカモミタケ、チャナメツムタケなど  2016.10.30.(1)

2016-11-02 21:20:51 | きのこ など




近場のきのこはそろそろ、ホンシメジしか期待できない季節になってきた。といって、ホンシメジに出会えるあてもない。それで、ブナ、モミ林のきのこを観に行くことにした。といっても、家で愚図愚図していて出発は10時過ぎになってしまった。

 そんなわけで、11時半に蕎麦屋に入り腹ごしらえ。山菜おろし大盛り。それから、ほとんど毎年この時期に行っている赤西渓谷を歩くことにした。紅葉の名所だが、紅葉にはまだ早い。国道を北上して途中を左折して山の中に入って行くと細い道の左脇斜面にきのこが出ているのが見えた。行き過ぎて停車できるスペースに停めて歩いて見に行くと・・・・









チャナメツムタケ
見るからに美味しそうなきのこだが、これまであまり縁がなかったきのこ。










自信はなかったけれど、取り敢えず収穫。





木の下からも出ていて・・・・



 その後、川沿いをしばらく進み、急斜面にモミの巨木が沢山生えている辺りで停めた。車から出てみると・・・・




ウスタケ
老菌、でもその近くに



    










ウスタケ



 さて、靴を登山靴に履き替えて斜面に取りついた。




ミネシメジ、多分








ニカワハリタケ





不明



 斜面は急なのに泥。気を付けないとずり落ちてしまいそうになる。かなり上の方に樅が生えていて、その周辺でアカモミタケを探そうと思っているのだ。


つづく。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この間の松茸     2016.10.31.

2016-11-02 08:03:11 | きのこ など




 この間の松茸、仕事とかいろいろあって2日冷蔵庫で寝てもらって、ようやく焼いて食べた。炭火は用意できなかったけれど、カセットコンロで遠火で焼いた。つぼみで採ったからか、気温が下がってから出たからか、虫は全く入っていなくて真っ白。











 酢橘をしぼって、少し塩をつけて食べた。手で割いて食べると美味しい。流石、丹波の松茸だ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

採った後の Duty  シャカシメジは辛い        2016.10.29.(4)

2016-11-01 08:13:38 | きのこ など
 きのこを採ってきた後は、石突きを取って泥や落ち葉を洗い流したりして下調理をしなければならない。山から帰ってくると、まずビールを飲んだり、暑い時はシャワーを浴びたりする。そうこうしている内に晩飯の時間になり、また酒を飲んだり・・・・

 頭の中ではきのこを洗わないと・・・・、とずっと思っているのだがなかなかそれが出来ない。



        




        
        シャカシメジとほんの少しのハタケシメジ



 そのきのこがシャカシメジだったりすると大変だ。砂が入りやすいし、きのこのサイズも極小から大きくても4㎝程度だから神経を使う。今回は洗った後で少し干してみることにした。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする