旅行記の途中ですが、
ハリウッドスターのアンジェリーナ・ジョリーが
健康な乳房を切除したということが、新聞やTVなどで話題になりましたね。
先週、私の通うクリニックで遺伝性乳がんのセミナーがあり参加してきました。
４月から、遺伝性乳がんのセミナーが行われていて、
今回で２回目らしいですが、私は、１回目のお知らせに気づかず、
２回目のお知らせをたまたま知った次第です。
１０時からクリニックの会議室で、開始されるということで
少し早めに行くと、すでに主治医はいらしていて
「Breast Cancer Legacy」というアメリカのテレビ局が制作した
がんの家族歴を持つ若い女性のドキュメンタリーが流されていました。
このDVDは、希望すれば無料配布を受けられるようです。
主治医にタイムリーな話題ですね！と話しかけると
今日は、話題のアンジーの話もしますよとのこと。
時間になり、セミナーが始まりました。
乳がんの中には、「遺伝性乳がん・卵巣がん症候群」と呼ばれるものがあり
医学の進歩により、遺伝性の乳がんや、卵巣がんについて
がんの発症に関する遺伝子が見極めることができ、
その遺伝子の変化と発症リスクの関係がわかってきました。
遺伝性乳がん・卵巣がんは、全体の５～１０％程度で、
そのような体質があるかどうか、遺伝子を調べることが出来るようになりました。
乳がんには、食生活や喫煙・妊娠・出産・生活環境などの環境要因と
がんになりやすい体質が遺伝するというような、遺伝要因があります。
日本では一年間に６万人ほどの乳がんの羅患数がありますが
そのうち家族歴の見られる乳がんは１５～２０％。
乳がんの遺伝要因には、BRCA1遺伝子とBRCA2遺伝子があり
二つの遺伝子のどちらかに変化があると、
乳がんだけでなく卵巣がんにもなりやすいことがわかっています。
では、どういうケースの人が遺伝性と考えられるかというと
・若年性（４０歳未満）の乳がん
・トリプルネガティブ乳がん
・卵巣がん（卵管がん、原発性の腹膜がん）
※自分が乳がんでなおかつ
・５０歳以下で乳がんを発症した血縁者が一人以上いる。
・卵巣がんを発症した血縁者が一人以上いる。
・乳がんと、膵がんを発症した血縁者が二人以上いる。
・片方の家系内で、乳がんと次のがんが併発したした人がいるなどです。
家系図を書いて、病歴を書くと家族歴がわかりやすくなります。
そんな遺伝性の乳がんが心配な方に、遺伝子検査が始まりました。
主治医は、このセミナーは検査や手術をお勧めするものではなく、
そういう遺伝性のがんもあるということと、
検査や手術が日本でも始まったということのセミナーですと仰っていました。
アメリカでは、その検査は普通に行われていて、
遺伝性があるとわかれば、アンジーのように
健康な乳房を切り取る手術を受ける人が多いようです。
アンジーの場合は、 乳首と乳輪の下の組織を取り出し、
乳首と乳輪、皮膚は保存し、乳房の中身を切除。
インプラントを入れて乳房を再建。
乳首と乳輪を残してというのは、とても難しい手術だそうです。
ただ、どうしてこのことをカミングアウトしたのかということが
セミナーの中でも疑問として残りました。
自分だけの問題ではなくて、アンジーの娘にも遺伝されている可能性を
世界中に知らしめてしまったこと。
将来乳がんになる可能性が、８０％以上といっても
残りの２０％はかからない可能性もあるわけだし
もしかしたら、１０年後は劇的に治る治療法も出てくるかもしれません。
こまめに検診を受けて、初期のうちに見つければ
手術も治療も簡単に済む可能性も十分あります。
日本では遺伝子検査は、保険適用にはなっておらず、数十万円もかかります。
韓国では、国費で受けることが出来るそうで、日本は完全に立ち遅れています。
現在乳がん学会では、先進医療の申請をだしているそうです。
遺伝子検査は、賛否両論ありますが、遺伝性とわかったら
難しい選択も待っています。
未然に防ぐことも大切ですが、知らない方がいいってこともあるのかも。
まだこのセミナーは続くようなので、機会があったら参加してみたいと思いました。
そして今日は、診察デ―でした。
乳腺外科では、順調な回復とのことで、先日のセミナーのお話と
その時に紹介された主治医の趣味の話になりました。
外科医って、私の中では、勝手に繊細なイメージを描いていましたが
主治医が、ハーレーの凄いバイクに乗っているのにビックリしたことと
アクティブで恰好いいですよ！
くれぐれも、お怪我されないように、
私たち患者を路頭に迷わさないでくださいね！ってお願いしてきました。
その後は、循環器科で、２４時間の心電図検査をすることになり
現在ホルターを付けています。
８年振りの検査になりますが、随分小さくなり首から下げています。
湯船は水圧がかかるのでダメですが、
防水加工されているのでシャワ―はOKとのこと。
最近疲れると、不整脈が出るんですよ。
正直、和歌山旅行も行けるか、心配してましたが
思いきって行っちゃったんです。
たいしたこともないとは思いますが、検査をしておけば安心でしょ。
次回の診察は７月１日です。
トータル
遺伝性だと思われる場合、遺伝子検査をすることが出来る、という選択肢が増えることはいいことですね。
でも、遺伝性だと思われる方がみんな受けなくちゃと思ってしまうのは良くないと思うんです。あくまでも選択肢の１つということになっていなければと思います。
不整脈はちょっと心配ですね。問題無しだといいですね。
このタイミングでこんなお話が聞けるセミナーが
あるなんていいですね。
きっと乳がん患者がみんな「遺伝性」という言葉に
ドキドキしているんじゃないでしょうか。
ココアさんのお話だと、たぶん私は遺伝性ではなさそうですが
でもそれは判りません。
でも、おっしゃるとおり、知らない方がいい事もあるのかも
しれませんよね。人間はどこまで完璧を求めるのでしょうね。
ホルター心電図検査中なんですか。
この検査、最近ではシャワーが出来るようになったのですね。
夏場などは結構キツイ検査ではありますが、シャワーが出来ると
ちょっと楽ですね。
不整脈、大したことないといいですね。
何をするにも、健康がいちばんよね。
8年前も私、胃が痛いっていってたのね。
変わってないじゃん(笑)
そろそれ、検査またやらないとね。
ω３系とω６系脂肪の比、トランス脂肪酸の問題、動物食品の質の低下など、これらと乳癌は密接に関連していると思います。遺伝もあるのでしょうが、食事が遺伝を圧倒的に上回るというのが自分の考えですね。
不整脈、大丈夫だといいですね。
アンジーの話題が出る前から、
このセミナーは計画されていたので
日本でも、その手術が受けられるように
なったっていうタイミングで、セミナーが始まったと思うのですが
それにアンジーの話題が乗ってしまった感じですね。
賛否両論ありますが、遺伝性の乳がんで悩まれている方には朗報なのかもしれませんね。
わが家もがんの家系ではないので
私の知っている限りでは、血縁にがん患者はいませんが
私が乳がんになったことで、子孫に出るかもしれないし
母もなる可能性もあるのかもと、思ってセミナーを受けました。
ホルター心電図、昨日のお昼から付けました。
これから、会社に行って仕事をして、夕方外す予定です。
8年前よりも、ずっと不整脈の数も少ないので
大丈夫だと思いますが…
いやいや、昨日からぶる下げてるの。
24時間だけよ。
和歌山に行く数日前から、少し不整脈が多くなっていたので
正直、ドキドキの旅だったの。
石段もいっぱいあったでしょ！
でも、神様、仏様のご守護で、ぶじ旅行ができてよかったです。
そうですね、食生活のアドバイスや、セミナーは少ないですね。
そこはドクターではなくて、栄養士さんの領域なんでしょうか…
遺伝性は、数にすれば少数ですが
それでも、確実に遺伝の方もいらっしゃいます。
その他の原因としては、喫煙、飲酒・生活習慣病も関連しているようですが
私は、喫煙も飲酒もしないので、やはり女性ホルモンが原因だと思います。
私は、ガン家系なのでやはり遺伝は気になります。
母の兄弟だけなんですが。
なので、近親者が何のガンになってるかは知ってます。
自分の身を守るという意味では、
色々な選択肢があるとは思いますが、
遺伝子検査は確認してみたいと思っていました。
やってみたとして、予防するもしないも本人次第。
知らない方がいいこともあるかもしれないけど、
私は今後の人生、これ以上病院のお世話には、
なりたくないという意味で知りたいかな（笑）
私もそのセミナー行ってみたい。
それ以外に情報あったら教えてください(^^)
早く落ち着いてくれますように・・[E:clover]
入梅で、気候も不安定になってくるので
お大事になさってくださいね。
遺伝子検査、とても画期的な方法だなと
思いながら、テレビをみていました。
ココアさんの先生は、ハーレーを
乗りこなす方だったのですね～[E:shine]
私の主治医も、バイク好きなようです（笑）