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小さなしあわせさがして…

吹き抜けが圧巻! 名建築「吉島家住宅」

2017年12月17日 | 東海旅行
12月もあっという間に半分が過ぎました。
いつもはなかなか手を付けない年賀状を書き上げ、レンジフードを掃除。
これでホッとしてはいられませんが、ひとつ仕事が済んだ感じ。
しかし旅行記もまだ書き終わらず、今年中に終われるようにUPを頑張ります。

さんまちから少し離れ、さらに散策は続きます。



豊明台組保存区域まで来ると、その中に高山を代表する豪商の住宅、重要文化財「吉島家住宅」があります。



代々酒造をしていたことから、玄関前の軒下には三輪神社の杉玉が下がっています。
出格子も美しい建築は、明治時代に建てられたものです。
奥には、幕府に多額の運用金を献上したことから賜った「二ツ引き両紋」暖簾が掛かっています。


玄関を入ると目の前には、吹き抜けの大空間が広がり
天窓から差し込む光は、時間と共に部屋の陰影が移り変わります。



高山の町家の中でも圧巻の美しさといわれています。



高さ8メートルの無垢の欅の大黒柱や太い梁が、この吹き抜けの空間を作っています。




中二階に上がると、このような応接室もありそこには、あのロックフェラーセンターも飾った
篠田桃紅氏の「UNSEEN FORM」が飾られています。
篠田桃紅氏は、1913年生まれの104歳で今も現役。
先日はNHKのあさイチで有働さんのインタビューを受けていました。
ニューヨークを拠点にボストン・シカゴ・パリなどで個展を開催。
帰国してからは、東京芝増上寺大本堂の襖絵などの大作も残し
ニューズウィークの「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれています。



「AFTER RAIN」の飾られた中二階の和室。
お部屋のあちこちに篠田桃紅氏の作品が飾られています。



2階から1階に降りて、中庭から眺めた景色も素敵です。



夕方になってしまったので、見学しているのは私たちだけ。
この雰囲気に浸れるしあわせな時間。



外に出ると、すっかり日も傾いて、町に灯かりが灯り始めました。
吉島家を後に、ホテルに帰ります。