旅行記の途中ですが
迎賓館の参観が、当選しまして、1日の火曜日に行ってまいりました。
丁度、1年前の11月、念には念の検査で、四谷のクリニック通いをしていて
良性か悪性かまだ判断がつかず、この日は、マンモト―ム生検の翌日
消毒の帰り路、痛みの残る胸を抱えて
気分転換に、迎賓館散策にいったのがきっかけで
一年に一度内部見学ができることを知りました。
早いもので、クリニックに通って、一年経ちました。
先日、7回目の注射の日、しみじみこのクリニックを選んでよかったと思いました。
主治医のおかげで、いい治療を受けられているし
つらくは、感じず、ここにくると、ホッと安心します。
手術のあとも、わからないくらいだし、
乳がんの手術をしたことを、忘れてしまうほどです。
おかげさまで、手術前よりも、ずっとお出かけが増えているかも☆
前置きはこのくらいにしましょう。
受付で、身分証明書の提示、
空港のようなセキュリティチェック受けて
胸には、このバッチを付けて。
迎賓館は、一年に一度だけ
抽選で、一般の参観ができます。
例年夏場でしたが、今年は震災の影響で、秋になりました。
夏場は、冷房もきかず、とっても暑いそうで、秋でよかったのかもしれません。
紀州徳川家の江戸中屋敷があった広大な敷地の一部に、
東宮御所として、明治42年に建設されました。
ジョサイア・コンドルの、弟子である、宮廷建築家の片山東熊の建築で
ネオ・バロック様式の洋風建築物です。
第二次世界大戦後は、皇室から、国の持ち物となりました。
今は、内閣府が管轄で、
国家元首や、国賓を招いたりと、外交の場となっています。
2009年に国宝の指定も受けています。
ここの入り口から、内部へ。
内部は、写真はNGなので
HPからお借りしたものを。
室内はアンピール様式であり、
白い天井と壁は金箔が施された
石膏の浮彫りで装飾
表敬訪問のために訪れた来客が最初に案内される控えの間、
晩餐会の招待客が国・公賓に謁見したり、
条約・協定の調印式や国・公賓とのインタビュー等に使用されています。
輝き~☆っていうくらい、きらびやか。
装飾の細工のひとつひとつも素晴らしい。
シンメトリーの美しさ。
花鳥の間
欄間に張られたゴブラン織風綴織
壁に飾られた30枚の七宝
主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される大食堂。
いろのトーンも落ち着き、重厚感にあふれていて
私は、この部屋が一番お気に入りです。
大ホール
ここも、素敵でした。
天井に描かれた
朝日を背にして女神が
香車を走らせている姿の絵に由来
表敬訪問や首脳会談等の行事が行われます。
迎賓館は、世界のVIPにも、人気があったようで
フランスのシラク大統領、エリザベス女王は、
とくに、お気に入りだったとか…
羽衣の間
壁は楽器、楽譜等をあしらった
石膏の浮彫りで飾られています。
雨天の際に歓迎行事を行ったり、レセプションや会議場等として使用。
ボランティアの方の、説明を受けながら、各部屋を周りました。
あまりに、ゴージャスで、上品で
参観に当たらなければ、一生ご縁のないところですね。
内部見学のあとは、主庭の見学です。
噴水
マダムなふたりも
絵になります(笑)
ここがベストポジション
夕日が、白い壁に、降り注ぎ
コントラストもはっきりと綺麗に写りました。
お庭から、正面玄関へ。
西洋の建物ですが、
屋根をみると、甲冑が見えます。
甲冑をかたどった
青銅製彫刻
日本らしさも、垣間見れます。
鳳凰と 五七桐
正面中央ドア
菊の紋章と五七桐のレリーフ。
見学時間1時間とのことでしたが
2時間あまり…
たまにここは、外国、旅の続き?…なんて思いながら
日々の日常からかけ離れた、贅沢な時間。
一年越しで、念願が叶った、迎賓館参観でした。