ココアのhappy palette

小さなしあわせさがして…

新緑の美しい 三渓園散歩

2010年04月15日 | まち歩き

また雨です。

本当にお天気が続きません。

ウインド・イン・マーチ、レイン・イン・エイプリル

風の3月、雨降る4月と呼ばれるくらい、お天気が続かないですね。

でも、この季節があるから、美しい5月が訪れると

今朝の天声人語に書かれていて、なるほどと納得したしだいです。

そんな天気の合間、水曜日は

仲良しの卓球仲間5人で、横浜へ遊びに行きました。

    

                 三渓園

Img_4151

桜には、間に合わなかったけれど

ちょっとだけピンク。

三渓園は、生糸貿易で財をなした横浜の実業家である、

原 三渓氏の元邸宅です。

三渓氏が、京都や鎌倉などから、歴史的に価値のある建築物を移築して、

明治39年に、三渓園として、一般に公開を始めました。

53、000坪の園内には、10棟の重要文化財を含む、

17棟の古建築が四季折々の景観に佇んでいます。

  

               臨春閣

Img_4184_2     内苑にある、

        紀州徳川家初代頼宣が、

            建築した数寄屋風書院造りの別荘建築です。

この臨春閣の景観は、

京都の桂離宮と対比されるものだそうです。

   

          

               

Img_4166

    狩野派の襖絵、

         数寄屋風の造り。

    避暑のために建てられたもので、見た目は地味ですが

          細部は、なかなか手の込んだ細工があちこちに…

   

            

Img_4161

この芝生から眺める、お月さまも綺麗とか…

    

         

Img_4168

   

                 月華殿

Img_4177

徳川家康時代の、

京都伏見城内にあった大名伺候の際の控え所だった建物。

    

             天授院

Img_4176

      鎌倉建長寺付近の心平寺跡にあった

             禅宗様の地蔵堂

                  新緑のもみじが美しいです。

    

               聴秋閣

Img_4180

    京都二条城にあった

      徳川家光、春日野局ゆかりの楼閣建築。

         静寂の中に、川のせせらぎの音が心地よく響きます。

三渓園に咲く花や木々は、基本的には、外来のものはなく

そして、どこからも、四季の景色を十分に堪能できるようになっています。

    

             旧矢箆家住宅

Img_4187

白川郷にあった、江戸時代の、庄屋の家。

みごとな、合掌造です。

   

        

Img_4194_2

ここは、内部を公開しています。

合掌造りの屋根の部分にも登ってみました。

なかなかこんなところまで、見れませんね。

囲炉裏で火を焚いているので、煙たいです。

  

      旧燈明寺三重塔     

Img_4196

最後は、三渓園内のどこからも見える、三重塔を見学しました。

塔は、そばで見るよりも、遠くで見た方が美しいと、思いました。

   

約2時間、ボランティアのガイドさんが、

私たち5人に、ついてくださったので、とても、詳しく説明してくださり

興味深い話もたくさん聞けました。

原 三渓氏は、巨額の富を、生涯この三渓園に費やし

目利きがよかったので、廃物になってしまいそうな建築物を譲り受け

息を吹き込み、重要文化財にまで指定されるまでになりました。

お客様を招いたり、お茶会を開いたり、仏間としてつかっていたりと

古建築を生活の一部として使われていたことにも

なにか、建物に対する、愛情すら感じられます。

新緑が美しく、気持ちの良い散歩になりました。

秋の紅葉の季節も、とても、見事だそうです。

大満足の、三渓園散歩のあとは、中華街へ。

長くなったので、次回に続きます

コメント (46)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする