あらすじ
味わい尽くしてやる、この都市のギラつきのすべてを。
コロナ禍の北京で単身赴任中の夫から、一緒に暮らそうと乞われた菖蒲(アヤメ)。愛犬ペイペイを携えしぶしぶ中国に渡るが、「人生エンジョイ勢」を極める菖蒲、タダじゃ絶対に転ばない。過酷な隔離期間も難なくクリアし、現地の高級料理から超絶ローカルフードまで食べまくり、極寒のなか新春お祭り騒ぎ「春節」を堪能する。街のカオスすぎる交通事情の把握や、北京っ子たちの生態調査も欠かさない。これぞ、貪欲駐妻ライフ!
北京を誰よりもフラットに「視察」する菖蒲がたどり着く境地とは……?
著者自身の中国滞在経験とその観察力が炸裂する、一気読み必至の“痛快フィールドワーク小説”!
読書備忘録
コロナに2回かかって、北京では夫と共にまたかかっていたけれど、菖蒲のあまり気にしていないみたい!がたのもしい。
夫56歳!20違うって事?
外国暮らしは向いていない、前の妻ともそれが原因で別れたと、マイナス思考の夫だけれど、仕事の電話では急に口調がしっかりして、てきぱきと部下に指示するのをみていた時に、いつか老いたらこんな風にできなくなるんだろうなぁと思いその時は自分が支える。それが夫婦ってもんだ。出来なくなってからが本番!てなことが書いてあって、そうだなぁーと思ったわけ。お互いにね・・・
”女性はポーカーフェイスが必須です。感情を無にしてようやく、これだから女は感情的で話にならない、とは言われなくなります。喜怒哀楽どれもそうですが、怒るなんてもっての外。男が鼻血出そうなくらい怒ってても、森林でヨガしているくらいの無の境地にいなさい、それでようやく対等です”
勤めていた銀座のクラブのママ言葉に、学んだ!・・・時代が変わっても、女がナメられるのは泣いた時と怒った時だと・・・わかるっ!すごくわかる。キーッとなって泣いたら負け!キーッとなっただけでヒステリーに入れられる。私たまにポーカーフェイスしますが、聞いているのかっ!と火に油を注ぐ。そんな時は森林ヨガで無の境地!いいね!
ちょっと遅すぎるけれど、まぁ今気が付けて良かった。
菖蒲はインスタントな友達を作るのが上手い。そうで・・・なんかいたなー!京都の友達がそうだった。会うたびに友達が違うの。〇ちゃんは?と聞くと、あーあれなぁーと、そんなことを繰り返してい たっけ・・・
ペイペイとなった愛犬は、グレムリンのギズモだな!
おもしろかったわぁー
★★★★★