函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

福島原発事故1億総懺悔方式

2020年07月21日 16時14分24秒 | えいこう語る
▼福島第一原発事故の賠償費用を、北海道民も支払うことになったという記事には、納得できない。共同募金の精神を、電力料金まで広めようということか。

▼事故後、東電と大手電力会社が「一般負担金」という名目で、賠償費用を負担する制度を勝手に作ったようだ。

▼「安全・安心のクリーンエネルギー」と宣伝したのは、誇大広告で公正取引法違反ではないか。全く関係ないものからお金を取ったなら、詐欺行為で裁判沙汰ではないか。

▼勝手に電気料金に上乗せし徴収するという。さらに他の原発で事故があったら、同じようにするという。総合扶助的システムらしい。

▼例えば泊原発を保有している北海道民は、『北海道原発協同組合員』に強制加入されているようなものだ。法治国家で認められる話ではない。

▼敗戦後の「1億総懺悔」を思い出す。天皇の戦争責任は棚上げにし「まわり=周囲」が悪かったとして、戦後が始まったと同じ状態ではないか。

▼それでもA級戦犯は死刑にされた。しかし原爆を落とされたような悲惨な福島原発事故。誰もが死刑にもならないで、その損害を国民に負担するなどありえない話だ。

▼ノーベル賞作家の大江健三郎が世界に向かってスピーチした「曖昧な日本」が、戦後の我が国の実態だ。

▼「説明責任」を果たさなくてもいいのが、最近の我が国の特徴らしい。それは「曖昧なシンゾウ」が、総理の座に長く居座っているからだ。

▼そのシンゾウが周囲の声を無視し、今日から「GoTo作戦」を実施した。別名「生物兵器拡散作戦」だ。国の混乱に乗じ、自民党の念願である「緊急事態法」を成立しようという魂胆ではないか。

▼シンゾウの頭の中は「緊急事態法」を、中国の「国家安全法」に倣おうとしているのではないか。そんな妄想を国民にもたせるのは、シンゾウの憲法解釈が間違っていると、多くの憲法学者が指摘しているからだ。

▼北海道新聞には、この電力料金の負担は【北電が原発を持つ限り今後も続く】と書いてある
。そうであれば、泊原発の再稼働など論外だということではないか。

▼今日22日の北海道新聞一面トップは「GoToきょう開始」だ。そうではなく【福島原発事故負担金・道民も!】で、いいのではないか。

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