函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

天皇陛下万歳にみる国家総動員

2019年02月25日 11時29分43秒 | えいこう語る

▼今上天皇在位30年記念式典が行われた。生前退位を自ら決意したことを国民に実感させるかのように、お言葉の読む順番を間違えた。そこにすかさず皇后陛下が、手を差し伸べられ無事終了した。

▼助け合う夫婦像が全国に放映され、国民統合の象徴としての、平成の天皇の役割が見事に表現された、心温まる出来事だった。

▼さらに、式典同日に行われている「米軍基地移転」に対する【沖縄県民投票】を気遣ったかのような、天皇皇后両陛下が自ら作詞・作曲を手掛けた(沖縄の歌)・「歌声の響き」が、激戦地沖縄県民に常に寄り添ったお二人の心が、国民に伝わったに違いない。

▼私は沖縄戦で指揮を執った大田実海軍少尉が、海軍次官に宛てた電文を思い出した。【沖縄県民斯ク戦ヘリ。県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ルコトヲ】。

▼天皇皇后両陛下は、大田実少尉の願いをそれから74年後に、国民に改めて伝えてくれたのではないかと、私も胸が熱くなる思いだった。

▼式典終了は、大田実少尉の心をまるで理解しない、アベ総理の【天皇陛下万歳】だ。自分は「沖縄県の心に寄り添う」と、平気で嘘をつく。そんな人物に万歳をさせてはならない。

▼もし、沖縄県民に常に寄り添う総理なら【沖縄県民万歳】を三唱してほしかった。そうであれば、天皇皇后両陛下も、微笑んで退場したに違いない。

▼アベ総理の【天皇陛下万歳】の発声は、なぜか私には「マンセー!」と聞こえる。それは「憲法改正」への【天皇の政治利用】という心が、透けて見えてくるからだ。さらに【国家総動員】という言葉も同時にだ。

▼これは、あくまでも私の「妄想」で、終わってほしいと思うのだが。

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