函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

太陽がいっぱい

2012年08月22日 12時59分35秒 | インポート
30度を越える海上での昆布漁、まさしく眼もくらむ重労働だ。
陽が海底に差しみ、小魚の群れが銀色の腹を光らせ、まるでミラーボールのように光り輝く。
昆布の森の中は、ウニが無数に岩にひっついている。
まるで水族館にいるような、心地よさだ。
太陽がいっぱいの太平洋、水面は輝きどこからかニーノ・ローターの「太陽がいっぱい」の名曲が流れてくる。


大型クルーザーにはちょっぴり見劣りするが、我が磯舟は「第3隼丸」。
キャプテンは昆布を海底から次々巻き上げ「あー疲れた、ぶっ倒れそうだ」を連発する。


「太陽がいっぱい」の地中海のシーンを思い出す。
雰囲気だけは充分アラン・ドロンだ。
港へ帰る船の中、昆布の上に寝転び、空を眺め「太陽がいっぱい」の鼻歌を奏でた。


真夏の昆布漁。私はあの映画を回想しながら、極度な疲れの中で昆布漁を楽しんでいる。


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (花てぼ)
2012-08-25 23:02:59
今日、電車の中でこんな漢詩を読んだんですよ。

卯時 偶々飲んで斎時に臥す
林下の高橋橋上の亭
松影窓を過ぎて眠り始めて覚め
竹風面を吹いて酔い初めて醒む

朝早く、ふと重いついて一杯ひっかけ、朝食のときにうたたねをした。庭の木陰の高い橋、その上のあずまやで。松の影が窓にかかるころやっと目が覚め、竹をわたる風が顔をなでて、酔いもそろそろさめた。

蓮の葉に魚の寿司を包んで持ってきたし、堀の水に酒瓶を冷やして或るのだ。暮らしはのんびり、わが身はほろ酔い。女房どのに“劉怜(りゅうれい=晋代の酒豪)のような呑んべえさん”といわれてもしかたのないことではある。

なぜか、えいこうさんを思い出したのですよ。
Unknown (花てぼ)
2012-08-25 23:24:55
地震ですね。
ご注意くださいね。
Unknown (■かわぐち えいこう)
2012-08-26 11:45:34
花てぼさんへ。人にあてにされる仕事をしていても、心は常に自由にしていなければならないと思っています。昆布漁が終了したら、温泉宿にでも行って本でも読みながらお酒を飲み、一日中ダラーっとしたいものです。昨日は、出身高校が解体されるので、最後のイベントがあり、出店参加してきました。終了後二次会で懐かしい顔ぶれと再開しました。自身の時は、妻の車の助手席で、いびきをかいていたそうです。
その集まりに中でクラスは一緒になったことのない女性ですが、私の名前が好きで、親戚の子供の命名を頼まれたとき、同じ名前にしたとはじめて聞きました。ただ私の名前が好きだったので、他意はないということでした。隣に座って話してみましたが、やはり他意はありませんでした。ちょっぴりドッキリした、夏の終わりの出来事です。
Unknown (■かわぐち えいこう)
2012-08-26 11:50:51
地震を自身にしてしまいました。
Unknown (花てぼ)
2012-08-26 17:14:43
アランちゃんに触れないでドロンしちゃいましてすみません。
本まで買って入れ込んでいたんですね。
そちらのキャプテンは「太陽がいっぱいだぁ」と言う代わりに「あー疲れた、ぶっ倒れそうだあ」と言うのですね。おもしろいです。
Unknown (■かわぐち えいこう)
2012-08-29 14:21:24
キャプテンは私がとどほっけの海を地中海だと思っていることなど、まったく知りません。陸の方を見るととどほっけですが、沖の方はいっぱいの太陽を浴びて波が光り輝き、私にはどうしても地中海に見えてしまいます。そうでなければ昆布漁は辛いだけです。

コメントを投稿