カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

フィレンツェ・チョコレート祭り!!

2012-02-12 20:42:10 | └☆イタリアぶらり旅

今年もやって来ましたフィレンツェ・チョコレート祭り!
フィレンツェでは毎年2月の前半のこの時期に
チョコレート祭りが町の広場で開催される。
大好き♡だいすき♡チョコレート!
 
 
今年はサンタクローチェ広場ではなく
家から近いレパブリカ広場の会場へ行った。
あるある、チョコレートたくさん♪
 
 
 
ふえ~!蛇口からチョコレート!
この蛇口ほし~~い!

あはっ、かわいい!チーズ形のチョコとねずみ

うわっ、今年もまたいたっ!骸骨チョコ

え!?ありくい?
チョコになるほどメジャーな動物だっけ??

ただよう甘い香りの中、見てまわるだけでも楽しいチョコレート。
でもやっぱり食べたいので、ここでおやつ。
 
ちょこまみれで一見、何か分かりにくいけど、いちごのチョコレートがけ。
大好きいちごと大好きチョコレートのコラボ!最高です☆
そして、外にいるだけで指がちぎれそうに寒い今日、
ホットチョコレート&ラム♡
ふぅ~、あたたまる~~。
  
連れが飲んだホットチョコレート&ペペロンチーノ
これまた、あたたまる~~と思ったら
こんなにペペロンチーノ入ってた(笑

チョコレートの甘い香りは
ほんのり幸せの香りにも似て
寒い、さむい一日の小さな散歩道なのでした。

Everybody Happy Valentine

est! est!! est!!! モンテフィアスコーネ

2012-01-16 23:34:41 | └☆イタリアぶらり旅
バイト先の和食料理屋の仲間で新年慰安旅行。
どこに行こうとなった時、
人数が集まると、あ、そこ行った事ある、などとなって
なかなかまとまらない。
結局、みんな行った事なくて、
有名なワインの産地なのでみんなちょっと興味ある
「モンテフィアスコーネ」へでかけることに。

しかし興味はあるのにみんな行った事ないのには理由がある。
それは交通手段が非常に悪いため。
バスの時間をなんとか調べ上げてみたら、どうにか行けそう。

フィレンツェからだと、まずはオルビエトという町を経由して行く。

オルビエトは崖の上に立つ中世の美しい町。
 
ここでとりあえずお昼ご飯。
おいしいものを食べる事も仕事のうちなコックさん達と一緒なので
レストランでしっかり席についていただく。
 
かぼちゃのラビオリに合わせるのは
オルビエトのあるウンブリア地方の白ワイン。
ウエイターさんにおすすめを聞いて「San Giovanni」をチョイス。
華やかな果実の香りと、なめらかですっとした飲み口がおいしい。
 

おなかいっぱいになったら町を少し散策しつつ、
目的地のモンテフィアスコーネ行きのバスを待つ。

帰宅中の学生さん達に混じってモンテフィアスコーネ行きのバスに乗る。
どこまで連れて行かれるのか不安になったころ、
ここだよ、と運転手さんが降ろしてくれた。
 
着いた!モンテフィアスコーネ。

モンテフィアスコーネはワインの産地。
「エスト!エスト!!エスト!!!」という名の白ワインは特に有名。
なんでもその昔、旅をしていた主教が弟子に
先に行って旅先の村においしいワインがあるかどうか調べるようにと命じた。
モンテフィアスコーネのある宿でおいしいワインを見つけた弟子は、
宿の扉に「est! est!! est!!!(ある!ある!!ある!!!)」と書いて
後から来る主教に知らせたという逸話があるワイン。
そんな楽しげな逸話が残る村なら行ってみたいし、
そのワインも味わってみたいじゃないか。

が、しかし、誰もいない。。
お店もほとんど閉まってる。
シーズンオフだからかな。。
とりあえず町をくるっと廻る。

開いてるお店も見つけられないまま
とうとう町のはずれに出てしまった。

丘の上にあるこの町は見晴らし最高。眼下にはボルセーナ湖。
仕方がないから、この景色の前でみんなで記念撮影。
ま、ワインにはありつけなかったけど、それもまた思い出。

静かな町に今日の空が静かに過ぎて行く。

散策を終え、バス停のある町の外まで下りて来た。
それでもほとんどのお店が閉まっている。
ふと、何を思ったか仲間のひとりがあらぬ方向に歩き始めた。

そして見つけたのが、ワイナリー!
驚くべき嗅覚、ワインに対する執念!あっぱれ。
帰りのバスの時間があるので、急ぎ足でワイナリー見学。
  
 
 
試飲もしたーい、と思ったけどタイムアウト。
それでも、バタバタとお土産のワインを買う人も。
ま、ワインの産地でそれらしき見学もできて良かったかな。

統率力に欠けるだらだらのんびり慰安旅行、
みんなで右往左往するのもまた楽しい。
遠くて長い一日が静かに暮れていくのでした。

<モンテフィアスコーネの行き方>
国鉄「Montefiascone駅」から、または国鉄「Orvieto」からバス
cotral社:http://www.cotralspa.it/

フィレンツェ散歩

2011-12-28 18:27:40 | └☆イタリアぶらり旅
夕暮れのフィレンツェを友達とプラプラとお散歩。
最近はめっきりと夜になるのが早くって、
なんだかそこはかとなく淋しくなる。
今年ももう終わりだね。。

ポンテベッキオ側で結婚式の車を発見。
真っ青のクラシックカーに
いっぱいの幸せが詰まっていると思うと
なんだかこちらまでふんわり幸せな気分になった。

それは知らない国のおとぎ話。
今日の終わりを鏡に写し取って、
冬の日は儚くおぼろに消えて行くのでした。

クリスマス・ライト

2011-12-23 23:54:00 | └☆イタリアぶらり旅

今日の終わりを待って、
街にクリスマスイルミネーションを撮りに出かけた。
 
 
厳かに、楚々と灯るクリスマスの灯りの元、
そわそわと楽しげに街を行き交う人々。
仄かな灯りの中でも、皆、笑顔なのが分かる。

華々しく飾り立てなくても分
街はこんなにも美しく、
人はこんなにも幸せそうにいられる。
 
祈りの日にただ静かに願うのは、
どうか全ての人々に
あたたかなクリスマスでありますように。


カリオストロの城へ

2011-11-23 23:59:15 | └☆イタリアぶらり旅
旅に出た。
目指すはカリオストロの城。

「ルパン三世 カリオストロの城」のカリオストロ伯爵は
実在のモデル?がいたようで、
その実在したカリオストロ伯爵が最後に幽閉されていたお城が
サン・レオという町にあるらしい。
旅好き、ジブリ好きのルームメイトが行くというので、
私も行きたい!と便乗した。

お互い忙しい中、予定を合わせて出かけた休みの日。
秋雨が草木を濡らす静かな日。
フィレンツェからは遠く、電車とバスを乗り継いで行った。

着いた町はとても小さな町。
 
中世の面影そのままのれんが造りのかわいい町。
シーズンオフのせいか、町には人気がなく、シンとしていて、
それがまた、なんだかタイムスリップしたような、
お話の中に入り込んでしまったような、そんな不思議な気にさせる。
 
地図もなく、案内板を便りに城をめざす。
 
 
 
厳つい戦車と重々しい城壁に閉ざされたお城は、
今、監獄博物館になっているようで、
入り口まで来て結局私たちは引き返した。
拷問機とか、監獄とか、できれば見たくない。
代わりに、高台にあるお城からの美しい眺めをひとしきり見ることにした。

秋の霧雨に煙る草原の美しさ。
穏やかに眠る姫君のように、静かに横たわる。

お城の丘を下りて、町を散策。

町の教会。
 
 
そして本当に誰もいない。
あるのは私たちの影と犬一匹。
 
ついでなので、サン・レオの町も下りてみる事にした。

わぁ!下から見ると断崖絶壁。
 
 
  
いたって平穏な下の町の景色。
なんだか田舎のおばあちゃん家を思い出した。
 
全景を見たくて、もっと先まで歩いてみた。
 
でもその崖は思いのほか大きくて、
下からは、お城の先がちょっと見えるくらい。
その全景を眺めるには、鳥にでもなって飛んで見なくてはいけないらしい。
あんなところに閉じ込められるのは、
どれだけの孤独だっただろう。。
 
町に戻ったら、犬の次は猫のお出迎え。
なぜかやたらなつかれた。
 
帰りのバスはせまってるけど、
お腹空いたしとお昼ご飯食べたいね~と、
ようやく開いているお店を見つけて入ってみた。
キッチンのおばちゃんに、
帰りのバスの時間を伝えて、急いでるんだけど、というと、
まかせなさい!もう準備はできてるわっと心強い返事。

頂いたのは「サン・レオ風」と名のつくパスタ。
どこがサン・レオ風なのかはいまいちなぞだったけど、
もっちりした手打ちパスタとチーズの風味豊かなソースがおいしかった。

帰りのバスを待つ広場。
さっきの犬とちらほら町の人。
えーっと、バスはどこかな??と見ていたら、
1台のバスがまさに発車して行った。
え!?まさかあれ??
と、びっくりしてバスを追おうとしたら、
ちょうど車で通りかかった町の人が、
すぐさま車でバスを追いかけて止めてくれた。
結局、そのバスは別のルートのものだったのだけど、
町の人の親切に感激。

寒巌の城とあたたかな人の心、霧に煙る美しい草原、
たくさんの景色を心に刻んで、
小さな旅の帰路についたのでした。

トスカーナの海辺をゆく

2011-11-20 23:22:20 | └☆イタリアぶらり旅
写真を撮るのにおすすめの場所があるの、と車で連れ出してもらった。

たどりついた海は透明で、
秋の終わりの心もとない光に照らされて、静かに
それは静かに澄んでいた。
 

夏の余熱が去った町はひっそりと瞼を閉じ、眠りにつく。

その先に広がる海さえ、じっと身を沈めているように
静かに静かに目を閉じる。

ひんやりと渡る海風

トスカーナにもこんなに静かな青があったんだ。

さて、車は移動してワインで有名なボルゲリへ

大好きな糸杉の並木道。
町までずっとまっすぐまっすぐ伸びている。
 
 

ボルゲリはとっても小さな町。
まわりをぐるっとワイン畑に囲まれた小高い丘の上にある。

風がさらさらと葡萄の葉をゆらす音を聞きながら、
ベンチに座ってお友達の用意してくれたパニーノをほおばる。
こうやって外で食べる食事って大好き。
 
 
ワイン所にに来たからには飲まなくっては~と、
エノテカで1杯グラスワインをいただく。
友達の分も奪ってもう1杯。
お店の人にボルゲリのワインの事を色々聞きつついただく。
家のおみやげに、ヴィーノ・ノーボを買って帰途につく。

最後に見た海は、昼と夜の間の曖昧な時間を映し、
低く鈍く光っている。
 
何かの際に佇む時、私はその深淵から目を離す事が出来ない。
深淵を覗き込む物は愚者だと笑われるだろうか。
 
それでもその妖しく美しい光に魅入られて、
ただじっと、その終わりを見つめているのでした。

秋を探しに

2011-11-11 20:07:57 | └☆イタリアぶらり旅
私たちは秋を探しにバスに乗った。
 
バカンスでイタリアに来たのに、根っからの働き者の性分でうっかりバイト三昧のルームメイトと
仕事に私事にと何やら用事の多い私は、
同じ部屋に住んでいても、
会話をするのは眠りにつく前のほんの少しの間。
お互い忙しく毎日が過ぎていく中で、風景に目をやる時間がない。

ああ、きっと今頃は葡萄畑も色づいてるんだろうね~。。
うん、きっと。見たいね~。。
写真撮りたいね~。。

半分寝ながらうつろにかわされた会話でも、
元来行動派の私たちは次の休み、一緒にワイン畑へでかけた。
秋に染まった葡萄畑を見るために。
 
丘の上をどこまでも伸びる道ばたにぽつんとある小さなBARの前のバス停で降りた。
そのBARの建物を越してその向こうを眺めると、秋は広がっていた。

夏の鮮烈さを欠いたうす水色の秋の空が静かに今日を包み、
色づいた葡萄畑は丘に沿って波打ちその空の際まで広がっている。
収穫を終えた畑は色づいた葉をサラサラと風に揺らし、
まるで遠い昔を懐かしむ老人のように穏やかにやさしく佇んでいる。 
 
その足下でじゃれる子犬のように私たちははしゃいでまわる。
乾いた葉の香りをいっぱいに吸い、柔らかくごろっと大きな大地を踏みしめて歩く。
やわらかな風が私たちを追い越していく

狩り残しの葡萄をみつけてひとつぶ味見。
しゅわっと渋つく皮の下からぎゅっとした濃い葡萄の味が溢れ出す。
んっぱ、、おいしい~。
それはまさしく今見ている風景の味、秋の味。

あふれる秋の光に包まれて、ああ、心地いい。
秋野原の散歩。
のんびり雲がついてくる。

葡萄畑の次はオリーブ畑。
どこまでも豊かなトスカーナの大地。
伸びやかで力強くあたたかい。

私はこの景色がとてもとても大好きだ。
世界中のどんな絶景より、この景色を見たくてここにいる。
それは大きな腕に包まれているようで、とても安らぎ、
そして、その目に見える景色の美しさは
そのまま、生きとし生けるものの美しさ、命の感動だと思い知る。

さて、たくさん歩いて、のびのび秋の散策を楽しんだ私たちが
最終的に見つけた秋は”食欲の秋”。
バスを乗り継いで、パンツァノのハンバーグ屋さんへ。

このお肉のおいしさ、まぎれもなく。
秋のすきっぱらを十分に満たしてくれる。
そして結果、ここへたどりつくのは確信犯だった私たち、
持ち込みワインをあけて、おいしいお肉とゆっくり秋のランチを堪能。
帰りのバスはうとうとと、瞼の向こうに葡萄畑の紅葉の黄色を感じながら、
小さな秋を捜す旅の一日はくれていくのでした。

サントスピリットのメルカート

2011-10-16 23:53:51 | └☆イタリアぶらり旅
このところ立て続けに仕事が入り、
私用も立て込んでそれとなく忙しく、久々の休みの日よう。
家のすぐ裏の教会の広場でビオのメルカートがあったので出かけた。
 
このサントスピリット広場では、日曜日にメルカート(市場)が立つ。
第2日曜が骨董市、そして今日、第3日曜がビオ市場。
骨董市も好きだけど、ビオの市が好き。
だって、食べ物がたくさん売ってるからっ!
 
 
産地直送とれたて野菜に果物、はちみつ、
それらを使った、ジャム、ワイン、パン、ハーブに石けんなどなどなど。
見て、食べて、食べてみて、そりゃあ楽しいったら。
  
あっ!栗!くり!くり~!
日本の栗もおいしいけど、イタリアの栗おいしんだ~。
去年マレンマのアグリに行った時、山で拾った栗はべらぼうにおいしかった!!
このビオの市の栗も山で拾ってきた、あ、収穫してきたやつだからきっとおいしいぞー。
張り切って、いっぱい買った。いっぱい食べるぞ~。

そして今日のおやつ!
市をぐるぐる3周くらいしてようやく選んだこれ、
ぶどうのスキャッチャータ。
ぶどうの収穫期のこの時期しか食べられないおやつ。
ワインになるぶどうを使ったこのお菓子、
種がそのまんまだから最初はちょっと食べにくかったけど、
この独特のぎゅっとした果実味がなんだかたまらなくって、
この季節が来るとついつい買わなければと思ってしまう。
ぶどうの紫色を手にいっぱいつけながらかぶりつく。
ん~、おいしい!秋の味。

ずいぶん秋めいてきた光に包まれながら広場で休憩。
イタリアに残るときめてから、パタパタと入る仕事、個展の話、
ぼんやりしている私をのせて季節は勝手に巡っていく。
目の前を流れていく景色を不思議な気持ちで眺めているのでした。

旅の終わりに~フィレンツェ

2011-09-21 22:55:43 | └☆イタリアぶらり旅
南イタリアの旅ご案内を大きなトラブルもなく終え、フィレンツェ。
イタリア最後の晩餐、ポルチーニ茸づくしにご招待いただいた。
生のポルチーニはこの季節しか味わえない逸品。
贅沢至極の晩餐。
 
まずはポルチーニをたっぷり使ったタリアテッレ(パスタ)。
 
そしてこれがポルチーニのステーキ!
どどーんと直径20センチはあろうかと思われる大迫力。
肉厚で食感はふんわりやわらかく、
香りもほのかでやわらかく、
そして噛めばじんわりと広がる旨味。
ふわぁぁぁ~おいしい~~。
地元九州も椎茸のステーキはおいしく有名だけど、
これは椎茸のように濃い旨味でなく、
香るようにやわらかで上品な味わい。
椎茸も大好きだけど、これはこれは、世界級においしいっ!
ああ、おいしいってしあわせ。。

今の私には自力で食べる事の出来ない高級品をごちそうになり
本当にほんとうにありがとうございました。
いつかきっとこれを好きに食べられるようになるんだと、
不純な動機でやたらにがんばる気になった夜なのでした。