夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

2014年追懐

2015-01-01 23:56:47 | 日記
今年の計画を立てる前に、昨年の総括をしておこうと思い、今日はこの1年間分のフランクリン・プランナー(私が愛用しているシステム手帳)の記事を全て読み返してみた。
去年どんな計画を立てて、何が達成でき、あるいはできなかったのか、またその理由は何か、ということを突き詰めて確認・理解しておかないと、今年も同じ失敗を繰り返すことになる。
一見無駄に見えても、やはり毎年この作業は必要だ。

年を取るにつれ、1年が過ぎるのがますます速くなっていくような気がする。
しかし、毎日の記事を読み返すと、堆積した記憶の下の方から、様々な出来事がその時々の感情を伴いつつ浮かび上がってきて、ただ過ぎていく時間に流されて生きてきたのでないことも分かる。
そんな昨年の出来事で、特に印象に残ったことを挙げてみたい。

1番はやはり、母方の祖母が亡くなったこと。
昨年、祖母の働いていた富岡製糸場が、世界遺産に登録されることが決定したのも、何かの因縁のように感じられてならない。

(2番目は内緒です。)

3番目は、短歌を始めたこと。大学の後輩の勧めで「短歌初心者講座」を受講したのがきっかけで、先生が代表を務める短歌結社に入ってその催しに参加するようになり、地域の歌会にも毎月出席させていただいている。これまで、和歌や短歌を「文学作品」として鑑賞・批評する立場だったのが、創作や同好の士との交流という立場も知るようになって、ますます理解や関心の幅が広がったように思う。

残りはランダムに挙げる。
3月に卒業した生徒たちの受験指導の日々は、今思い返すと、毎日がドラマのようだった。笑いあり、涙あり、苦労あり。
残念ながら浪人した数人の生徒も、間もなくセンター試験本番を迎える。今年こそ、合格を勝ち取ってほしい。

学会・例会にも多く参加することができた。東京・京阪神だけでなく、高校の修学旅行以来初めて金沢に行けたのは、いい思い出になった。
4月初めに宮内庁書陵部で古写本の調査をしたのは、貴重な経験ができた。桜の季節で、皇居の桜が美しかったのも印象深い。
5月頃からNHKの連続テレビ小説「花子とアン」にハマり、毎日見るだけでなく、村岡花子に関連する特別展まで観に行ったのは、まさにマイブーム(死語)とも呼ぶべき現象であった。
近代短歌への関心から、正岡子規・与謝野晶子・樋口一葉などの特別展も観に行った。

10月の授業公開で、漢詩の研究授業を行ったこと。結果としては、自分の教育技術の不足と教科指導・学力養成の不徹底を露呈することになったが、その後の意見交換会で率直かつ建設的な意見や助言をいただけたのはありがたかった。

これから始まる2015年が、昨年以上に様々な出来事と出会いに満ち、充実して思い出深い1年となりますように。

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