厳しい天候の中上手く育っていればそれが正解、どんな庭にしたいのかご自分の理想に近づけるための日々の工夫やヒントになれば幸いです。庭は作る過程が楽しいんです。
昨年冬に入荷した苗を植えつけた株です。連続して読んでくださっている方は記憶に有るかもしれませんが輸入苗は茎と呼べるのは2,3本だけと大きめの根だけです。
半年たち今です。カップを覆うように育てたいのであまり切らずにそのまま育てています。クリストファー・マーロウ
基本立ち上がりません。真っ直ぐ育てたい方には受け入れがたいと思います。でも高低差が有り下から見上げたらいかがでしょう。英国なら野兎だって通れないかもしれません。
品種の特性を理解し一番素敵に見える様に育てるのが楽しいと思いませんか。
業者向けのデビットオースチン社のカタログ写真
花壇のバラを見て育ち方はそれぞれ個性的で広い庭だったら本当に2メーターほどのこんもりとした形に育てたら、春の庭はどんなに素敵かしら。香りが強いとか弱いとか一輪の花より圧倒的な数での表現になるはず。
うっとりしながら誰が花柄摘むのかしらと思ったりしてます。
販売用のイングリッシュローズは基本90センチの箱に入るように新芽が伸びるのを予測して根元から切りそろえます。品種による生育違いを考慮して剪定できるまでには数年間の観察と実践が必要です。冬には鉢の上株元から20センチ程度に切り戻すので、脇枝を最終的に増やさないために夏はそれより長く残します。ご注文時に箱に入るよう先端を切り取れば簡単、でも蕾が付いていたほうが嬉しいだろうと思って配送開始の最低気温23度が安定したころにも箱に入るようにしています。
花壇のバラは夏は60センチ程度冬は30センチ程度を目安にしています。連続開花していく品種は花柄摘みの時に花首だけでなく切り戻しも兼ねてバランスも見ながら切り取ります。あくまでも株の健康状態に合わせます。通路やはみ出したら困るところの場合も外芽でなく交差してしまうけれど内側の芽出切る場合も有ります。盆栽ではないので樹形に気を付けても冬にはバッサリ、臨機応変にします。種を付けたままだと咲きません。咲かせたいなら切り戻します。
すぐ脇芽が出るタイプなので先端のみ花柄摘みより長めに切り取ります
切り戻すと気になる肥料ですが、来週には最低気温が24度に下がりそうです。
鉢植えの場合目安でしかありませんが早く肥料を撒いて無駄にするより23度を待っています。
花壇なら肥料分も留まるでしょうから雨が降り気温が少し下がり最高気温30度以下になれば施肥を始めます。花壇はやはり鉢植えと違い少々の間違いや過多、過小も平均化するのでヤッパリ楽です。あくまでも目安ですが日々の作業と天気予報と生育結果を照らし合わせてのデータです。地域や管理の仕方で当然変わります。
先回のレディ・エマ・ハミルトンの今朝の様子です、咲き終わりの花柄と咲いた花はすぐに取り除いてます。いったん弱った株は回復まで時間がかかるので水やりと薄めの液肥で様子を見ます。
ベランダ園芸は経験も無く未知の世界なのでアドバイスは出来ないので環境に合わせて工夫してください。
基本の水やり時間を守れていない方は最高気温が25度まで待ったほうが良いです。数日前のブログを参考にしてください。
花のない花壇に唯一咲いているのでアゲハ蝶が来てます
アーチチョークを引き抜こうと思ったら新芽が出てきました。
台風が心配です。どうか被害が出ませんように。