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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ホッ♪と休憩タイム。

2012-06-20 23:15:57 | 美味
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぷはッ! やッとォ、たいふうゥ、とおりィすぎたのでスゥ!」
「がるる!ぐるがる~…」(←訳:虎です!疲れたね~…)

 こんにちは、ネーさです。
 吹き荒れた強風に、バラのお花は散ってしまったようですね……
 いま、お庭で元気なのは、アジサイ!
 そして、お花屋さんでは――

  

 シャクヤクがいちばん人気なのだそうですよ♪

「しゃくやくゥ! きれいィでスねッ!」
「ぐるるぐるぐる!」(←訳:季節のお花だね!)

 近年のシャクヤクは、
 白、アイヴォリー、淡いピンク、濃いピンク、と色合いもさまざま!
 今日はどんな色のシャクヤクが入荷しているのかな?と
 お花屋さんの店先をチェックするのも楽しいですよ。
 そして、お花ウォッチングの後は――

「おやつゥ~!」
「がるるぐるる!」(←訳:花よりダンゴ!)
「おなかァ、ぐーぐーッ!」

 ……分かりました。
 グーグー予防のためにも、
 本日のおやつを御紹介いたしましょう。
 じゃじゃん!
 
  

  『森永製菓』さんの
  《期間限定 抹茶クッキー》!

「ぐりーんッ♪」
「ぐるるがるーるっ♪」(←訳:抹茶クリームっ♪)

  

「これでスッ♪」
「ぐるるがる!」(←訳:新緑色です!!)

 さくさく軽い食感のクッキーで、
 宇治抹茶クリームをサンドした甘~いおやつ。
 期間限定モノですから、
 新製品好きな御方はパクっと、いかが~♪

 台風が来たり行ったり、
 気温と気圧が下がったり上がったりで
 身体にこたえる6月です。
 皆さま、体調に気を付けてくださいね。
 
「ぱくぱくッ、まッちゃでェ~」
「がるぐるがるる!」(←訳:暑気払いしよう!)

 ついでに台風5号も追い払っちゃいたいわ~!
 

ホッ♪と休憩タイム。

2012-06-20 23:15:57 | 美味
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぷはッ! やッとォ、たいふうゥ、とおりィすぎたのでスゥ!」
「がるる!ぐるがる~…」(←訳:虎です!疲れたね~…)

 こんにちは、ネーさです。
 吹き荒れた強風に、バラのお花は散ってしまったようですね……
 いま、お庭で元気なのは、アジサイ!
 そして、お花屋さんでは――

  

 シャクヤクがいちばん人気なのだそうですよ♪

「しゃくやくゥ! きれいィでスねッ!」
「ぐるるぐるぐる!」(←訳:季節のお花だね!)

 近年のシャクヤクは、
 白、アイヴォリー、淡いピンク、濃いピンク、と色合いもさまざま!
 今日はどんな色のシャクヤクが入荷しているのかな?と
 お花屋さんの店先をチェックするのも楽しいですよ。
 そして、お花ウォッチングの後は――

「おやつゥ~!」
「がるるぐるる!」(←訳:花よりダンゴ!)
「おなかァ、ぐーぐーッ!」

 ……分かりました。
 グーグー予防のためにも、
 本日のおやつを御紹介いたしましょう。
 じゃじゃん!
 
  

  『森永製菓』さんの
  《期間限定 抹茶クッキー》!

「ぐりーんッ♪」
「ぐるるがるーるっ♪」(←訳:抹茶クリームっ♪)

  

「これでスッ♪」
「ぐるるがる!」(←訳:新緑色です!!)

 さくさく軽い食感のクッキーで、
 宇治抹茶クリームをサンドした甘~いおやつ。
 期間限定モノですから、
 新製品好きな御方はパクっと、いかが~♪

 台風が来たり行ったり、
 気温と気圧が下がったり上がったりで
 身体にこたえる6月です。
 皆さま、体調に気を付けてくださいね。
 
「ぱくぱくッ、まッちゃでェ~」
「がるぐるがるる!」(←訳:暑気払いしよう!)

 ついでに台風5号も追い払っちゃいたいわ~!
 

― まぼろしの名画座 ―

2012-06-19 23:21:49 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ううゥッ! すごいィかぜとォ、あめェでス!」
「がるる!ぐるるー!」(←訳:虎です!怖いよー!)

 こんにちは、ネーさです。
 6月だというのに、台風に直撃された日本列島……
 どうか、どこにも、誰にも、被害がなく台風が通り過ぎてくれますように!
 では、暴風雨にもメゲず、というか、
 暴風雨に対抗すべく!
 本日も読書タイム敢行ですよ!
 こちらを、どうぞ~!

  


 
              ―― トラウマ映画館 ――


 
 著者は町山智浩(まちやま・ともひろ)さん、2011年3月に発行されました。
 『MY TRAUMATIC MOVIE THEATRE』と英題名が付されています。
 現在は米国カリフォルニア州に在住の映画評論家・町山さんによる、
 映画評論集、なのですが……

「なんだかァ、ふしぎィなッ!」
「がるぐるっるるぐる!」(←訳:普通じゃないような!)

 ええ、そうなんですね、
 この御本で紹介されている映画について、
 町山さん御自身が『あとがき』で、こう書いておられます。
 
   《観ている間、グサグサと胸を突き刺され、観終った後も痛みが残った》――

 それは、
 たとえば深夜のTV映画で、
 いまはもうすっかり消えてしまった名画座で、
 少年時代の町山さんが見入り、
 観て楽しいとは思えなかったのに、
 どうしてか、
 忘れられがたく、
 心のすみに残った映画作品たち。

 そしてまた、
 いまでは観ることが難しくなってしまった、
 『忘れられた映画』たち。

「えェッ?? みられないィのでスかッ?」
「がるるぐるぐる?」(←訳:DVDはないの?)

 DVD化されている作品もありますけれど、
 そうでない作品が多い、と町山さんは述べています。
 
 でもね、映画マニアさんならば、
 これは観てみたいかも!
 と思える作品の監督さんの名、出演者さん、ストーリーを
 おぼえておいて損はありません!
 私ネーさも、発見しましたよ。
 ほら、テディちゃ、虎くん、見て見て!
 第8章で紹介されている、
 『恐怖の足跡』を! 

「……きょうふゥ??」
「……がるる~!」(←訳:……まさか~!)

 1961年に制作された作品で、
 監督・製作はハーク・ハーヴェイさん、
 出演はキャンディス・ヒルゴスさん、シドニー・バーガーさん他、
 あのジョージ・A・ロメロさんに影響を与え、
 ゾンビ造形の基礎ともなったという、
 《恐怖映画》の先駆的作品!

「うぎゃァわァ~ッ!」
「ががががるっ!」(←訳:こここ怖いっ!)

 怖い!怖そう!
 なんですけれど、
 町山さんの筆は、怖さのその向こう、に言及します。
 怖さの背後、
 怖さと隣り合わせにあるもの、
 ひとが見出す影と光の境界と……結末を。

 怖くてもいい!
 トラウマになっちゃってもいい!
 だって映画好きなんです!と
 映画/映像ファン&マニアを自認する方々は、
 ぜひとも一読を!
 きっと《なにか》を得られるはずですよ!

「こわさにもォ、まけずゥッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:覗いてみてね!)
「でもォ、やぱりィ……こわいィッ!」
 
  

くすすっ♪を12回。

2012-06-18 23:28:22 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 ロンドン・オリンピックまで40日を切りました!
 開会式まで、あと39日~♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぼるとさんはァ、かてるかなッ?」
「がるる!ぐるるーがるるぐるるがる?」(←訳:虎です!サッカーはどこが金メダル?)
「すいえいィはァ??」

 走ったり蹴ったり泳いだり、
 ああオリンピックって忙しい!
 同じく、今日ご紹介いたしますこちらの一冊も、
 二転三転四転と目が回る忙しさです。
 さあ本日の読書タイム、開幕~!、

  


 
           ―― フランクを始末するには ――


 
 著者はアントニー・マンさん、原著は2003年に、日本語版は2012年4月に発行されました。
 英原題は『Milo and I(マイロとおれ)』、
 英語で書かれているこの御本の、
 著者・マンさんは、オーストラリアの作家さんなんですって♪

「……むッ? むむッ?」
「がるるるぐるるる~!」(←訳:なんだかヘンです~!)
「だいめいィがァ、ちがァ~うッ??」

 あら、気付きましたか。
 そうなんですね、
 原著の題名は、御本の冒頭に収録されている『マイロとおれ』から採られているのに、
 日本語版は、全く別の作品の題名が書名になっています。

 これは、なぜ?
 どうして原著と違うの?
 出版社さんの意図は?
 と、深読みしてみますれば……

 たぶん!
 表題作品『フランクを始末するには』の方が、
 日本人の好みに合いそうだから!

「ほほゥッ?」
「がるぐるる?」(←訳:好みの問題?)

 では、表題作品『フランクを始末するには』の
 どこがどう日本人にアピールしちゃうのか?
 好みに合致するのか?
 を解明するためにも、
 ストーリーをバラし、
 いえいえ、ちょこっとだけ粗筋を御案内いたしましょう。

 フランク・ヒューイット。
 代理人(エージェント)から標的の名を知らされて、
 “わたし”こと殺し屋のスタン・ベンディックは当惑します。
 フランクを?
 なんでまた?
 彼は大スターじゃないか!
 エンタメ界の星!
 歌よし!映画よし!TVよし!
 ミュージカルもCMも!
 ヒット連発の大御所を!
 ……おれが始末する、ってわけ?

「ひゃふァッ! おそろしィ!」
「がるるぐるるっるー!」(←訳:そんなお仕事ってー!)

 ポケットに拳銃、よし!
 フランクの居場所確認、よし!
 準備万端ととのって、
 代理人に説得された殺し屋ベンディックは
 フランクの大豪邸へ向かいます、が……。

「なにかがァ、おこるゥ!」
「がるぐるるる?」(←訳:何が起こるの?)

 大スターで大御所で名はフランク、と来れば、
 つい連想しちゃうのは
 フランク・シナトラさん、ですね。
 とすると、この作品も
 映画『ゴッドファーザー』ばりのエンタなアクションドラマになる、んでしょうか?
 物語の結末は、ふっふっふっ、
 どうぞ御本で!

「なるほどねッ、これはァ~♪」
「がるるぐるぐる!」(←訳:日本人好みかも!)

 ユーモアとアイロニー、
 読み手をにやり!とさせるミステリ風味横溢の12篇から成る短編集、
 シャレが解るオトナな活字マニアさんに、おすすめですよ~!

「さいごにィ、わらうゥのはァ~♪」
「が~るる?」(←訳:だ~れだ?)
 
 

~ 海の都に、波と、鐘の音 ~

2012-06-17 23:28:12 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふわゥッ! たいへんッたいへんッ!」
「がるる!ぐるるがるるぐる~!」(←訳:虎です!台風が来そうだよ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 今週は台風4号が接近すると予報されていますね。
 皆さま、御用心怠りなく!
 
「れいんぶーつゥ!」
「がっる!」(←訳:カッパ!)

 本日の読書タイムで御紹介いたしますのは、
 日本が海に囲まれた島国であるのに対し、
 こちらは海に浮かぶ人工の島国!
 旅好きさんたちが憧れる、
 夢のように美しいあの都へ、さあ、どうぞ~!
 
  


 
             ―― ヴェネツィア物語 ――


 
 著者は塩野七生(しおの・ななみ)さん、宮下規久朗(みやした・きくろう)さん、
 2012年5月に発行されました。
 現在はイタリアのヴェネト州の州都として、
 かつてはヴェネツィア共和国の首都として世界に名を轟かせた《海の都》――
 この御本では、
 歴史・美術・建築の視点から都市ヴェネツィアの実像と残像に迫ります。
 地中海の覇者、
 そして文化の牽引者でもあった共和国ヴェネツィア……!

「せかいいさんッ、なのでス!」
「がるるるぐるがるがるる!」(←訳:ゴンドラがゆく水の都!)

 水都ヴェネツィアを案内してくださるのは
 この御方しかいないわ!と
 私たち活字マニアを深く頷かせる最高のガイドさん!
 作家の塩野さんと、
 美術史家の宮下さん!
 おそらくは、
 ヴェネツィア共和国の誕生から衰亡までを描いた塩野さんの『海の都の物語』で
 アドリア海沿岸都市の歴史に関する知識を得た、
 という活字マニアさんもおられることでしょう。

「かいじょうぼうえきィ、でスねッ!」
「がるるぐるぐるっ!」(←訳:海戦もあったよ!)

 地中海の、あるいはヨーロッパ社会の命運をも背負い、
 往時のスペイン王やフランス王、
 オスマン帝国の王たちと渡りあった共和国ヴェネツィア。
 ですが、塩野さんはこう記します――

  『芸術は外交の武器』。

 戦争ではなく、
 外交によって国家を存続させる。
 武器ではない、
 暗殺や策謀でもない、
 人間(ひと)こそが
 結局はすべてを動かす《鍵》――

「あーとがァ、ひとをォ、うごかスゥ??」
「がるるるぐるるがる!」(←訳:動かせるのが芸術!)

 塩野さんは続けます――

  『ティツィアーノは、ヴェネツィアがもっていた外交カードでは最高の一枚でした』。

 その言に違わず、
 各章でヴェネツィア派の画家さん・彫刻家さん・建築家さんたちが
 大フューチャーされます!
 これは、アート好きさんにとっては嬉しい驚き!
 なぜって、ヴェネツィア派についての研究書って、
 日本ではあまり無いのです。
 特に、
 ティツィアーノ(ティツィアーノ・ヴェチェッリオ)さん(1488?~1576)が大好き!という御方は、
 さあ! 
 19ページで眼を瞠りましょう!

「おおおッ! かッこいィッ!」
「ぐるるがるるぐるー!」(←訳:なんて美々しいんだー!)
「こんなかおにィ、なりたいィ~ッ!」

 『手袋を持った男』(1520年頃、ルーブル美術館蔵)は、
 塩野さん絶賛の傑作です!
 他にも、ティツィアーノさん作の王侯諸公の肖像画、
 ジョルジョーネさんの『嵐(テンペスト)』、
 バロックの先駆者ティントレットさんの巨大画、
 ヴェロネーゼさんの『エステルの戴冠』などが
 丁寧に紹介&解説されていますよ。

「うみのォ、みやこはァ、たてものもォ、きれいィでス!」
「がるるるぐるがるるる~♪」(←訳:鐘の音が聴こえてきそう~♪)

 図版や写真もとても良質な、
 ルネサンス絵画好きさんは必見の一冊です♪
 書店さんで、図書館で、探してみて下さいね~!
 

『秒』で溶けます!

2012-06-16 23:23:17 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 ……ふふふっ、見つけたわ!
 面白そうな新作グミを見つけましたよ~っ!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぐみィ! おひさしぶりィでスねッ!」
「がるる!ぐるるがるぐる~?」(←訳:虎です!どんなグミかな~?)

 この週末、
 グミハンターを詐称、いえ、自称する私ネーさが発見したのは、
 はいっ、こちらの新作~♪

  

 『扇雀飴本舗』さんの
 《日本のさくらんぼ》と《イタリア産シャルドネ》!

「しゃるどねッ??」
「ぐるるがるる~!」(←訳:ワインですか~!)

 先日ご紹介いたしました三浦しをんさん著『黄金の丘で君と転げまわりたいのだ』では、
 ワインについてのあれこれを教えていただきましたよね。
 シャルドネ!
 『世界最高峰の辛口白ワインを生み出す』といわれる品種のブドウです。
 
「もふふッ♪
 これェでスねッ♪」

  

 ではでは、実食してみなくちゃ!
 いただきまーす!

「テディちゃもォ、いただきまース!」
「ぐるるがるがるるるー!」(←訳:ボクもいただきますー!)
「ぱくりんッ!」
「がるっ!」

 ぱく!っと。
 ふむふむ、当然ではありますが、アルコールは含まれておりませんので、
 お子ちゃまも安心して食べられます。
 お味は……そうね、レモンに似た風味さえ感じさせる、
 キリッとした葡萄の風味……
 アスカットほど甘くない、
 北イタリア産ワインの遠い親戚、といった味わいでしょうか。

「すッきりィ~さわやかッ♪」
「がるるぐるぐる!」(←訳:初夏の美味だね!)

 初夏というなら、
 日本の初夏の果実は……桜桃!

「がるるっぐる~♪」(←訳:こっちで~す♪)
 
  

 山形県産佐藤錦の果汁を使用した、
 さくらんぼのグミは……こちらも甘過ぎず、
 やわらかな食感がジャポネっぽさを表現していますね。
 ドイツや米国のグミって歯応えありますけど、
 これはプルルンと溶けてしまいそうなグミキャンディですよ♪

「いくつでもォ、たべられちゃうのでスゥ!」
「がるる!ぐるるっ!」(←訳:ぱくく!かぷぷっ!)

 今年はハーゲンダッツアイスクリームのチェリー味は発売されないのかしら……と
 御嘆きのサクランボマニアさん、
 美味しいグミはいかがですか~?
 ワイン好きさんにはシャルドネなグミで、
 梅雨に負けないおやつタイムを!

「ではッ、みなさまッ♪」
「がるぐるるがるる~!」(←訳:穏やかな休日を~!)


ふるくて、あたらし!

2012-06-15 23:32:32 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 今日の午後、JR八王子駅でお見かけしたのは
 山梨県の観光キャラクター・武田菱丸くん!

  

「こんにちわッ、テディちゃです!
 ひしまるくんッ、おひさしぶりィでスねッ!」
「がるる!ぐるるがるぐる!」(←訳:虎です!山梨といえば桃だあ!)

 桃狩り、それにサクランボ狩りもステキね!
 アンズも、ブドウも……
 っと、いけない、本日はおやつタイムじゃなくて、読書タイムの日ですから、
 さあ、こちらの御本を、どうぞ~!

  


 
               ―― 日本の歳時記 ――


 
 編者はコロナ・ブックス編集部の皆さん、2012年4月に発行されました。
 歳時記――俳句、和歌、それに茶道や立花に詳しい方々は
 よく御存知ですよね。

「きせつのォ、ことばッ♪」
「がるぐるがるるるがる!」(←訳:四季それぞれの風物詩!)

 旧暦(太陰暦)を基準とする日本古来の風物は
 新暦に替わった現代の私たちの生活とは
 微妙にズレてしまうところもあって、
 なかなか実感しにくいのですけれど、
 ページをひらいたなら、
 そこに見つけた言葉に、
 ああ!そうだった!
 と肯きたくなるのが、季語。

  《春》といえば、東風(こち)、花見、茶摘(ちゃつみ)、蛙(かわず)……

  《夏》といえば、半夏生(はんげしょう)、梅雨、青田(あおた)、浴衣……

  《秋》といえば、仲秋、七夕、案山子、秋刀魚(さんま)、蟋蟀(こおろぎ)……

  《冬》といえば、吹雪、炬燵(こたつ)、鷹狩(たかがり)、酉の市……

「たなばたはァ、あきのォきごッ?」
「がるぐるっ?」(←訳:鷹狩は冬ぅ?)

 へぇ~?そうなんだ?と感心してしまう季語に添えて、
 季節を象徴する写真が掲載されている――
 というのが、
 よく書店さんのアート本コーナー、
 或いは辞書のコーナーなどに置かれている『歳時記』関連書&解説書です。
 
 例えば、冬の季語・河豚の横に
 フグの写真が載っていたら、
 うん確かにフグ!と納得できますね。

 けれど!
 この御本は、ちょっと、いえ、だいぶ違います!

 河豚の語とともにある図版は……

 写真じゃなくて日本画!!

「ふァッ? あッ! ほんとォだァッ!」
「ぐるがるるるー!」(←訳:これ絵画だよー!)

 土佐派、狩野派、円山派、琳派、
 北斎さんや広重さん、
 近代の美人画、屏風画などなど、
 この御本に採用されている図版のほとんどは
 写真画像ではなく、
 なんと!
 日本画・版画・浮世絵・錦絵を中心とした図像なんです。

 春の季語に属する、
 栄螺(さざえ)と蛤(はまぐり)の語の横には
 伊藤若冲さんの
 『貝甲図』!

 夏の季語、
 虹をあらわすのは、
 上村松園さんの二曲一双屏風『虹を見る』!

 冬の季語、吹雪には
 川瀬巴水さんの版画『芝増上寺』!

「わはほゥ!
 なんだかァ、ぜいたくゥ!」
「がるっるぐるっる!」(←訳:シックでオシャレ!)

 季語を学び直しながら、
 古今の名画家&名作家さんの名作も鑑賞できる!
 豪華で贅沢で、
 豊かな心持ちになれちゃう、
 図版のサイズが小さいことだけが惜しまれるビジュアルな季語事典は、
 日本語を愛するすべての活字マニアさんにおすすめですよ♪
 日本画マニアさんも
 ぜひ手に取って御覧くださいね~!

「なまずはァ、なつッ!」
「がるぐるぐる!」(←訳:ヒヨドリは秋!)
「うさぎはァ、ふゆッ!」
「がるるぐるがるぐるるがるる~!」(←訳:お勉強させていただきました~!)
 
 
 

脚を使って、にっこり旅へ。

2012-06-14 23:16:48 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 梅雨の晴れ間は、さあ、チャリリ~ン♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 みぎよゥしッ! ひだりよゥしッ!」
「がるる!ぐるぐるがるる!」(←訳:虎です!安全運転でGO!)

 という次第で、はいっ、本日の読書タイムは、
 チャリリン♪なんて言ったらマニアの方々に怒られちゃいそうですが、
 活字マニアさんたちもけっこうお好きなんじゃないかしら?とも思われる
 こういう御本を、どうぞ~!

  


 
            ―― 自転車と旅 vol.7 ――



 実業之日本社さんより、2012年5月に発行されました。
 『いつか行きたいニッポン極上の旅 92の旅スポット&エリア』を特集する、
 ブルーガイドグラフィック『自転車と旅』シリーズの一冊です。

「じてんしゃでェ、おでかけッ♪」
「がるるるぐるがるぐるるがるる!」(←訳:お散歩もいいけど自転車もいい!)

 私ネーさの趣味と偏愛により、
 折にふれては、ロードレースがどうの、
 自転車競技の世界選手権がどうの、
 グランツールがどうのと話題にしておりますが、
 御安心下さい、
 この御本はプロフェッシャナルなアスリートさん向けの専門書ではございません。
 幅広く、自転車に興味をお持ちの方々に
 気負わず、気軽に、
 ツーリングの楽しさを“魅せて”くれるガイドブックです。

「とくしゅうはァ、たびッ!」
「がるるるぐるがる!」(←訳:のんびり自転車旅!)

 欧州のプロ自転車競技選手さんたちは
 平地では時速60~50キロでスッ飛ばしたりいたします。
 でも、ここは日本で、
 私たちはバリバリのアマチュアで、
 そこここに美しい光景が広がっているんですね。
 ならば、ペデルを踏む脚を緩めて、
 観なくちゃ!
 楽しまなくちゃ!
  
 特集『ニッポン極上の旅』で取り上げられているのは、

   花とワインをめぐる《大人の休日》in勝沼

   瀬戸内海をめぐるアイランドトリップ

   富士山パワースポットツーリング

 といった中級ライダーさんに適したコースのガイドや、

   いつもと違う気分を味わうショートトリップ!
    ①東京スカイツリーポタリンク紀行
    ②東京ナイトビューライド
   
 という、こちらは初級ライダーさんにぴったりの特集ページ!

「したまちでェ、じてんしゃたびッ♪」
「がるるぅぐる!」(←訳:いいなぁそれ!)

 海沿いの道を気ままに走るのも、
 観光を兼ねて街中をゆっくり走るのも
 自転車旅の醍醐味ですね。
 とりわけ、
 東京の下町方面、
 それに横浜や京都の町へ
 二度目三度目の旅行をする方々に
 レンタサイクルを使っての小さな旅、おすすめいたします!
 地下鉄の駅はないし、
 バスのルートも通っていない……そんな場所への観光旅行は、
 タクシー?
 いえいえ、ぜひ自転車で!

「ちゃりりんッ♪
 あせらずゥ、ゆッたりィ~、ひがえりィりょこうッ!」
「がるるぐるがるるるっ!」(←訳:半日旅もいいかもねっ!)
「でもォ……
 たいせつゥなのはッ!」

 はい!
 安全第一のにっこり寛容な運転で、
 いってらっしゃ~い!


梅雨の合間に。

2012-06-13 23:24:11 | 美味
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふゥ~…さッかーかんせんでェ、つかれちゃッたでスゥ~!」
「がるる!ぐるるがるがるるぐるる!」(←訳:虎です!ボクは梅雨で疲れてます!)

 こんにちは、ネーさです。
 TV前で、カガワくん行けーっ!とか、
 いいぞホンダくーんっ!とか叫び倒して疲れ、
 暑くなったり寒くなったりのお天気でまた疲れ……
 そんな時には、やっぱりおやつタ~イム!
 今日は、大勢で分け合ってパクっ!な御菓子を、どうぞ~♪

  

  『不二家』さんの
  《フランママン ガナッシュ》~♪

「わほッ♪ あまァ~いィくッきィ~!」

  

  こちらは《フランママン 塩キャラメル》~♪

「ぐるがる~!」(←訳:お揃いだ~!)

 ロングセラーの《カントリーマアム》が、
 チョコチップころろん♪タイプのクッキーならば、
 こちらの《フランママン》は
 ホロッとした食感のビスキュイ風クッキーです。

 赤がアクセントのパッケージはキャラメルクリーム入りの《塩キャラメル》、
 青がアクセントのパッケージはチョコレート入りの《ガナッシュ》ですね。
 
  

「ふァいッ! こうなッてまスッ!」
「がるっぐるがるるぐるがる!」(←訳:では、いただいちゃうのです!)
「いィッただきィ~まァ~スゥ! ぱくッ!」
「がるがるっ!」(←訳:ほくほくっ!)

 ほくほく……?
 私ネーさ的には、ほろろ、さくぱくっ!な食感でしたよ♪
 《キャラメル》にはコクとしっとり感が、
 《ガナッシュ》は甘さ控えめで予想外にあっさり♪
 夏季は少し冷やしていただくと良いかもしれませんね。

「んまんまッ!おいしィでス!」
「がるがるぐるるがるっ!」(←訳:食べ比べしてみようっ!)

 おフランス風ビスキュイおやつ、ご馳走さまでした♪
 W杯最終予選の次試合は9月だそうですから、
 それまでスポーツ観戦はひと休み……とは行きません!
 現在、スイスでは
 『ツール・ド・フランス』の前哨戦ともいえる『ツール・ド・スイス』が開催中!
 ツール制覇そしてオリンピックのメダルを目指して
 ファイトだロードレース選手さんたち~!

「おいしィものをォ、いッぱいィ、たべてェ~!」
「がるるぐるがるるぐるるっ!」(←訳:スイスの山野を駆け抜けるのだっ!)
「あるむおんじィ~! よ~ぜふゥ~! はいじィ~!」

 ……え~、たぶんハイジは出場してませ~ん。
 

ハッピーをシェアしよう?

2012-06-12 23:35:17 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 にほんちーむのォ、みなさんッ、おつかれさまでしたでスゥ!」
「がるる!がるるぅーぐるるがるがる!」(←訳虎です!アウェーで引き分けなら上等だい!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日の豪州×日本戦でいちばん目立っていたのは審判さん?と思い返しつつ、
 選手さんたち&スタッフの皆さん、お疲れさまでした!
 もちろんサポーターの方々も!
 では、はらはらドキドキの体育会系タイムも終了したことですし、
 文化系の読書タイムと参りましょう。
 本日は、こちらを、どうぞ~!
 
  



              ―― 赤ちゃんはまだ夢の中 ――


 
 著者は青井夏海(あおい・なつみ)さん、2012年4月に発行されました。
 『赤ちゃんをさがせ』『赤ちゃんがいっぱい』に続く
 《助産師探偵シリーズ》の最新刊です。
 NHKでドラマ化もされた作品ですから、
 ああ!助産師さんのミステリね!TVで見たわ!と
 思い当る御方もおられるでしょう。

「にんぷさんもォ、じょさんしさんもォ!」
「がるるっぐるるる!」(←訳:楽じゃないよね!)

 人生の一大イベント――赤ちゃん誕生!
 そんな大イベントとなると、
 人間って、傍目には平静なようでいて、
 実は色々と考えちゃったり、
 悩んじゃったり、
 いつもと違う行動を取っちゃうんです。
 
 しかもそれは、妊婦さんだけでなく、
 助産師さんも同じ。

 自宅で出産、という方法を選択した若き“おかあさん”のもとへ、
 定期的に訪れて健診する、
 助産師の宝田聡子さんと亀山陽奈(かめやま・ひな)さんのコンビは、
 今日も訪問先で
 『?』と『!』
 にブチ当たってしまいます。

 これって……いいのかしら?
 放っておけないわよね?
 というような。

「うむむゥ~!
 あかちゃんがァ、くるというのにィ~!」
「がるるぐるがるるぐるっるっ!」(←訳:穏やかじゃありませんねっ!)

 人のいい陽奈ちゃんは、ついつい、
 妊婦さん側の《お家の事情》に深入りする羽目になるんです。
 
 例えば、玄関で借金取りに間違われても――

「えエッ??
 しゃッきんとりィ??」
「ぐるがるっ!」(←訳:それ怖いっ!)

 そうね、怖いわ。
 もうすぐ出産予定日!な妊婦さんのお宅に
 
  カネかえせーっ!

 と何人もの借金取りが押しかけてきたら、
 安心できるはずの自宅も
 穏やかな環境とは言えなくなりますよね。

 いったい何故こんな事態に?
 助産師・陽奈ちゃんの疑問に答えるのは、
 大先輩助産師の明楽友代(あきら・ともよ)先生。

「おおごしょせんせいッ、でスねッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:頼れる先輩だ!)

 明楽先生、しかも!
 安楽椅子探偵さんです!
 陽奈ちゃんと聡子さんの話を聞くだけで、
 事件の核心をズバリとついてきます!

 借金取りトラブルの謎を解く『払ってください』他、
 全4編のミステリが収録されているこの御本は、
 ドラマよく憶えてるわよ!面白かった~!という画像派ファンの方々、
 そして本格モノ好きなミステリファンの方々にもおすすめです。
 特に、
 ボクもうすぐお父さんになるんです!という御方は、ぜひ!

「ぱぱッ、ままッ、べいびーちゃんもッ!」
「ぐるるがるぐるっ!がるるぐる~!」(←訳:みんな幸せになれっ!な一冊です~!)