「こんにちわッ、テディちゃでス!
ふわゥッ! たいへんッたいへんッ!」
「がるる!ぐるるがるるぐる~!」(←訳:虎です!台風が来そうだよ~!)
こんにちは、ネーさです。
今週は台風4号が接近すると予報されていますね。
皆さま、御用心怠りなく!
「れいんぶーつゥ!」
「がっる!」(←訳:カッパ!)
本日の読書タイムで御紹介いたしますのは、
日本が海に囲まれた島国であるのに対し、
こちらは海に浮かぶ人工の島国!
旅好きさんたちが憧れる、
夢のように美しいあの都へ、さあ、どうぞ~!

―― ヴェネツィア物語 ――
著者は塩野七生(しおの・ななみ)さん、宮下規久朗(みやした・きくろう)さん、
2012年5月に発行されました。
現在はイタリアのヴェネト州の州都として、
かつてはヴェネツィア共和国の首都として世界に名を轟かせた《海の都》――
この御本では、
歴史・美術・建築の視点から都市ヴェネツィアの実像と残像に迫ります。
地中海の覇者、
そして文化の牽引者でもあった共和国ヴェネツィア……!
「せかいいさんッ、なのでス!」
「がるるるぐるがるがるる!」(←訳:ゴンドラがゆく水の都!)
水都ヴェネツィアを案内してくださるのは
この御方しかいないわ!と
私たち活字マニアを深く頷かせる最高のガイドさん!
作家の塩野さんと、
美術史家の宮下さん!
おそらくは、
ヴェネツィア共和国の誕生から衰亡までを描いた塩野さんの『海の都の物語』で
アドリア海沿岸都市の歴史に関する知識を得た、
という活字マニアさんもおられることでしょう。
「かいじょうぼうえきィ、でスねッ!」
「がるるぐるぐるっ!」(←訳:海戦もあったよ!)
地中海の、あるいはヨーロッパ社会の命運をも背負い、
往時のスペイン王やフランス王、
オスマン帝国の王たちと渡りあった共和国ヴェネツィア。
ですが、塩野さんはこう記します――
『芸術は外交の武器』。
戦争ではなく、
外交によって国家を存続させる。
武器ではない、
暗殺や策謀でもない、
人間(ひと)こそが
結局はすべてを動かす《鍵》――
「あーとがァ、ひとをォ、うごかスゥ??」
「がるるるぐるるがる!」(←訳:動かせるのが芸術!)
塩野さんは続けます――
『ティツィアーノは、ヴェネツィアがもっていた外交カードでは最高の一枚でした』。
その言に違わず、
各章でヴェネツィア派の画家さん・彫刻家さん・建築家さんたちが
大フューチャーされます!
これは、アート好きさんにとっては嬉しい驚き!
なぜって、ヴェネツィア派についての研究書って、
日本ではあまり無いのです。
特に、
ティツィアーノ(ティツィアーノ・ヴェチェッリオ)さん(1488?~1576)が大好き!という御方は、
さあ!
19ページで眼を瞠りましょう!
「おおおッ! かッこいィッ!」
「ぐるるがるるぐるー!」(←訳:なんて美々しいんだー!)
「こんなかおにィ、なりたいィ~ッ!」
『手袋を持った男』(1520年頃、ルーブル美術館蔵)は、
塩野さん絶賛の傑作です!
他にも、ティツィアーノさん作の王侯諸公の肖像画、
ジョルジョーネさんの『嵐(テンペスト)』、
バロックの先駆者ティントレットさんの巨大画、
ヴェロネーゼさんの『エステルの戴冠』などが
丁寧に紹介&解説されていますよ。
「うみのォ、みやこはァ、たてものもォ、きれいィでス!」
「がるるるぐるがるるる~♪」(←訳:鐘の音が聴こえてきそう~♪)
図版や写真もとても良質な、
ルネサンス絵画好きさんは必見の一冊です♪
書店さんで、図書館で、探してみて下さいね~!
ふわゥッ! たいへんッたいへんッ!」
「がるる!ぐるるがるるぐる~!」(←訳:虎です!台風が来そうだよ~!)
こんにちは、ネーさです。
今週は台風4号が接近すると予報されていますね。
皆さま、御用心怠りなく!
「れいんぶーつゥ!」
「がっる!」(←訳:カッパ!)
本日の読書タイムで御紹介いたしますのは、
日本が海に囲まれた島国であるのに対し、
こちらは海に浮かぶ人工の島国!
旅好きさんたちが憧れる、
夢のように美しいあの都へ、さあ、どうぞ~!

―― ヴェネツィア物語 ――
著者は塩野七生(しおの・ななみ)さん、宮下規久朗(みやした・きくろう)さん、
2012年5月に発行されました。
現在はイタリアのヴェネト州の州都として、
かつてはヴェネツィア共和国の首都として世界に名を轟かせた《海の都》――
この御本では、
歴史・美術・建築の視点から都市ヴェネツィアの実像と残像に迫ります。
地中海の覇者、
そして文化の牽引者でもあった共和国ヴェネツィア……!
「せかいいさんッ、なのでス!」
「がるるるぐるがるがるる!」(←訳:ゴンドラがゆく水の都!)
水都ヴェネツィアを案内してくださるのは
この御方しかいないわ!と
私たち活字マニアを深く頷かせる最高のガイドさん!
作家の塩野さんと、
美術史家の宮下さん!
おそらくは、
ヴェネツィア共和国の誕生から衰亡までを描いた塩野さんの『海の都の物語』で
アドリア海沿岸都市の歴史に関する知識を得た、
という活字マニアさんもおられることでしょう。
「かいじょうぼうえきィ、でスねッ!」
「がるるぐるぐるっ!」(←訳:海戦もあったよ!)
地中海の、あるいはヨーロッパ社会の命運をも背負い、
往時のスペイン王やフランス王、
オスマン帝国の王たちと渡りあった共和国ヴェネツィア。
ですが、塩野さんはこう記します――
『芸術は外交の武器』。
戦争ではなく、
外交によって国家を存続させる。
武器ではない、
暗殺や策謀でもない、
人間(ひと)こそが
結局はすべてを動かす《鍵》――
「あーとがァ、ひとをォ、うごかスゥ??」
「がるるるぐるるがる!」(←訳:動かせるのが芸術!)
塩野さんは続けます――
『ティツィアーノは、ヴェネツィアがもっていた外交カードでは最高の一枚でした』。
その言に違わず、
各章でヴェネツィア派の画家さん・彫刻家さん・建築家さんたちが
大フューチャーされます!
これは、アート好きさんにとっては嬉しい驚き!
なぜって、ヴェネツィア派についての研究書って、
日本ではあまり無いのです。
特に、
ティツィアーノ(ティツィアーノ・ヴェチェッリオ)さん(1488?~1576)が大好き!という御方は、
さあ!
19ページで眼を瞠りましょう!
「おおおッ! かッこいィッ!」
「ぐるるがるるぐるー!」(←訳:なんて美々しいんだー!)
「こんなかおにィ、なりたいィ~ッ!」
『手袋を持った男』(1520年頃、ルーブル美術館蔵)は、
塩野さん絶賛の傑作です!
他にも、ティツィアーノさん作の王侯諸公の肖像画、
ジョルジョーネさんの『嵐(テンペスト)』、
バロックの先駆者ティントレットさんの巨大画、
ヴェロネーゼさんの『エステルの戴冠』などが
丁寧に紹介&解説されていますよ。
「うみのォ、みやこはァ、たてものもォ、きれいィでス!」
「がるるるぐるがるるる~♪」(←訳:鐘の音が聴こえてきそう~♪)
図版や写真もとても良質な、
ルネサンス絵画好きさんは必見の一冊です♪
書店さんで、図書館で、探してみて下さいね~!