テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

疲れたアタマに、美味しいものを。

2007-06-19 23:14:38 | 美味
「あ。おかしでス! ネーさ!」
 
 小難しいSFを読んで疲れちゃった頭脳に栄養を補給せねば、
 とても立ち直れません。
 で、先日の京都旅行でゲットした御菓子の箱を開けました。
 
 《マールブランシュ》というお店の新作らしいです。
 『古都こと』8個入りセット、ですって。
 焼き菓子なので日持ちしますよ、とは
 お店のおねえさんのお言葉でした。
 おお、美味しそうではありませんか。

「テディちゃ、ちょこあじ、ね」

 私は柿フィナンシェにしましょう。
 おや、干し柿と洋菓子のコンビネーションっていけますね。
 甘さ、しっとり感が程よくて。

「ちょこも、んまいでス!」

 暑い時期には冷蔵庫で冷やすと良いかも。

「もっと! おかわり、でスぅ!」

 もう夜中、ですってば。

「じゃ、これと、これと、これは、あしたにとっとく、でス」

 全部食べる気なのか……。
 
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サイバーエンジェルは、重たいです。

2007-06-19 22:46:14 | ブックス
 あ~重たい一冊だったわ。
 読み終えて、くたくた、です。

「どしたでスか、ネーさ?」

 いま評判のSF新作を読んだんだけど、
 なんかね、非常に濃ゆくて、疲れる御本でしたの。

  
     ―― ブロークン・エンジェル ――

 
 著者はリチャード・モーガンさん。
 上下2巻セットで本屋さんの平台に並ぶと、相当に目立ちます。
 
「えすえふ、なのでスか」

 SFというスタイルは取っているけど、その設定を除けば
 ハードボイルドに近いような。
 ミステリ的要素が強いので、うーん、ストーリーはね、
 お話ししちゃうとルール違反になりそうです。困ったなあ。

「ややこし、でスね」

 ただね、何故か私、読んでいる間、
 ずーっと頭から離れませんでした。
 主演ラッセル・クロウ、というのが。

「えいが、、でスかァ?」

 そうなの。ハリウッドで映画化するなら主演はR・クロウ。
 ヨーロッパ資本の製作なら、ジュード・ロウかなあ、と。
 CGだらけになりそうな展開は、脚本化に際して難航が予想されます。
 
 敢えてストーリーの説明と整理を試みるなら、
 レイモンド・チャンドラーの名作、『○△○▽○△○▽』に
 似ていなくもない……。
 チャンドラー作品の映画は成功率低いから、
 やはり、こちらも映像化は無理かもしれませんね。

「ネーさ、○と▽ではわからないでスよゥ」

 ですから、題名を言ってしまうとネタばらしになっちゃうのよ。
 後半、特に最終章の辺りはホントに似てる……と思えて。
 ハードボイルドファンなら、これだけでピンと来るかもね。

 それにしても、死人の多さにも疲れました。
 ヴァーチャルな死であれば再生可能なんだから
 深く考える必要はないさ……などという捉え方は
 へなちょこの私には出来ません。
 その意味で、重かった。
 確かに面白いんですけど、
 素直に楽しめたかというとね、
 失敗しちゃったかもしれません……。
 波に乗る前に振り落とされた、って感じです。

 誰か、分かり易く、軽く、映画化して下さい。

「えいがにしたら、おはなし、
 めちゃくちゃになっちゃうかも、でスよ?」

 それを期待してるのです。
 いっそのこと、誰も死なないコメディーに。
 
「さっかのおじさん、おこるでショね」
 
 
 
 
 
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