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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

茅の輪くぐろう、穢れを祓おう。

2007-06-29 23:16:10 | その他
 明日6月30日は《夏越しの祓え》ですね。
 夏越しの祓えと書いて、なごしのはらえ、と読みます。
 夏越の大祓(おおはらえ)と呼称する神社さまもおありだとか。

「はらえ、ってェ? ナニするひ、なのでスか、ネーさ?」

 昔むかしから続く神事なのですよ、テディちゃ。
 
 一年も半分が過ぎました。
 茅(かや)で作った輪をくぐって
 この半年の間に身に積もった穢れ(けがれ)や罪を祓い、
 残る半年の無事と健康を神さまにお願いする……
 というような行事です。
 土地柄や、御社(おやしろ)によって
 微妙に細部が異なるようですので、
 そのあたりは産土神さまの流儀に従う方がよろしいかと。
 紙の人形(ひとがた)に穢れを移してお祓いする、
 といった方法もありますし、
 茅の輪のくぐり方も色々あるようです。

 画像は、私の地元の神社さんに設置された茅の輪ですが、
 大きさの違う茅の輪を三つ並べる神社さんもあり、
 ほんとうに様々なのです。
 
「ひだりへ、くるくるゥ。
 みぎへ、くるくるゥ。
 もっかい、ひだりへ、くるるんッ」

 くぐり方は、神社の方に教えていただきましょう。
 説明の図が掲示されている場合もありますよ。

「そしたら、おまいりィ、でス」

 茅の輪をくぐって穢れを落としてのち、
 改めてお手水で身を浄め、
 御参りいたしましょう。

 ……なんて、偉そうに言っちゃっている私ですが、
 夏越しの祓えを知ったのは
 ほんの数年前でございます。
 大晦日に行う大祓えもそうですけれど、
 あまり巷に知られていない神事なのですね。
 昔は、とても盛大に行われていたというのに。

「ちょっと、ざんねん、でスね」

 明日30日、神社へお出かけして茅の輪をくぐり、
 身から穢れを祓ってしまいましょう!

「きれいに、なろう!!でスよ」
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寡黙なイケメン同心、なのだ。

2007-06-29 17:24:05 | ブックス
「わ。きょうの、ごほんは、じだいもの、でスか?」

 このところ、河童ちゃんだの妖怪さんだの、
 御紹介のジャンルがやや偏っているのではないかと、
 私、反省いたしました。
 ミステリは大々好きですが、たまには違う色合いのものも……
 で、これはどうかしらと取り出しましたのが、こちら。


       ―― 右門捕物帖 ――


 作者は佐々木味津三さん。
 うろ憶えなのですが(間違っていたら申し訳ありません…)、
 映画の脚本家としても活躍された御方です。

 右門捕物帖が他の捕物帖モノと異なる点はと言いますと、
 幕末ではなく、
 江戸の初期を舞台に据えてあるのですね。
 三代将軍家光。
 松平伊豆守こと《知恵伊豆》。
 そういった人物の下で、
 近藤右門さんは数々の謎を解き、大活躍をいたします。

「えいやッ、とうッ!でスね」

 立ち回りはね、多いとは言えませんが、
 右門さんにかかると、死屍累々にはなりませんね。
 その辺りも、ホッといたします。

 時代考証の専門家の方々によれば、
 右門捕物帖は突込みどころ満載だそうですが
 (この時代にこりゃ無いだろ!なんですって)、
 めちゃくちゃぶりも、またそれなりに楽しいものです。

 もっとめちゃくちゃ!を御所望なさるのなら、
 やはり佐々木氏の作品である、
 『旗本退屈男』がイチ押しでございます。
 もう、笑っちゃうのです。
 無茶も無茶、ほんとに無茶。
 でも、すっごく楽しい。
 読後感はすっきり、さわやか。

「てんかごめんのォ、むこうきずゥ!なのでスよ」

 よく出来ました、テディちゃ。
 
 TVの時代劇が好きな人も嫌いな人も、
 ぜひ一度お試しあれ。

「かっかっかっ、でスぅ~」

 ……それはちょっと方向が違ってます。
 
 
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