テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

剣道少女物語(一本!)。

2007-10-06 12:34:37 | ブックス
 著者プロフィール欄に、こうありました――
 《本書は著者初の、人が一人も死なない青春エンターテインメント…》。
 はい、本日御紹介しますのは、こちらの御本です。 


 
        ―― 武士道シックスティーン ――



 著者は誉田哲也さん、’07年7月に刊行された作品です。
 主人公は剣道にいそしむ高校一年生の少女ふたり……そのせいか、
 連想してしまったのが週刊少年ジャンプ。

「ネーさ、それはァ、まんが、でスよゥ」

 解っていますよ、テディちゃ。
 でも、青春スポーツもの、といったら、ジャンプでしょう。
 バスケットの『スラムダンク』がよい例ですね。
 テニスや、『ヒカルの碁』もスポーツ的だったわ。
 『ドラゴンボール』だって、武道スポもの、と読めなくもないし。

「じょしこせェ、なのにィ」

 そうですね、16歳の女子高校生&剣道、そこがジャンプと違うところ。
 試合をしていても、どことなく、軽やかさがあります。

「きゃわゆらしィ、のでス」

 主人公たちは、一年生ながら
 名門校でレギュラーになるほどの実力の持ち主。
 その《強さ》も、物語を活性化させます。
 
 現役の運動部高校生にとっては、
 共感できる場面も多い御本でしょうね。
 スポーツに縁のなかった文化系人間には、
 羨ましくも妬けてしまう御話なのですが。
 
 大会って色々あるんだなあ、
 航空機使っての遠征って大変そうだ
 (遠征って新幹線かバスで移動するもんだと勘違いしてました)、
 部活が終わると午後8時かあ、お腹空くだろうなあ、と
 細かな描写にいちいち感心させられます。
 
 そういえば、ネーさの友達にもおりました、
 バドミントンをやってた子が。
 毎日朝6時頃には登校していて、それは何故かというと
 『朝練』のため。

「あされんン?」
 
 早朝練習、のことですよ。
 約2時間、授業開始ぎりぎりまで練習して、
 夕方も遅くまでまた部活。
 土曜日や、時には日曜日も練習また練習、してましたね。

「ひええェッ、いそがしでス!」

 そういったことを思い起こさせてくれる、
 懐かしいような、味わいある物語でした。
 学生さんだけでなく、
 コーチしてる方々も、ぜひ!
 スポーツの秋は書物の中で!という御方にも特にお薦め♪です。

「おけがしないよォに、すぽつ、するでスよ!」
  
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