テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 《ざんねん》に限界なし? ~

2024-07-12 22:03:40 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 むゥ! またまたァ~やッてきましたでスねッ!」

「がるる!ぐるるがっるぐる~!」(←訳:虎です!今回もヒット確実~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 はい! いまや本屋さんでも定番の、

 大人にも子どもにも大人気の、あのシリーズ!

 最新の2024年版といえば……

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

        ―― まだまだ ざんねんないきもの事典 ――

 

 

 著者は今泉忠明(いまいずみ・ただあき)さん、

 2024年4月に発行されました。

 『おもしろい!進化のふしぎ』と副題が付されています。

 

 《ざんねんないきもの事典》シリーズの9冊目となる、

 この御本では、

 

 ◆見たことがないざんねんな生態

 ◆もう見ることのできない、

  いなくなったざんねんないきものたち

 

 を中心に、

 『すごい』と裏表になっている

 『ざんねん』を探しにゆきますよ。

 

「あッ! これこれッ! これでスゥ!」

「ぐるるがるるるぐる!」(←訳:早々に真打登場だよ!)

 

 ここ数年で知名度が急上昇、

 グッズを販売すると売切れになり、

 カプセルトイやフィギュアにもなり、と

 大人気を博しているのが、

 ハシビロコウくん。

 

 そもそもは中央アフリカの水辺に棲む、

 全長1.5メートル程の鳥さん……なんですけど、

 川や池の浅瀬に立つハシビロコウくん、

 動かない……何時間もじっとして動かないので、

 置物か、作り物か、と思ってしまうんですよね。

 

「のんのんッ! ちがいィまス!」

「がるるるぐるるがる!」(←訳:やる時はやる子だよ!)

 

 ええ、そうなんです。

 水底から、待ちに待った標的――魚が上がってくると、

 ハシビロコウくんもサッと素早く動いて、

 魚をキャッチ!

 

 動画サイトなどでは、その

 ”ハシビロコウくんが動いた!食べた!”映像が

 やっぱり大々人気!

 バズることもしばしばです。

 

 しかし、実はもうひとつ、

 見逃せない”ハシビロコウくんの動き”があって、

 それは、

 

 アクビ。

 

「……あくびィ?」

「ぐるるがるるる?」(←訳:アクビするんだ?)

 

 疲れた時など、ハシビロコウくんも

 大きなアクビをするのだそうです。

 するとその時、

 ぱくッと開いた口の中に見えるのは

 ピンク色の奇妙な物体で、

 その正体は……

 背骨。

 

 そう、ハシビロコウくん、

 首をすぼめて口を大きく開けると、

 のどにある袋が内部から

 背骨に押されて、

 口から出ているように見える……

 って、どういう構造になってるの、それ?!?

 

「わッかんないィでスゥ!」

「がるる~…!」(←訳:謎生物~…!)

 

 アクビが終わるとね、

 背骨は元通りになる、んですって。

 これは、なんというか、

 『ざんねん』というより、

 ”トランスフォーマー的な何か賞”をあげたい感じだわ。

 

「もッとォしりたいィ~はしびろこうゥ!」

「ぐるるるがるるる~!」(←訳:定点観測したいね~!)

 

 他にも、

 《ヘビは自分のしっぽを間違えて食べがち》

 《ウサギは上手に寝転がれない》

 《オカヒジキは秋になると転がりながら旅に出る》

 と、奇妙千万な『ざんねん』情報がずら~り。

 

 ちょっと泣けてしまうのは、

 『いなくなったざんねん』という、

 絶滅した恐竜たちについての章です。

 

 かつて地上を闊歩した巨大生物たちも

 それぞれ『ざんねん』を抱えていて、

 それは歯周病であったり、

 重過ぎる頭であったり、

 潜水病や腰痛であったり……。

 

「ふむゥ! それはァ、ほとんどォ~」

「がるるぐるるがる??」(←訳:人間の世界と同じ??)

 

 いつの時代も世界に絶えることのない、

 『ざんねん』。

 

 ホントなのそれ?

 ウソでしょお?

 等々にぎやかにツッコミを入れながら、

 夏の読書タイムに、

 皆さま、ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

  

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする