テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

散歩の先には、ミュージアム。

2018-04-06 22:10:07 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あうゥ、あさからァ~しょんぼりィ~…」
「がるる!ぐるがーる!」(←訳:虎です!高畑さーん!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日4月6日朝、飛び込んできた高畑勲さんの訃報……
 『ルパン三世』を、そして
 『アルプスの少女ハイジ』を創った高畑さんの功績を
 私たちは決して忘れません。
 偉大なクリエイターさんの魂を見送りながら、
 さあ、本日の読書タイムは
 きっと高畑さんも大好きになってくれたに違いない
 こちらの御御本を、どうぞ~♪

  



         ―― ぶらぶらミュージアム ――



 著者は大田垣晴子(おおたがき・せいこ)さん、2018年1月に発行されました。
 雑誌『散歩の達人』に2013年春~2017年秋にかけて連載された
 大田垣さんの“ミュージアムさんぽ”の記録が
 この一冊になりましたよ。

「あれれッ?? ないィでスねッ??」
「ぐるるがる!」(←訳:写真がない!)

 ええ、この御本には
 著者・大田垣さんが巡った45のミュージアム探訪記が
 収録されていますが、
 一般的なガイド本とは異なって、
 美術館の外観写真、
 建物内部を撮った写真も
 まったく載っていません。

 でも、そこがいいのよね~♪

「あはァ! きょうりゅうゥ~!」
「がるるるぅ!」(←訳:がいこつぅ!)

 本文13ページから24ページにかけては
 東京国立博物館や、
 国立科学博物館地球館、
 国立科学博物館日本館が紹介されています。

 土偶、根付、
 ダイオウイカ、ティラノサウルス、アンモナイト、
 旧石器人の化石、日本最古の地球儀(レプリカ)など、
 写真だと“ありきたり”になってしまうモノたちが、
 大田垣さんのイラストで表現されると
 本当に活き活きとしていて、
 可愛らしい!

「ふうけいィもォ、すてきィでス!」
「ぐるがるる!」(←訳:光の具合が!)

 根津美術館のお庭を描いた99ページ、
 東洋文庫ミュージアムの書庫を描いた178ページも
 イラストならではの愛らしさ、親近感が
 私たち読み手のココロをぐいっと掴みます。

 いい感じだなぁ~、ここ。
 こんな場所でのんびりしたい、
 絵画や古書に夢中になってみたい……。

「ぷらねたりむゥもォ、いいなッ♪」
「がっるるーるるぐるる!」(←訳:カップヌードル作りも!)

 45のミュージアムは

 【一日遊べるミュージアム】
 【体験するって素晴らしい】
 【人類の挑戦!】
 【ある芸術家の人生】
 【和に浸る一日】
 【建物も美しいのです】
 【現代美術はおもしろい!】
 【おいしいミュージアム】
 【学校へ行こう!】
 【下町でリラックス】
 【本とその周辺へ】

 というパートに分けられ、
 各館の特長や見どころ、グッズ、
 豆知識なども描き込まれています。

 どんなにヘソマガリな活字マニアさんも、
 45のミュージアムのどれかは、
 きっと……お気に召すはず?

「たとえばァ~!」
「ぐーるるがるるるぐるる?」(←訳:ビールの記念館はいかが?)

 美しいもの、
 楽しいもの、
 美味しいものの誘惑には逆らえませんよね。

 アート好きさんも
 お出掛け好きな御方も、
 大田垣さんのミュージアム散歩案内、
 ぜひ、一読を♪ 

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