テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ はてなきは、モフモフ愛 ~

2024-04-05 22:03:30 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ふうゥッ! んもうッ!」

「がるる!ぐるるるるる~!」(←訳:虎です!やり切れない~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 お花見が出来そうもない悪天候が続き、

 極限まで高まってゆくストレス……

 そんな日の読書タイムは、

 さあ、こちらのエッセイ作品を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― しんがりで寝ています ――

 

 

 著者は三浦しをん(みうら・しをん)さん、

 2024年3月に発行されました。

 2019年6月から雑誌『BAILA』に連載された作品に、

 書き下ろし作品を加えて全55編のエッセイは、

 笑えます。

 腹筋がちょっとおかしくなっちゃったりします。

 なので――

 

「でんしゃはァ、きんしィ!」

「ぐるるがるるぅぐる~!」(←訳:車内で読んじゃダメ~!)

 

 2019年の後半以降といえば、 

 ええ、新型コロナウィルスの脅威が

 高まっていった時期と重なります。

 そんな時でも、いえ、そんな時だからこそ、

 キラリと輝くのは

 著者・三浦さんの笑いのセンス。

 

 世界が、日本の社会が、

 なんだか妙にキリキリと四角張って、

 あれはいけない、これもあかん、そこは我慢だ、等々

 規制やら自粛やら批判合戦に陥っている中、

 三浦さんのハートは

 とある人気者くんにさらわれてしまいました……

 

 その人気者くんとは――

 

 ピカチュウくん!

 

「あいつかァ!」

「がるるるっ!」(←訳:やられたっ!)

 

 そう、黄色いアイツ。

 全身が鮮烈イエローという、

 生物としてアリなの?とツッコミたくなる

 ワールドワイドな人気者くんです。

 

 彼の主演作『名探偵ピカチュウ』を観賞したのが、

 三浦さんの運のツキと申しましょうか、

 御本人いわく、

 

 《あまりのかわいさにどうかしてしまった》

 

 のだそうで、

 PCとスマホの画像フォルダーは黄色いアイツで埋まり、

 字幕版では足りず吹き替え版の『名探偵ピカチュウ』も見に行き、

 プレミアムバンダイさんのHPを

 じーっくり研究した結果。

 

 ……見つけてしまったんです。

 

「こッ、こここッこれはッ!」

「ぐる?」(←訳:マジ?)

 

 ピカチュウくんの、等身大ぬいぐるみ。

 

 尻尾など関節が可動するという、

 ハイクラスなモフモフぬいぐるみさんのお値段は、

 軽く2万円を超えています。

 

 どうしよう?

 かわいいけど、愛くるしいけど、

 どうしよう??

 

「そこはァ、やぱりィ!」

「がるるぐるるるるるがるるる!」(←訳:推しは推せるうちに推すんだ!)

 

 予約購入ボタンに、

 じっと見入る三浦さん……

 

 はたして、

 三浦さんのピカチュウくんへの熱い想いは報われるのか。

 実物大ピカチュウくんは、三浦さんのもとへやって来るのか。

 

 ……と、

 マリアナ海溝よりも深甚な《ピカチュウ愛》に彩られる

 三浦さんの最新エッセイ作品は、

 笑ったり心配させられたり

 うんうんと頷いたりさせられる

 尊くも愉快な一冊です。

 活字マニアの皆さま、

 いますぐ本屋さんへ走ってくださいね~♪

 

「つうきんつうがくのォおともにィ~ぜひッ!」

「ぐるるがるるぐるがっる!」(←訳:だからそれは危険だって!)

 

コメント
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