
東京は多摩地方から、こんにちは、ネーさです。
本日も……あらっ?
どうしたの、テディちゃ? なんだか腰が引けてるわよ?
「こ、こんにちわゥ、な、なんでもないィでスゥ~」
そうなの?
では、参りましょうか、本日は、こちらの一冊を、どうぞ~!
―― 小川未明集 幽霊船 ――
著者は小川未明さん、’08年8月に発行されました。
『文豪怪談傑作選』と銘打たれたシリーズの、
9番目に刊行された作品です。
「あうゥッ!
か、かいィだんッ!」
先日ご紹介しました絵本『ビロードのうさぎ』の画家、
酒井駒子さんによって絵本化された『赤い蝋燭と人魚』を、
テディちゃ、憶えていますか?
ずっと以前に御紹介したんですけど。
「あうゥ~、な、なんとなくゥ~」
いとけない人魚の姿に涙を誘われた絵本とは異なり、
この文庫版の御本には挿絵の類は一切ありません。
それでも、小川未明さんが紡ぐ物語は
不思議なほどヴィジュアルに、
読み手に『想い描く』ことを強いてゆきます。
一場の音楽のような『金の輪』、
どこか古典が香る『稚子ヶ淵』、
白日夢にも似た表題作『幽霊船(ゆうれいぶね)』、
そして、巻を通じて他を圧倒する不朽の名作
『赤い蝋燭と人魚』――
明るい陽の光も、
気付けば昏く。
ゆるやかな春の風も、
いつのまにか氷の烈風と化すかのような、
怖い、おそろしい物語ばかり。
「ひィッ、こ、こわいィッ!
すぷらッたァ、いやでスゥ~!」
いえいえ、これは、現代的な、やわな恐怖モノとは異質の怖さ。
透徹し、
人の手ではいかんともしがたい《なにか》を前にして、
読む者は戦慄するのです。
泉鏡花さんが大好き!という御方、
漱石さんの『夢十夜』は座右の書!という御方に、お奨めです!
童話だけではない未明さんの
怪談の枠にとどまらない『怪談』を、ぜひ!
「うううゥッ、やぱりィ、こわいおはなしはァ、こわいィ~ッ!」
本日も……あらっ?
どうしたの、テディちゃ? なんだか腰が引けてるわよ?
「こ、こんにちわゥ、な、なんでもないィでスゥ~」
そうなの?
では、参りましょうか、本日は、こちらの一冊を、どうぞ~!
―― 小川未明集 幽霊船 ――
著者は小川未明さん、’08年8月に発行されました。
『文豪怪談傑作選』と銘打たれたシリーズの、
9番目に刊行された作品です。
「あうゥッ!
か、かいィだんッ!」
先日ご紹介しました絵本『ビロードのうさぎ』の画家、
酒井駒子さんによって絵本化された『赤い蝋燭と人魚』を、
テディちゃ、憶えていますか?
ずっと以前に御紹介したんですけど。
「あうゥ~、な、なんとなくゥ~」
いとけない人魚の姿に涙を誘われた絵本とは異なり、
この文庫版の御本には挿絵の類は一切ありません。
それでも、小川未明さんが紡ぐ物語は
不思議なほどヴィジュアルに、
読み手に『想い描く』ことを強いてゆきます。
一場の音楽のような『金の輪』、
どこか古典が香る『稚子ヶ淵』、
白日夢にも似た表題作『幽霊船(ゆうれいぶね)』、
そして、巻を通じて他を圧倒する不朽の名作
『赤い蝋燭と人魚』――
明るい陽の光も、
気付けば昏く。
ゆるやかな春の風も、
いつのまにか氷の烈風と化すかのような、
怖い、おそろしい物語ばかり。
「ひィッ、こ、こわいィッ!
すぷらッたァ、いやでスゥ~!」
いえいえ、これは、現代的な、やわな恐怖モノとは異質の怖さ。
透徹し、
人の手ではいかんともしがたい《なにか》を前にして、
読む者は戦慄するのです。
泉鏡花さんが大好き!という御方、
漱石さんの『夢十夜』は座右の書!という御方に、お奨めです!
童話だけではない未明さんの
怪談の枠にとどまらない『怪談』を、ぜひ!
「うううゥッ、やぱりィ、こわいおはなしはァ、こわいィ~ッ!」
実は子供のころ、「赤いローソクと人魚」がこわくてしょーがありませんでした!
私はいとけないと思えなかったというか、、もちろんごーよくな人間は怖かったけどそれだけに人魚の恨みが、、赤いローソク、というビジュアルと共に脳裏に焼き付いてなんか怖かったなあ。
小川さん、怖い作家ですよね。。。即さがします!!
こんにちわッ!こめんとォありがとォございまスゥ!
ネーさ、いわくゥ、
「酒井駒子さんの画による絵本『赤い蝋燭と人魚』は
本当にすばらしいんですっ!」
なのだそゥでス。
「ぐわんぐわん泣けてしまいそうになっちゃう!」
ッて、りきせつゥしてましたァ~。
えほんとォ、ごほんッ!
りょうほうをォ、ちぇきッ!
してみてくださァ~いッ♪
それで……あのゥ、こわくないィほゥを……。