goo blog サービス終了のお知らせ 

テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 迷ったときは、ここでヒントを! ~

2021-04-05 22:33:19 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あうゥ、さくらがァ~…」
「がるる!ぐるるぅっる!」(←訳:虎です!消えちゃった!)

 こんにちは、ネーさです。
 昨日からの“花散らしの雨”が
 サクラのお花を連れて行ってしまったようです。
 急にもの寂しくなった公園や小学校の風景に
 そっと溜め息しつつ、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
     ―― 桜庭一樹のシネマ桜吹雪 ――



 著者は桜庭一樹(さくらば・かずき)さん、
 2021年1月に発行されました。
 人気作家・桜庭さんによる映画エッセイ集です。

「さくらァふぶきィ??」
「ぐるるがっるるる!」(←訳:表紙で散ってるよ!)

 御本の表紙に
 桜吹雪とともに描かれているのは、
 『キング・コング』(1933年)の
 情景でしょうか。

 なぜ、コングくんなのか――

 本文108ページの
 『キングコングは少年なのだ』
 に記されているその理由とは。

  《1933年に製作された最初の『キング・コング』が
   私は大、大、大好きだ。》

「ふむふむッ!」
「がぅるぐるるる!」(←訳:ファンなんだね!)

 コングへの愛を大いに語りながらも、
 桜庭さんは
 『キング・コング:髑髏島の巨神』(2017年)へも
 超楽しいエンタメ作品であると
 讃嘆を惜しみません。

 ちょうどいま、北米では
 『ゴジラvsコング』が公開されたばかり!

 『髑髏島の巨神』での設定を踏まえた物語の、
 日本での公開日は5月14日になるようですが、
 これも桜庭さんに解説していただきたいですね♪

「がんばれェ、ごじらッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:コングもね!)

 と、エンタなB級からSF、
 韓国ノワールやファンタジーもあれば、
 『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』
 といったドキュメントタッチの作品、
 社会派コメディまで、
 桜庭さんのキャパシティは広大です。

 その中で、
 これは観たい!と
 私ネーさがメモしたのは、

 桜庭さんいわく、
 ”メガ盛りのシェイクスピア史劇“な
 『【劇場版】嘆きの王冠 ~ホロウ・クラウン~』(2016年)。

 “『かくも長き不在』とセットでどうぞ”な
 『あなたはまだ帰ってこない』(2017年)。

 特に『嘆きの王冠』は出演者さんに注目よ!
 ベン・ウィショーさん(007のQ!)
 ベネディクト・カンバーバッチさん!(シャーロック!)
 トム・ヒドルストンさん!(ロキ!)
 ジェレミー・アイアンズさん!
 って、まあ、なんたる贅沢なキャスト!
 これはDVDになっているのかしら?
 それとも配信で観られるの?

「しらべてェみなくちゃッ!」
「がるるるぐるぅ!」(←訳:ワクワクするぅ!)

 2014年から2020年にかけて
 『キネマ旬報』と
 『週刊文春』に掲載されたエッセイは、
 きりりとシャープ、
 それでいてエレガント。

 うん、今週末は時間がある!
 配信で映画でも観ようかな?
 でも何にしようか……迷うなあ。

 そんなときには、
 桜庭さんの小説のファンの方々も、
 映画好きな活字マニアさんも、
 ぜひ、この御本を手に取ってみてくださいね~♪