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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

《食の知恵》、みっしり。

2018-03-27 22:02:59 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス! 
 てェへんだァ~てェへんだァ~ッ!」
「がるる!ぐるるるっるるぅ!」(←訳:虎です!咲いちまったよぅ!)

 こんにちは、ネーさです。
 えー、落語のクマさん八っつぁんのやり取りじゃあございませんが、
 てぇへん、いえ、大変でございます。
 ここ八王子でも、ソメイヨシノがほぼ7~8分咲き?
 早咲き品種のサクラと同時に
 ソメイヨシノも満開に近くなってしまいました。
 うわあ、どうしよう……お花見の仕度を全然してなかったわ!
 と焦りが募るこんな日の読書タイムは、
 さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪ 

  



           ―― へたおやつ ――



 著者は白崎裕子(しらさき・ゆうこ)さん、2017年12月に発行されました。
 『小麦粉を使わない白崎茶会のはじめてレシピ』と副題が付されています。

「あはァ! おやつゥ~♪」
「ぐるるがるるぐるる!」(←訳:おやつレシピ大歓迎!)

 はい、前回記事では
 どっしりヘヴィなミステリ作品を御紹介いたしましたね。
 でも、せっかくのサクラの季節なんですから、
 “お花見に持ってゆきたいお菓子”が
 多数掲載されているレシピ本で
 お出掛け気分を高めましょう。

 しかも、副題にもありますように、
 『小麦粉を使わない』って、
 重要なポイントだわね!

「ふァいッ! たいせつゥでス!」
「がるるぐるる!」(←訳:安心のお菓子!)

 活字マニアの皆さまも御存知のように、
 近年は《食材》や《食べ方》に注目が集まっています。
 
 グルテンフリー、
 カフェインフリー、
 ロカボ、
 精製された白いお砂糖や
 アレルギーを誘発する食材を避ける、
 といった《食の変化》が
 広く浸透してきました。

「けんこうゥてきなァ、たべものォ、だけどォ~…?」
「ぐるるるるがる~…?」(←訳:美味しいのかな~…?)

 素材が質素だと
 味わいも質素になってしまうんじゃ……?

 と心配する前に、
 まずは、この御本の、本文8~13ページを
 覗いてみてくださいな。

 5ページに渡って、
 解説つきで紹介されているのは。

「むッ? あーもんどーぷーどるゥ?」
「がる?」(←訳:米粉?)
「こなかんてんッ?」
「ぐるるっるがるる?」(←訳:ココナッツオイル?)

 驚いたことに、
 著者・白崎さんのレシピでは、
 小麦粉を筆頭に、
 白砂糖、グラニュー糖はもちろんなし、
 バターもなし、
 卵もなし、なんです。

 卵もバターも小麦粉もなくて
 ケーキの生地が焼き上がるの?
 クッキーが出来るの?
 タルト生地やショートブレッドも出来ちゃうの?
 カップケーキが膨らむの?

 と、ハラハラさせられますが……?

「できちゃうゥんでス!」
「がるぐるる~る!」(←訳:これ食べた~い!)

 へたザッハトルテ。

 濃厚ショートブレッド。

 へたシュークリーム。

 さつまいもブリュレ。

 かぼちゃのタルト――

 白崎さんによれば、
 
  “へた”でも上手に楽しく作れるよう考えたやさしいおやつ

 の数々は、
 チビっ子たちの食生活を憂うパパママさんにも、
 市販のお菓子が好きになれないオトナさんにも、
 おすすめのレシピです。

 小麦粉もバターも卵も使ってなくても、
 美味し~いお菓子♪

「ぴくにッくにもォ!」
「ぐるがる!」(←訳:夜食にも!)

 食いしん坊を自認する皆さま、
 そして、
 4月が来たら、何か変えたいな。
 食事を、ちょっと工夫してみようかな。
 そんな風に考えている方々も、
 《食の知恵》が特盛りのこの御本、
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪