「こんにちわァ、テディちゃでス!
またしてもォ、ばとるおぶゥぶりてんッ!」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!激闘でした!)
こんにちは、ネーさです。
EURO2016でのウェールズ×北アイルランド対決は
観ている方も疲れる熱戦となりましたが、
ベスト8に勝ち名乗りを上げたのは、ウェールズ!
この勢いは続くのか?と
さらにハラハラしながら、
さあ、今日も読書タイムです。
本日は、国内外で人気の高いあの作家さんの御本を、どうぞ~!

―― 村上春樹 雑文集 ――
著者は村上春樹(むらかみ・はるき)さん、
単行本は2011年1月に、画像の文庫版は2015年11月に発行されました。
御本の表紙画は、
著者・村上さんのファンの方々にはお馴染みの、
和田誠さんと安西水丸さんによるものですね。
そうそう、ちょうどいま、
京都で安西水丸さんの展覧会が開催されているので、
関西にお住まいの皆さまは、お出掛けしてみてくださいな♪
「いいなァ、きょうとォ~♪」
「ぐるるるるがる!」(←訳:行きたいな京都!)
この御本は、文庫化するに際し、
急逝した安西水丸さんへの哀悼の思いが
強く込められているようです。
御本の『解説対談』として収録されているのは、
安西水丸さんと、
和田誠さんの楽しげなおしゃべり♪
おしゃべりのサカナにされちゃってるのは……
「もちろんッ、むらかみィさんッ♪」
「がるるぐるるがるるるるぅ!」(←訳:装丁のお話もしてますよぅ!)
『解説対談』に続いては
著者・村上さん御自身による、
『文庫版あとがき』があり、
そこでも安西さんについて言及されています。
この部分を読んでいると、
ホントにね、ふっと、
安西さんが帰ってくる気がするような。
「にこにこォえがおでッ!」
「ぐるるるっる!」(←訳:ただいまって!)
また、この御本の“読みどころ”といえば、
エルサレム賞の授賞式でのスピーチ
《壁と卵》でしょうか。
2009年2月、
村上さんはどんな心境でこのスピーチを準備し、
読み上げたかというと。
―― ずいぶん孤独だった ――
村上さんがスピーチしている映像は
ニュース等で配信されましたが、
その裏側の、映像にはならなかった葛藤と決意に
読み手の私たちは深考せずにはいられません。
「もしかしてェ、いまもォまだッ?」
「がるぐるるる…?」(←訳:孤独なのかな…?)
『雑文集』の題名に違わず、
音楽の話、
映画の話や正しいアイロンのかけ方の話、
超短編小説も!と
村上さんの筆はあっちこっちに飛び跳ねています。
私ネーさが、個人的に最も衝撃を受けたのは
レイモンド・チャンドラーさん著
『ロング・グッドバイ(長いお別れ)』翻訳の
いきさつを記したものでした。
清水俊二さんによる翻訳『長いお別れ』では
かなり多くの文章が、
あるいは文章の細部が
おそらく意図的に省かれているという事実がある、と
村上さんは述べているのです……!
「ええェッ? はぶいてるゥ???」
「ぐるるがぅるるる??」(←訳:完全訳じゃないの??)
↑この部分を読んで、
冗談ではなく、わたくしネーさ、膝から崩れ落ちました。
じゃあ『長いお別れ』は、
あれはなんだったのー!
完訳じゃなかったのー!?!
うわわああん、信じたくないー!と
しばらく呆然自失でした……
「しッかりィ!」
「がるぐるるる!」(←訳:気をたしかに!)
やはり、『雑文集』なる題名に、
油断してはなりません。
村上さんのファンの方々は、
あらためて、この文庫版作品を熟読くださいね。
エッセイ好きさん、
ジャズ好きさんにも、おすすめの一冊です♪
ぜひ!
またしてもォ、ばとるおぶゥぶりてんッ!」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!激闘でした!)
こんにちは、ネーさです。
EURO2016でのウェールズ×北アイルランド対決は
観ている方も疲れる熱戦となりましたが、
ベスト8に勝ち名乗りを上げたのは、ウェールズ!
この勢いは続くのか?と
さらにハラハラしながら、
さあ、今日も読書タイムです。
本日は、国内外で人気の高いあの作家さんの御本を、どうぞ~!

―― 村上春樹 雑文集 ――
著者は村上春樹(むらかみ・はるき)さん、
単行本は2011年1月に、画像の文庫版は2015年11月に発行されました。
御本の表紙画は、
著者・村上さんのファンの方々にはお馴染みの、
和田誠さんと安西水丸さんによるものですね。
そうそう、ちょうどいま、
京都で安西水丸さんの展覧会が開催されているので、
関西にお住まいの皆さまは、お出掛けしてみてくださいな♪
「いいなァ、きょうとォ~♪」
「ぐるるるるがる!」(←訳:行きたいな京都!)
この御本は、文庫化するに際し、
急逝した安西水丸さんへの哀悼の思いが
強く込められているようです。
御本の『解説対談』として収録されているのは、
安西水丸さんと、
和田誠さんの楽しげなおしゃべり♪
おしゃべりのサカナにされちゃってるのは……
「もちろんッ、むらかみィさんッ♪」
「がるるぐるるがるるるるぅ!」(←訳:装丁のお話もしてますよぅ!)
『解説対談』に続いては
著者・村上さん御自身による、
『文庫版あとがき』があり、
そこでも安西さんについて言及されています。
この部分を読んでいると、
ホントにね、ふっと、
安西さんが帰ってくる気がするような。
「にこにこォえがおでッ!」
「ぐるるるっる!」(←訳:ただいまって!)
また、この御本の“読みどころ”といえば、
エルサレム賞の授賞式でのスピーチ
《壁と卵》でしょうか。
2009年2月、
村上さんはどんな心境でこのスピーチを準備し、
読み上げたかというと。
―― ずいぶん孤独だった ――
村上さんがスピーチしている映像は
ニュース等で配信されましたが、
その裏側の、映像にはならなかった葛藤と決意に
読み手の私たちは深考せずにはいられません。
「もしかしてェ、いまもォまだッ?」
「がるぐるるる…?」(←訳:孤独なのかな…?)
『雑文集』の題名に違わず、
音楽の話、
映画の話や正しいアイロンのかけ方の話、
超短編小説も!と
村上さんの筆はあっちこっちに飛び跳ねています。
私ネーさが、個人的に最も衝撃を受けたのは
レイモンド・チャンドラーさん著
『ロング・グッドバイ(長いお別れ)』翻訳の
いきさつを記したものでした。
清水俊二さんによる翻訳『長いお別れ』では
かなり多くの文章が、
あるいは文章の細部が
おそらく意図的に省かれているという事実がある、と
村上さんは述べているのです……!
「ええェッ? はぶいてるゥ???」
「ぐるるがぅるるる??」(←訳:完全訳じゃないの??)
↑この部分を読んで、
冗談ではなく、わたくしネーさ、膝から崩れ落ちました。
じゃあ『長いお別れ』は、
あれはなんだったのー!
完訳じゃなかったのー!?!
うわわああん、信じたくないー!と
しばらく呆然自失でした……
「しッかりィ!」
「がるぐるるる!」(←訳:気をたしかに!)
やはり、『雑文集』なる題名に、
油断してはなりません。
村上さんのファンの方々は、
あらためて、この文庫版作品を熟読くださいね。
エッセイ好きさん、
ジャズ好きさんにも、おすすめの一冊です♪
ぜひ!