テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

夢見るは、蝶の島。

2016-06-04 21:50:13 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 そろそろォ、かたつむりくんのォしーずんッでス!」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!梅雨が来る~!)

 こんにちは、ネーさです。
 明日にも梅雨に入っちゃいそうな気配ですが、
 週末の今日は元気に読書をサボり、
 展覧会情報を、どうぞ~♪

  



          ―― 立石鐵臣 展 ――



 東京都府中市の府中市美術館にて、
 会期は2016年5月21日~7月3日(月曜休館)、
 『麗しき故郷《台湾》に捧ぐ――』と副題が付されています。

「ほわォ~…きれいィなァ、あおォ、でスゥ!」
「ぐるがっるる!」(←訳:形もくっきり!)

  

 立石鐵臣(たていし・てつおみ)さん(1905~1980)は、
 日本人の画家さんです。

 日本統治下の台湾で生を享けた立石さんは、
 台北市の小学校に入学しましたが、
 その後、日本に帰国、
 東京・多摩の日野小學校に転校し、
 明治学院中学校へ進学、
 鎌倉で岸田劉生さんに油彩画を学びます。

 1933年から1947年まで3度渡台し、
 台湾の若手油彩画家として
 美術界で活躍したのですけれど……

 戦争は、彼の画家人生に暗い影を落としました。

「にほんとォ、たいわんッ……!」
「がるぐっる!……!」(←訳:大変だった……!)

 1948年、最終引き揚げ船で台湾を去るに際し、
 立石さんは台湾におけるそれまでの制作作品すべてを
 残してゆかねばならなかったのです。

「うつくしきィ、ふるさとッ!」
「ぐるる!」(←訳:さらば!)

  

 海に隔てられても、
 色あざやかに、
 心のうちに宿りつづけるのは、
 生まれ育った土地への思慕、愛情。

 台湾への望郷の念、
 美しい島の風物を描くことは、
 立石さんのライフワークになりました。

 この展覧会では、
 立石さんの油彩画、
 図鑑に収録する標本図として描いた細密画、
 日本では初公開となる画帖『台湾画冊』などが
 展示されます。

「このォ、こんちゅうゥ、すごいィでスゥ!」
「がるるぐるる!」(←訳:迫真の写実力!)

 毎週日曜日にはスライドトークが、
 また講演会やワークショップなども予定されていますので、
 お出掛け前には
 美術館HPをご参照くださいね。

 府中市美術館の最寄り駅は
 京王線の東府中駅になりますが、
 駅から徒歩で15~20分ほどかかります。
 蒸し暑~い日には無理をして歩いたりせず、
 バス等を利用しましょう~♪

「なつかしきィ、ゆめのォしまへのォ、おもいィ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:ぜひご覧あれ!)
 
 

 

    はい、ではここで、本日のオマケ画像も!
   
    『ロッテ』さんの
    《プチブッセ 抹茶》は、
    冷やした緑茶がよく似合いそうなお菓子ですよ。
    「まッちゃのォおかしィ、はやッてまス!」
    「がるぐる!」(←訳:人気だよ!)
    美味しいお菓子で元気のモトを補充したら、
    皆さま、穏やかな休日を♪
コメント
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