中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

コピー天国

2005-09-22 | 生活
中国がコピー王国、偽物王国であることについて、中国政府は認めたくないでしょうが今のところ周知の事実であることに間違いはないでしょう。

北京や上海のように日本の衛星放送が堂々と視聴できるところに住んでいる人はともかく私のように田舎町でかつ外国人の一人しかいないアパートに住んでいるとコピー王国であることで救われることもあります。

新作映画のDVDは、公開から1週間程度で街のDVD屋さんに出回り始めます。でもこの頃は買ってはいけません。ほとんどが映画館で隠し撮りした物をDVDに焼いただけと言う代物ですので画面を人が横切ったり、撮影している奴の咳払いが聞こえたりします。

もう少し我慢していると、どこかの国で発売されたDVDをコピーした物が出始めます。映画の最初のタイトル当たりをよく見ているとロシア語だったり、スペイン語だったりと全世界展開されているようです。
映画館撮りかDVDコピーかは、もちろん外観では全く判りませんのでDVD屋の人と仲良くなることが必要です。ちゃんと買うときに「これは映画館、これは不鮮明」とか教えてくれます。

日本語の字幕や吹き替えになっているという偶然もごく希にありますが、洋画の場合は中国語の字幕で映画を見ます。人の名前と国の名前、地名まで中国語になっているので慣れないと何が何だか判りません。英語での音声と中国語の字幕をうまく照合しながら映画を楽しみます。

最近は邦画のDVDも増えてきました。最近見たのはゴジラファイナルウォーズ、ウルトラマン、感染、等ですね。ホラー物は日本作品の人気が高く種類も多かったのですが、最近の日本映画の好調を受けていろいろな作品が入荷するようになりました。日本の映画館で見ると1500円位はするのでしょうね。(この数年行ったことがないのでわかりませんが)こっちでDVD買うと6元です。100円!
真面目に生活している人に申し訳なくなるような価格です。

でもこんな価格のおかげで、一ヶ月に見る映画の本数は大体15本位でしょうか。ハリウッド大作、邦画、香港映画、その他諸々、最近はタイ映画も好調のようですね。結構面白いのがあります。

見終わった大量のDVDは、友人や会社の同僚が喜んで引き取って行きますが、もともとB級映画が好きなのでそういう無名の物は引き取り手が無く部屋に溜まってゆきます。巨大サメだの巨大タコだのアナコンダだの。。。

それにしても一人でB級映画見ていて、大ハズレだったりすると、一体何をしてたんだろうと寂しくなるときもあります。



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