ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

11/19 三ヶ根山 三河湾近くの温和な山 その4:最高地点付近から山に入り、登山道を下る。

2013-11-26 06:22:01 | 草花

三ヶ根山の山頂部分は広くて、どこが山頂だか判らないままに、高いところ目指してスカイラインを歩いて行きます。
このあたりが最高地点かなと思える場所で、もう一度遠くを眺めて、前回紹介しきれていない山域も含めて貼って行きます。
猿投山 ↓

猿投山は豊田市の北にあります。海側のこの山から眺めた景色の中には、岡崎・安城・豊田の町並みが入ってきます。
この山の右手に木曾御嶽が見えるはずですが、この空では見えてきません。



本宮山から御堂山まで ↓

ここでは蒲郡の町並みの背後に最奥に本宮山があり、その手前には五井山・宮路山・御堂山が連なります。
この山の連なりによって北風を遮断しますので蒲郡は全国に名高いミカンの産地たりえることが出来ます。



恵那山探し ↓

三河ではちょっと見晴らしのよいところに行けば木曾御嶽が見えますが、今回は見えませんでした。
そこで次の目標である恵那山探しをします。探す山は六所山、焙烙山の右側に頂を隠してごく薄く見えていました。



御堂山・八高山・富幕山 ↓

この時はまだ八高山を富士山だと勘違いしたままですから、喜び勇んでカメラを向けてしまっています。



ゴンズイ ↓

道路わきの山斜面でゴンズイの実が見られました。



下山路があった! ↓

山を登ってくるときには予期せぬ登山路がありましたが、下りは尾根下りの藪漕ぎを覚悟していましたが、ここでも地図には記載が無かった下山路が付いていました。
道があるならば、それにしたがって下ろうとしていましたので、これは楽ができます。



下山路の分岐点 ↓

下る途中で分岐点になりました。直感的に近そうな道を選んで下って行きます。



植林帯 ↓

針葉樹の植林帯を下って行きます。ここまでの行程中人には一度も出会ってはいません。



ヤブタバコ ↓

今まさに咲いている花に出会いました。キク科は寒さに強いですね。



ハナミョウガ ↓

この草は海岸近くの山で良く見るハナミョウガでしょうね。葉をちぎると幽かにミョウガの香りがあります。



左手の尾根 ↓

下山道の左側の尾根をGPSを頼りにして藪漕ぎしながら下っていくつもりでしたが、立派な登山道がつけられていましたので、らくらくと山道を歩いています。



大原観音 ↓

この板には「大原観音」と書いてありますが、観音様が見当たりません。



山道が広くなった ↓

山道が広くなりました。これで登山道は終焉ですね。まもなく山間の田んぼに出ました。



ガマズミ ↓

田んぼの横にはアスファルト舗装の農道が通っています。林縁にガマズミの赤い実を見ました。



ソヨゴ ↓

山の中ではなくて山から下りて農道歩きの中で林縁にソヨゴの実を見つけました。



ツリガネニンジン ↓

山斜面にツリガネニンジンの花を見ました。この時期でも花が残っていたことに感謝します。



アキノキリンソウ ↓

キク科のこの花も残っていました。こういう植生ならきっとセンブリも生えていたに違いありません。
畑に仕事に出ていた年配の男性にそのことを訪ねると「昔はセンブリはそこら中にあった」とのことでしたが、今回はセンブリを見つけることは出来ませんでした。
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11/19 三ヶ根山 三河湾近くの温和な山 その3:山頂部の東端から東方面の眺望を楽しむ

2013-11-25 09:08:47 | 草花
三ヶ根山の広い頂稜部の一角に着きました。
ここがその東端という感じで、コンクリート製の建造物の間に立つと東側の眺望絶佳の場所でした。
眼下に見下ろす海の眺め、近場の西三河の山の眺めから東三河の山までが良く見えていました。
位置の関係で富士山は見ることが出来ませんが、南アルプスの一部の峰までは視界が届きました。

今回の記事ではそのあたりの画を主体にして進めて行きます。
遠望峰(とぼね)山 ↓

あの山の山頂部分に広く、人工スキー場をはじめとして宿泊施設やらいろんなものがありましたが今はどうなっているのでしょう。



本宮山と五井山、宮路山 ↓

本宮山は東三河と西三河の境の山で毎年出かける山、五井山と宮路山は東三河の山になるでしょうね、どれもかつて親しんだ山でした。



竹島と坊ヶ峰 ↓

三河湾内には橋で陸と繋がる竹島が見え、背後に弓張山系が連なり、坊ヶ峰もそれとわかる位置にあります。



竹島をアップ ↓

三河湾内の竹島が橋によって陸に繋がる様子をアップにして見ます。この竹島は韓国が不法に占拠までして欲しがっている日本海のあの島ではなくて、太平洋側の蒲郡市にあります。
ここは島全体が八百富神社の境内で、暖地性の植生があり、対岸陸地の植物相とは大きく異なるという特異的な環境であることにより、1930年(昭和5年)、竹島八百富神社社叢として国の天然記念物に指定されています。




八高(はっこう)山と富幕(とんまく)山 ↓

この二つの山は静岡県の山です。(富幕山は愛知県との県境)
八高山を初めに見たとき、またこの山行中ずっと富士山が見えたものと勘違いして、喜んでしまいました。
靄がかかっていて山頂部分の稜線がはっきり見えなかったことが原因でしたが、家に帰ってカシミールで確認したところ、それが八高山であり、あの感激は「ヌカ喜び」でしかなったことが判りガッカリしました。



南アルプス ↓

南アルプス南部のの一部分も薄く見えていました。



猿投山 ↓

北の方角、樹の間からは豊田市の猿投山も見えています。



叢の中に一つの頂か? ↓

このあたりに最高点のポイントがありそうだと探し回りましたが、叢の中にあったものは三角点標石ではなくて、ブロックのかけらのようでした。



クサギ ↓

木立によって北風から守られているような形でクサギが実をつけていました。



山上のスカイライン ↓

山上の舗装道路に出ました。この道路は三ヶ根山スカイラインという有料道路ですが夜間は8時から12時間無料開放されるようです。
おそらく夜景見物の若い男女で賑わうのではないでしょうか。



西浦温泉 ↓

三河湾内に西浦温泉のある御前(ごぜん)崎が突き出し、その背後に渥美半島が横たわり、その向こうに少しだけ遠州灘の太平洋が光って見えています。

上を少しアップ ↓




渥美半島の先端と伊良湖水道 ↓

渥美半島の最先端がまるで島のように見えてしまいますが勿論陸地で続いています。
その右に三島由紀夫の「潮騒」では”姫島”と名前を替えて小説の舞台になった神島があります。



三河湾と渥美半島 ↓

少し引いて渥美半島を遠目に眺めます。



三ヶ根山スカイライン ↓

月曜日のやや寂れた観光地という事で通る車も少なかったですね。
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11/19 三ヶ根山 三河湾近くの温和な山 その2:照葉樹林帯の尾根を登っていく

2013-11-25 06:30:48 | 草花
今年の平地で見る紅葉は昨日、一昨日あたりがピークだったのではないでしょうか。
23日に山に出かけた小生は、山間部の道路でさえも車の往来がひっきりなしにありましたのでそのように感じた次第ですが、皆様のところではどんな風でしたでしょうか。

月曜日の今日なら、行楽地も大分空くでしょうから、「今日にでも・・・」と狙って見える方もありそうですね。
ところが今日の天気は次第に崩れそうな気配です。
そして雨の後にはまた寒い日が訪れそうだとの予報でしたね。

山で雪崩による遭難事故が報じられたばかりですが、平地でも路面凍結など、危険なことも出てきます。
これから師走に向かい、気ぜわしくなる中ですが、安全に暮らしたいものですね。

三ヶ根山のレポートを続けます。

山道 ↓

海岸に近い山につけられた道は尾根を忠実に伝って高度を上げていくものでした。
暖地性の木々に覆われた空間を歩いて行きます。
朝の光線から、昼日なかの光に変って来ているようです。



マンリョウ ↓

そういう山ですからマンリョウも当然出てきますが、ここで出合ったものは皆、まだ実に青さが残っていました。



コウヤボウキ ↓

コウヤボウキも時々出てきます。花は済んでいましたが、この株は咲いた花を持っていました。



ヤクシソウ ↓

この山でもヤクシソウがありました。この花はもっと奥地でのみ見る花かと勘違いしていましたが、その後、車道沿いでも見ましたので、考え方を変えなければいけません。



山道 ↓

誰とも行き合わない山道ですが、辺りが明るくて、道もハッキリしていますので、安心感を持って歩いていけます。



ササクサ ↓

これの実は相当たちの悪い”ヒッツキムシ”ですね。晩秋から初冬の山歩きでは、こういうものが引っ付いてこないような生地のズボンで歩かねばなりません。



フユイチゴ ↓

フユイチゴにも実が付いていて、随分沢山の場所で出会いました。



山道 ↓

海岸近くの暖地性の植生ということなのでしょうか、道の両側に照葉樹が多く見られるとは思いましたが、それよりも強く感じたのは、山道の穏やかさでしたね。安心感を持って歩いていられました。



ヒヨドリジョウゴ ↓

大木が朽ちて倒れた空地で、雑草の生い茂る場所に出ると、そこでは、ヒヨドリジョウゴがのびのびと茎を伸ばし、たくさん実をつけていました。



ジョロウグモ ↓

小生がこの道の一番乗りですね。道の真ん中に堂々と巣を張って女王様が生活していました。
小生はと言いますと、折角の生活の場ですから、この巣を避けて通りました。
その代わりに空中遊泳中のところを下から覗いて一枚失礼しました。


ヤツデ ↓

植物の中ではこんなものも混じっています。この時期に花を見られるありがたい木ですね。


山道 ↓

明るい山道がますます明るくなってきています。山の端に近付いているようです。
低い山と言いましても山体に取り付いてから、一時間以上歩かせてもらっています。
侮り難い、相当程度の規模を持つ山なんですね。



ヤマノイモのムカゴ ↓

空地の叢の表面に蔓がかぶさり、それに沢山ムカゴが付いていました。掘ればきっと立派な自然薯が採れそうです。



ノイバラ ↓

藪漕ぎには有り難くないノイバラも実をつけて出てきました。今回は藪漕ぎを想定して剪定バサミを持ち歩いていますが、この蔓は道端でしたので、切るまでもありません。


山頂の一角 ↓

山道はついに山頂に一角に乗り上げるようです。建物の影が見えて来ました。



好展望地の建物跡 ↓

近づくとそれはコンクリートの塊で、建築物の土台部分の一角であったようです。
ここからの眺望が良かったので、次回記事で紹介いたします。
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11/19 三ヶ根山 三河湾近くの温和な山 その1:歩き始めは額田郡の幸田町から

2013-11-24 07:21:47 | 草花
三ヶ根山(さんがねさん)は、愛知県額田郡幸田町、西尾市、蒲郡市の境界にある山で、標高は321mの低い山です。
この地域は三河湾国定公園に属していて、山頂まで三ヶ根山スカイラインが通っています。
この三ヶ根スカイラインは有料道路で、海の眺めの良い道路だったと記憶しています。

この山にはたまに車で行くことはありましたが、足で歩いたことはなかったので、この際、ひとつ麓から歩いて見ようと考えました。
こういう海岸近くの山ではどんな植物が生えているのかそんなことにも興味を持ちました。
今回は、朝ご飯を食べてから小生としては遅い出発となりました。
位置 ↓

地図上に赤い印のある場所です。



行程図 ↓

車を置いた場所から時計回りで歩きました。



断面図 ↓

今回は高低差も少なくて歩いた距離も随分控えめでした。



鳥瞰図 ↓

山の上に行けば眼下に海が見える・・・・そういうことを期待しながら山道を登っていきました。



麓から見上げた山体 ↓

JR東海道本線の三ヶ根駅からほど近い場所に車を置き、ストレッチを入念にしてから、これから登る方向の写真を撮ります。ここからでは山頂部分は見えていません。



歩き始め ↓

川のところに車を置いて歩き始めます。このあたりで標高は30mくらいです。



イタドリ ↓

始めは賑やかに車が往来する広い道を歩いて行きます。イタドリの花も枯れて、種をつけています。



クズ ↓

クズの草もむさ苦しく茂っていて、莢を垂れ下げています。



スギ ↓

スギが花粉塊をつけていますね。怖い怖い!



ちょっとした峠路 ↓

広い車道歩きはここまで付き合っておいて、これから山に取り付きます。
登山道はきっと無い物と思って、ヤブ漕ぎを覚悟して来ました。



意外! 登山道が有った! ↓

ヤブに潜ってすぐに登山道が出て来ました。おまけに案内看板まであります。
この山行の計画段階では地図に道の表記がしてなかったので、予めコースを自分で引き、それをGPSに入力してその通りに歩こうとしていましたが、きちんとした登山道が有るからには絶対にそちらを優先します。
結果的には小生が予め引いた行動予定線と、実際の登山道は以後全く完全に一致していました。「してやったり!」とは家に帰ってきてからコース分析をして感じた気持ちです。



笹薮 ↓

こんな笹の藪でも道はしっかりと付いていて、人に踏まれていました。



ハゼノキ ↓

ヤマウルシ ヤマハゼ ハゼノキとこの3種類は見極めつけ難いものですね。今回は大雑把で恐縮ですがハゼノキとだけしておきます。実が垂れ下がっています。



カラスザンショウ ↓

このトゲだらけの幹はカラスザンショウですね。かなりの高さにまで育ちます。



ヤブコウジ ↓

この山でもヤブコウジは沢山見ましたが、どういうことなのか実をつけたものは少なかったですね。



山道 ↓

海岸近くの低山という事で、ゆっくりノンビリ歩いて行きます。

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近頃の出来事や景色

2013-11-23 06:56:35 | 草花
(予約投稿:三河のお友達と奥三河の山を歩いてきます。)

11月に入って、あたりの様相はすっかり冬入りして来ました。
それもその筈で、昨日から二十四節気の冬の季節では二番目の「小雪」入りしています。
こよみのぺーじ
から引用しますと:
冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也(暦便覧)
陽射しは弱まり、冷え込みが厳しくなる季節
木々の葉は落ち、平地にも初雪が舞い始める頃・・・・とあります。

という事で確かにこの季節を的確に言い表しているような気がします。

そこで、身の周りに見た近頃の風景を記事にしておきます。
孫の学芸会 ↓

小学校のオール主役のような学芸会を爺婆で見てきたのは16日のことでした。



兄弟 ↓

夕日の撮影がしたくて、我が家に来ていた孫二人を誘い出しました。
兄には500万画素のデジカメを持たせ、弟にはビデオカメラを持たせました。



入り日 ↓

最後の部分は雲に遮られて完璧な日輪は撮れませんでした。



余韻の夕焼け ↓

入り日直後の余韻の残る夕空です。



ヤマラッキョウ ↓

今年の長引く夏で水遣りを完全には出来ず、やや勢いを殺がれたヤマラッキョウですが、それでも花をつけてくれました。



百日草 ↓

零れ種からの開花だそうです。



糸花弁の白菊 ↓

近所の菊愛培家から頂いてきたものだそうです。そういえば菊花展などではよく見かける花ですね。



ツメレンゲ ↓

購入したときの二株がドンドン増えて、今では鉢ごと他所に差し上げるほどになりました。
ついに咲き揃って来ました。



コメント (4)
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