ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

希少ラン探し:遅かったり、早かったり 咲き残っていたり。コアツモリソウ キンセイラン アオフタバラン

2016-07-01 07:15:27 | 草花
今年は野生ラン探しに例年よりは少しだけ力こぶが入っています。
今回出掛けたことによって、そのレパートリーが一つ増えたことになりました。
しかし、花たちを選り取り見取りで選んだのではなくて、咲き残っていたたった一輪のものを、”保険に”撮っておいたものが、それが唯一のチャンスであり、有効になってしまったものでした。

コアツモリソウ(葉) ↓

コアツモリソウは花が終わっていましたが、一輪だけ花の残っているものがありました。

コアツモリソウ(花) ↓

先日亜高山帯の草付きの斜面で見てきたアツモリソウとは違って、こちらは、樹陰の湿った斜面で生育しています。そして草も花も極めて小さいものです。



キンセイラン(草姿) ↓

今回は10株ほど見ましたが、満足な花の付いているものは一株も見つけられませんでした。
今年は花の裏年だったのかもしれませんが、そんなことがあるのかどうかについては未確認です。



キンセイラン(小さい株) ↓

これなどはいかにも小さくて弱弱しく見えます。来年ここで芽を出せるのかと心配になってきます。



花のしおれた株 ↓

ここでは花の名残が残っていましたが、それにしても花の咲いた数が少ないようです。



キンセイラン(やや近写) ↓

一株だけ、花の残っていたものを見つけ出しました。今年は花の来るのが随分早かったようです。
遠くから車で走ってきて、たった一輪だけ花らしいものを見ました。
これによって、自分の中では、新しい野生ランの花に出逢えた、記念すべきひと時となりました。



アオフタバラン ↓

これも微細なランですが、なんとか株を見つけることが出来ました。花の咲くのは7月の10日過ぎでしょうか。参院選の結果を見たらもう一度走ってくることになりそうです。

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8 コメント

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貴重種のラン (かなこ)
2016-07-01 10:40:50
ぶちょうほうさん今日は。
本当に珍しいランが揃っていました。
初めての種ばかりですがある所にはあるのですね。

コアツモリソウ確かに小型でした。

キンセイランも野生種のランらしくこじんまりとしながら欄特有の姿をしていて魅了されますね。

アオフタバランはどんなお花でしょう・・と想像してみましたが・・・判りませんでした。
どれも素敵でした。

色々と珍しいお花にも出会え中身の濃い山登りでしたね。
私の知らないお花の知識が増えましたが直ぐ忘れそうです。
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かなこ様へ (ぶちょうほう)
2016-07-01 11:00:26
かなこ様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
今回はキンセイランを目当てにしていきましたが、環境劣化か、裏年なのか、はかばかしい成果はありませんでした。
それと今年は花が想像以上に早まって咲くようですね。
今回も、もう一週間早ければ、少ないながらも良い花姿が見られたのに・・・と思うと残念でなりません。

アオフタバランについてはもう一度この山域に来てみたいと思っていますので、上手くするとみられるかもしれません。
その時には記事にしてみたいと思います。
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コアツモリソウ (keitann)
2016-07-01 11:29:22
ぶちょうほう様、こんにちは。

今年はほんとに例年にも増してランの観察に力が入っておられますね。
私の見たことのない珍しいランを様々見せていただき、ありがたいことです。

コアツモリソウは数年前に登った山にも咲いていたようですが、私たちの観察力不足で見つけることができませんでした。今年は山仲間の方がその山でコアツモリソウを撮影されていますが、やはり例年よりかなり早かったようです。
キンセイランもきっと四国には咲くのだと思いますが、未見のままです。
ジガバチソウなどは盗掘されたか、いつも見ている場所で今年は見ることができませんでした。
アオフタバランもまだ見たことがありませんが、これはコフタバランよりも花期が遅そうですね。
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keitann様へ (ぶちょうほう)
2016-07-01 11:43:46
keitann様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
野生ランの他に長野県まで遠征してシラネアオイにも出会いたかったのですが、時季を逃してしまいました。
今の時季ならコクラン、クモキリソウ、ジガバチソウ、ムヨウランもよさそうですね。
しかし、なかなか出掛けられません。
先日はぼやぼや歩いていてヤマヒルに取付かれ、その痕があまりに痒いので、ついにお医者に掛ることになりました。

植物の他に、野鳥の鳴き声、三河では幻の鳥と化しているコノハズク(声のブッポウソウ)の声を探し求めていたりします。
そんな中でアカショウビンの声を聞くこともできました。

アオフタバランはそれほど珍しいものではないかもしれませんが、気づかずに踏んでしまいそうな場所で散見します。
この付近にはユウシュンランというのもあるそうですが、まだ見ていないのです。
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ぶちょうほうさんへ (tetu)
2016-07-01 13:02:34
 コアツモリソウとかその他いろいろの山野草、どれも、まったく初見でした。
 深山幽谷の地面に生育する野生種は、初耳のものばかりですよ。湿度の高い落ち葉の中に咲くランなど、見ているものは頭が下がるほど、珍しい種の写真に感動しています。
 ランの世界も奥が深いとは聞きましたが、それをカメラに残しておられるとは、尊敬しますよ。
 楽しい画像をありがとう。
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tetu様へ (ぶちょうほう)
2016-07-01 15:51:35
tetu様 初めまして こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。

野生ラン行脚は魅力的な時間でした。
本来でしたら、どこそこで見ることが出来ます・・・と記述したいところですが、希少種となりますと、仮にそれを見つけても出所を秘するということについては責任を持たねばならないので、その点でもどかしさも感じます。

野生ランはユニークな個性派が揃っていますので、その手のマニアもたくさんいるようですが、小生は、ほかの草花と並行して、折があれば出掛けてみるというレベルで、お付き合いさせてもらっています。

現地から持ち帰ったりすることは絶対にご法度ですので、記憶にとどめるために、写真だけは残すように心がけているところです。

今後ともよろしくお願いいたします。
また、遊びにいらっしゃってください。
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野生ラン (山ちゃん)
2016-07-01 20:37:42
ぶちょうほうさん、今晩は!
まだ見ぬ野生ランは数多くありますが、またまた興味深いランが登場しましたね。コアツモリソウが終焉を向えていたのは、大きい方のアツモリソウを見に行っていた為かも知れませんね。
キンセイランも実物を見た事がありませんが、サルメンエビネと雰囲気が似ているように見えます。来年以降の楽しみにしておきます。
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山ちゃん様へ (ぶちょうほう)
2016-07-01 20:55:25
山ちゃん様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
アツモリソウとコアツモリソウを比べるのが恥ずかしいくらい、コアツモリソウの方は地味すぎます。
キンセイランも珍しいだけで、サルメンエビネほどの華やかさはありませんでした。
このランについては、今年は花の出来が悪かったようですから、来年以降に良い姿を見ることが出来るかもしれない・・・・と言うような儚い望みを持って待つことにいたします。

ただ、アオフタバランについてはこれから花の時季になりますので、きっちりと咲いた姿をものにしてみたいと希望しています。
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