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ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の・・・・・・

2024-11-17 21:37:34 | 草花

NHKの大河ドラマは今晩、太閤・藤原道長の歌とされる 「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも 無しと思へば」 という歌を皆が唱和して・・・・・エンディングとなる、印象的な終わり方でした。

 

11月15日は十五夜月で「望月」でもありました。しかし、雨降りお月さんでもありました。 ↓

雨降りお月さんは「雲の影」であり、月の姿を見ることが出来たのは午後10時11分のことで

それも雲の向こうに薄く見えて居た程度でした。この時の月齢は14.0

 

翌16日は満月なのですが、実は十六夜の月なのです。しかし、雨空のために月は全く見えませんでした。

その月が西空に入り残った17日早朝にやっと十六夜の満月を見ることが出来ました。 ↓

これが11/17日の朝未だき、西空に入り残っていた満月で、十六夜の月になります。(月齢15.3)

 

ところで、藤原道長が「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも 無しと思へば」という

有名な歌を詠んだのは寛仁2年10月16日(西暦1018年11月26日)のことであり、道長が見ていた月は

旧暦の16日ですから新月を1日と数えていくやり方ですと、16日はズバリ十六夜の月なんです。

そしてこの日は太陽暦にすると11月26日となりますので、ちょうど今頃の月を見て歌を詠んだことになります。

(どうでも良い揚げ足取りになりますが、道長が眺めて歌を詠んだ時の月は旧暦の16日で十六夜の月です。

 つまり望月・十五夜の月よりも一日遅れの月だったのです。)

 

ところで、十五夜の月と十六夜の月を上下に並べてみましたが、見た目の丸さに優劣はありましょうか?

 

※恩ある大先輩からモチベーションを頂き、この記事を起こすことに相成りました。

コメント (11)
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