ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

7/27日 四国の石鎚山 その5:往路最後の部分は岩石帯。鉄の段梯子などに導かれて登り詰める。

2021-08-04 08:03:38 | 草花
この記事のレポート部分 ↓

この記事では、カメラマークの間の、標高1820m付近から山頂石鎚神社のすぐ下の標高1970m付近までの間を花や景色をゆっくりと楽しみながら40分ほどかけて歩く間をレポートします。




ヤマグルマ ↓

ヤマグルマ科ヤマグルマ属の常緑樹ですが、雌雄同株、白亜紀からの残存植物で、広葉樹の中では唯一導管を持っていない木だそうです。またトリモチを採取する木だそうで、モチノキから採るトリモチはヤマグルマの代用だそうですから、この木の”粘りの”実力は相当なもののようです。
写真の姿は花の終わりで、すでに雄しべが消えたところのようです。



オオヤマレンゲ ↓

この花も小生的にはそうざらに見ることはないのですが、この山の頂上付近で、しぼんだ花ではありますが、ここで出逢えるとは意外なことでした。



瀬戸内海方面 ↓

霞んではいますが瀬戸内海方面が見えてはいます。JRの車窓から瀬戸大橋を渡りながら瀬戸内海を見ていますが、山からも見ることになりました。



天狗岳方面 ↓

大岩壁のてっぺんに人が乗っているようで、あそこが天狗岳の山頂なんでしょうね。



鎖場 ↓

今回はこの鎖を使って登らずに、巻いた道を詰めていきます。



三の鎖 ↓

鎖は鉄製でとても太いものでした。そして頑丈な山靴で足を掛けるにはちょっと不便な造形でした。わらじ履きまたは地下足袋の修験行者様ならこれを定めとして抵抗感なく使い、頼ってしまえるのでしょうね。



イシヅチボウフウ ↓

ハクサンボウフウ、イブキボウフウと、名前はいろいろ聞いて来ましたが、これとの有意差はよく知りません。



出発地点を見る ↓

出発地点が見える場所がありました。 中央の土小屋の建物の背後は岩黒山、その右側に手箱山が見えています。



シラヒゲソウ ↓

ここで、小生的にはレアな花が出てきました。三河で一度しか見ていないシラヒゲソウですが、ここではやっと咲き出してきたという状態でした。



ミヤマダイコンソウ ↓

中部山岳の高山帯で見るこの種類ですが、石鎚山では2000mに届かない場所で咲いていました。



ミゾホオズキ ↓

普通に山地で見るこの花を標高1900m付近で見るのですから、上の高山植物帯のものと混在していて頭が混乱します。



”アカバナ” ↓

アカバナにも種類がいくつかあり、これを分類していませんので鈎括弧(” ”)をつけておきます。



マンネングサ ↓

日陰でこの花を見ましたが、コントラストの差が大きくてうまく撮れませんでした。



ホソバシュロソウ ↓

頂上近くにあり、この花がちょくちょく姿を見せています。



南西方面 ↓

時刻は正午を少し過ぎて光のコントラストは強烈になっています。



ミヤマシグレ ↓

日に晒されて・・・・・こういう状況は植物にとってありがたいのか、迷惑なのか・・・・?



ミヤマノダケ ↓

ノダケの花は三河でも見ていますが、”ミヤマ”・・・が付くだけあって、高いところで生育しているようです。花は今が盛りのように見えますね。



石鎚神社 ↓

石鎚神社のすぐ下、すなわちこの山の山頂とされているところまで登り切りました。
土小屋を出てからおよそ4時間半くらいかけて頂上に着きました。
西条市のHPではこのコースの標準タイムを2時間半としていますので、小生たちはそれよりも2時間余分にかけて歩いてきたことになります。
グレートトラバースの田中陽希さんなら1時間ちょっとで歩いてしまうのでしょうが、草花にこだわりのある私たちの山行では大変丁寧な往路となりました。(断言しておきますが我が花咲き案内人さんは山の上級者なんです。)コロナ自粛で体力・脚力の弱っている小生に配慮してくれて、スローペースに付き合ってくれたのです。
コメント (2)
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