silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

今シーズン初のスキームービー完成!

2006年01月31日 09時50分43秒 | スキー
このブログの本元の京都グラインド&バンプス(KGB)の2006年の初ムービーが漸く完成しました。
正式名「Kyoto Glisser et la Bosse、2006Hiver(イベール)」(京都グラインド&バンプス、2006冬)
Quicktime:8分46秒(54.8MB)です。
画質を余り落とさないように少々重くなっています。320×240、15フレーム。
写真の左上は20世紀FOXじゃないですよ、20世紀RABBITです。
右上は当然、LION GATE FILMSのパクリです。

いつものごとく、スキームービーなのこれ?って感じですが宜しければご覧下さい。まだ本家京都グラインド&バンプスのウェブサイトにはリンクしてませんので、封切り前、特別試写会ですね(笑)。
他の今までのムービーはここにまとめてあります。
ボルダリング等のムービーもあります。

しばしばスキームービーを作りますが、裏話などは余り書いていませんので少々。
撮影はもっぱら、サンヨーXacti DMX-C4とDMX-C3です。640×480のVGAサイズで秒間30コマ。編集はPowerBookG4にてiMovieで行なっています。
気をつけていることは、そうですね、所詮素人の滑りですから、大したことないので、まあKGBがどんな感じか知って頂くのと、なるべく見て、楽しそうというシーンを繋げる努力はしています。しかし、どうしても内輪ネタは入ってしまいます。
って言うか、一人だけに分かればいいや!みたいなシーンもあります。
それではクリックしたらムービースタート!
  ↓
「Kyoto Glisser et la Bosse、2006Hiver」

前半と後半が、タランティーノのフロム・ダスク・ティル・ドーンみたいに(大袈裟な)変わります。スキーやマウンテンバイクって楽しそうだなあ、と思って頂ければ製作者としては、とても嬉しいです。
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うまいモーグラーの滑りを見るということ

2006年01月30日 09時54分04秒 | スキーテクニック編
久しぶりに、仲間うち以外の人と一緒に滑りました。現役でモーグルの大会に出ている方で、ムービーも撮りつつ、この際だからどうして上手いのだろうと研究させて貰いました。

定石通りスキー板が、常に身体の重心の下から外れることなく、コントロールされているのですが、それは結果としてそうなるのであって、それをするための工夫があるわけです。
で、いきなりはじめての方の画像を使わして頂くのもナンですから、今日はテクストのみです。
では、何が違うのかを検証してみました。基本的な事項ばかりですが、それが最も重要なことなので再確認。

1:両手の位置が常に前にある。
2:上体が不動である。
3:全体に見て動作が非常にコンパクト。
4:スネの前圧が優れている。

これらは、整地で徹底的にモーグル対応のゴディーユ(ウェーデルン)をすることにより獲得されます。
整地でのモーグル対応ゴディーユは非常に体勢が窮屈ですが、それを繰り返さなければなりません。
箱館山のモーグルバーンは約30度と急斜面なので、これにも馴れなければいけない。
即ち30度の整地でのモーグル対応ゴディーユを、日頃から嫌というほどするべきでしょう。
コブがあると、すぐにそっちに入ってしまいがちですが、その前にせめて数本は確認の意味をもって整地練習すべきだと思います。
いやむしろ、整地のモーグル対応ゴディーユを7割、コブを3割程度でも構わない。整地で出来ないものはコブでも出来ない。
そうでないと、ただコブ馴れしただけの、しまりのない滑りになってしまい、上達は望めないでしょう。

ちなみに、このS氏は、モーグルをしたいために、基礎スキーのスクールにも通われたそうです。なので大回りでも、ちゃんと前半から踏んでくる、素晴らしく質の良いターンをされていました。
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抱え込み抜重でコブを滑ってみよう

2006年01月28日 00時44分12秒 | スキーテクニック編
今日は、殆ど私信のような技術論。
これは主にN氏宛ですが、コブの滑りがしっくりこないと言う方にも役に立つと思います。

写真はパトリック・リュッセルによるアバルマン姿勢によるターン。
ベンディング・ターンと言うことも出来ますが、ちょっと運動要素は異なります。ベンディングは、アバルマンと呼ばず、ルプロアマンと呼びます。
エッジングによって、前方へはずみをつけられたスキーと身体が次のターンに入るきっかけとして、抱え込み姿勢(アバルマン:avalement)がとられているのです。

いままでコブの滑りが安定しないという方は、整地と同じく、伸身抜重ターンをされている方が多いように思います。
N氏の滑りがまさにそうです。元々スキー扱いになれているので、伸身抜重ターンでコブも降りてこれるのですが、上体が安定しないとか、深いコブでは滑りにくいといった状態になります。

伸身抜重ターンでは、コブの受け側(手前のコブがせり上がって行く場所)でエッジングをすませ、そこから立ち上がってスキーの方向を変えて次の溝に滑り降りて行くことになります。
決して間違ったテクニックではないですが、ある一定以上のスピードになると使えません。

そこでひとつ、立ち上がり動作(伸身抜重)を省いてしまいましょう。
コブのへこみでエッジングが済んで、次のコブの膨らみが来た瞬間、写真左から2コマ目のようにアバルマン姿勢をとります。
その時の骨(コツ)ですが、コブの膨らみにかかるや否や、スキーのテールをお尻に引きつけるようにします(ここが吸収動作となります)。
その際、写真2~3コマ目のように左手を前に出してターンをリードします。
するといともたやすくスキーのトップは下を向き、次のターンが始まります。スキートップも下を向きます。
なお、この吸収動作の時はコブの膨らみに対して真っすぐではありません。膝、足首を次のターン方向にねじり込みながら行ないます。
そうすることにより、すぐコブの裏側にコンタクトがとれ(4コマ目)、余裕を持ってスピードコントロールをすることが出来ます。
是非、お試し下さい。
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コブ(bosse)のどこを通るのか

2006年01月26日 11時14分20秒 | スキーテクニック編
本日は、昨日(2006年1月25日)の記事と併読下さい。
元の写真はここからの借り物です。
以前にも当ブログの「直線ライン」と言うエントリーの時に、ここからお借りしています。
コブの形状が分かりやすいので、この写真を選びました。

サテ、ではこのA~Dの写真に描かれた、スキーの軌跡は、昨日のどの番号に当たるでしょう?
ちょっとクイズですね。

◇◆解答◆◇

A→3a:この写真のスキーヤーのそのもののライン取りです。
B→1b:リバースターン
C→2b:バンクターン
D→1a:コブのベーシックな滑りライン

まずはDのラインで練習を始め、最終的に基礎スキーヤーはCを目指し、モーグルスキーヤーはAを目指します。
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コブでバンクを使ったターンは万能か?

2006年01月25日 10時22分19秒 | スキーテクニック編
表題のような表現法を用いましたが、整地でカービングスキーを使って、その特性を最大限に活かす場合、板がターン前半からフォールラインに向いている時にスキーのトップをターン外側に押し出すような動作が用いられます。
これはカービングスキー動作に比較的特有なもので、つまさき(スキートップ)を外に押し出すことにより、その広いトップ(シャベル部分)が雪面を捉え、板が回り込んでくることを示します。
シャベルが小さいと、スキー板は直進してしまい、ターンになりません。

その特性を利用した滑りが、最近はやりのコブでのバンクターンです。丸いコブの場合スキーのトップを利用する場所があるので基礎スキー的な滑りを、そのままコブに用いることが出来ます。

2006年1月12日の「スキー場の通路を利用して(深回し)」で説明したものとは異なります。この深回しもバンクを使いますが、今日言っているバンクターンとは別のものです。

さて、今やバンクターンが大流行で、それが最高のコブ技術のように言われていますが、果たしてそうでしょうか?
私にはそうは思えません。状況にあった滑りこそが一番と信じていますので、バンクターンの場合も万能ではないでしょう。

コブの滑り方は、通過する場所によって大体以下のように分けられると思います。

1:コブの膨らみを通過する
  a:コブの膨らみを吸収して、コブの腹(向こう側)をずらす。
  b:コブの頂点で深回しをして、コブの落ち込みを横に通過する(リバースターン)
2:コブの溝を通過する
  a:コブの溝にあわせてスキー板を回し込む。膝先導でねじり込むような滑り。
  b:コブの溝の外側をスキーを外に押し付けて回す(バンクターン)。
3:コブの肩を通過する
  a:まっすぐ高速で滑る場合のルート。モーグルの完成された滑り。

これらの滑りわけは、コブの形状で決定されるのだと思います。即ち、完全な板2本分のスペースしかないような縦の溝コブでは、ほとんど3の方法でしか滑れませんし、丸いコブでは全ての滑りをすることが出来ます。
コブとコブの間で、一番スキーの移動距離が長い(回し込み量が大きい)のが1-bのリバースターンで、次に2-bのバンクターンです。シェーマは一応バンクターンの軌跡のつもりです。
また当然3-aは、最短です。

基礎スキーコブ上級者のバンクターンを見ていると、動きは限りなく整地のドルフィンターンに似てきます。
さてここで、モーグルの滑り方のひとつである、テールジャンプ(リュアード)でコブを滑るモーグルスキーヤーを見てみましょう。
それは結局、ドルフィンターンと同じように見えます。
ドルフィンターンは重心の前後を大きく使うので、全くモーグルとは違う技術ではないかと思うのはもっともな事です。
しかし高速になれば、板の動きは明らかに似通ってきます。ドルフィンターンを非常にコンパクトに素早く行なうと同じになってしまうのです。
モーグルの場合は、そこから一層高速になって行きますので、最終的には殆ど重心の前後のない滑りになっていますが、板の動きは同じというのが私の考えです。
モーグルのフォームが、あのように胸を張って、アバルマン姿勢を取り、両手を前へ突きだしているのは、高速でコブを滑るのに適しているからです。
ピッチの詰った早いコブでも、基礎スキーコブ上級者で、反射神経が並外れて高く、筋力もあれば、基礎スキーのフォームのままでも高速でコブを駆け降りてくることが出来ますが、一般的にはモーグルスタイルの方が合理的です。

さてバンクターンに話を戻しましょう。
バンクターンとドルフィンターンは似た運動要素です。そしてバンクターンは非常にダイナミックに見えます。
しかしながら、コブを滑る練習方法としてこれだけをやっていては、本当の荒れたコブ等には太刀打ちできません。
まずは1-a、次に2-aの滑りを充分に練習することが必要だと思われます。

このエントリーもご参考に
コブのライン取り
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la Coupe du Monde - Hommes - Descente

2006年01月24日 10時36分11秒 | スキー
ワールドカップ滑降男子って意味ですね。
スキーには観る楽しみも、勿論あります。そろそろ冬季オリンピックの季節ですが、必ず観たいものは当然モーグル(bosses )。
あと、複合も好きです。
しかし何と言っても花形は、アルペンスキー。アルペンスキーと言えば滑降(Descente)でしょう。写真はウェンゲンでの1月14日のヘルマン・マイヤー。
技術だけではない、恐怖との戦いこそが醍醐味です。後傾してるのにクローチング組んでるよ!みたいな、時速130kmを楽しみたい。
あと、回転(slaloms)では、最新テクニックを観たいですねえ。
アルペンでも大回転や、特にスーパー大回転は歴史も浅いのでどうしても、滑降と回転の穴埋め的なイメージがあります。
元草モーグラーの私ですが、やはりアルペン競技は気になります。
滑降の試合に、はじめて出た時、時速約80kmを越すと回りの景色が流れだしたことを思い出します。ま、もうこの歳でもうやりたくないですが(笑)、整備されたコースを高速で滑るのは非常に楽しいものです。
時々いる人!混んだゲレンデで飛ばすのは、峠族みたいなもんで本当の早さではなく、回りが気を遣ってるだけですから無茶はやめましょ。
特にポール練習後の地元スキーチームの子供たちが、一般スキーヤーやボーダーの間をすり抜けるのをよく見かけます。
大人として必ず注意しましょう。
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スキー練習時の動作は大袈裟に

2006年01月23日 10時33分10秒 | スキーテクニック編
1月22日(日)はいつものごとく、午後から箱館山スキー場に行ってきました。
少々硬いバーンですが、先週の悪雪に比較するととても滑りやすい日でした。

メンバーはのKGBのYさん、Nやん、H氏(女子)。途中で思い掛けなく、久しぶりのMやんが合流して、コブのみでなく、あちこちリフトが停まるまで遊び回りました。

写真は先週と同じ場所。1月19日のブログにある写真と同じ斜面です。
1月18日のびわ湖バレイの氷のコブで、しごかれたので、ちょっと滑りは改善してきています。
1コマ目の姿勢の低さとスネの入り方が最大の改善点でしょう。3コマ目はちょい空中に飛びだしてしまっています。何とか4コマ目はトップを落とし込むことに成功していますが、まあ、まだまだまだまだですねえ。
しかし…完全にストックワークが基礎滑りのそれになっている…もっと身体ごと前へ出して、スキー板を引っ張らねば。
エッジングしてから、コブの向こう側にストックを突くと言うタイミングに切り替えねばなりません。

姿勢が低いことのメリットは、何といっても膝下の関節各部の可動域の増大にあります。

スキーの動作は何でもそうですが、自分のイメージと実際の動作には乖離があります。思いきり外向傾を取っているつもりでも、実際にはちょっと「く」の字になっていたり、この写真でも自分としては、かなりローポジションを取っていたつもりですが、まだポジションは高くなっていることが分かりました。
なので、何か動作をする時は、これでもかという程で、ちょうどなぐらいです。

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スキー板の軌跡

2006年01月21日 10時57分52秒 | スキーテクニック編
さあ、またエミール・アレの「フランススキー術」行ってみましょう!
51年前の写真ですが、示唆に富むところがあって面白いので、一般的なターンのシェーマを左に並べてみました。
シェーマに、連続写真手前から対応させた番号を1~4まで打ってみました。
この前からシェーマと言ってますが、英語だといままでずっと思っていましたが、フト指摘されたので調べたら、Schema(図式)はドイツ語でした(-_-;

非常に分かりやすいですね。
この写真の技法は、プロジェクシオン・サーキュレール(仏語)=振り込みによるターンなので、今はやってはいけないものですが、スキー板の軌跡じたいは、何ら現在のスキーと変わりません。
1コマ目の大袈裟なアッペル(仏語)=先行運動、ここでは上体のターン反対方向への振り込みや、3コマ目の外向傾のなさなど、現在のものとは全く異なります。
これらの技法は、この後に続くG・ジュベールの「革新フランススキー」や「ザ・スキー」で完全に否定されました(エミール・アレもそれを了承)。
否定というか、動きが必要なくなったのです。勿論それはスキーとブーツの進歩によるものが大きいと考えられます。

しかしながら50年前から、理想的なスキー板の軌跡が変わっていないと、そういうふうに考えてみた場合、スキー技術というのは重心の運動要素では殆ど変わることはないが、新たに出てきたより効率のよい道具を使いこなすために、少しずつ変化があると言っても良いかと思います。

たまには遊びで、このプロジェクション・サーキュレールをやってみてはいかがでしょうか?
かつての、回しにくい板を、先人がどうやって扱ったかという工夫が知れて味わい深いものです。
但し、初心者に教えてはいけません。
非常に容易にターン出来るものですから、癖になってしまう。そしてそれは今後の上達を妨げます。今でも日本のスキー雑誌に、練習の一環としてローテーション(=英語、ロタシオン又はロタションは仏語)をしてみるという指導法が載っていますが、やるべきではないでしょう。
(勿論ターン前半にスキー板と身体が正対するのとは別の話です)
あくまで、主に下肢の動きによりターンが成り立つと言うことを、覚えてもらうのが先決です。

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わびさびのスキー場

2006年01月20日 19時21分29秒 | スキー
なんてことはない、びわ湖バレイのゴンドラの乗り場です。
ふと思いつき一枚写真を撮っておきました。なんだか、うら寂しい感じです。
琵琶湖の湖西っていうのは、風土の関係か、なにもかもうらぶれた雰囲気になります。
基本的に柿本人麻呂の時代から何も変わっていないというか(言い過ぎか)。
びわ湖バレイスキー場自体も、休日とかはよく混んでいて、今を時めいている?のですが、全体に、なんとはない、さびれたイメージがあります。

湖西の、さびれたドライブイン、船着き場、バス停、水泳場。ある意味情緒たっぷりです。

で、びわ湖バレイがサンケイバレイの時代にはカーレーターという、特殊な乗り物がありました。その写真とか撮っておけばよかったなあ。山肌に特急雷鳥を貼り付けたような感じでした。
カーレーター弁当とか言って、焼きそば売ってたし(笑)。
しばらくは、その残骸が山腹に残っていたのですが、現在撤去されたようです。
歩いて探せば見つかるかも知れませんが。廃線マニアの方、どうぞ。

今のゴンドラも、湖西らしく相当くたびれて来ており、撤去の前にブログに載せておこうと思った次第であります。
そういえば、廃業した比良スキー場のロープウェイとかも見に行きたいものです。
もしかしたら、湖西のみならず琵琶湖自体がそういう“さびれ”オーラを醸し出しているのかも知れません。恐るべし、古代からの太湖。

今は、まんだらけを経営されている、古川益三氏の傑作漫画「紫の伝説」も、この淡海(おうみ)の風土なくしては生まれなかったわけですから。
今回は、ちょっとスキーから脱線いたしました。

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cold storage

2006年01月20日 10時46分49秒 | スキーテクニック編
まさに冷凍倉庫!昨日のびわ湖バレイ。
写真では、うまく雰囲気が出ていませんが…強風(リフトが止まる寸前の)、横からの吹雪、氷のコブ、その間に積もった新雪&ところどころ吹きだまり。尤も吹きだまりは構いません。軽いパウダーなのでそれはそれで楽しめますので。

今シーズンから人工モーグルコースが消え、魅力半減…いや、魅力1/10になったびわ湖バレイですが、それでも京都市内から最も近いと言う点だけで、存在意義があります。

さて問題は氷のコブ。
それは、いわゆる「三角斜面」と呼ばれる蓬莱山のリフトの西側(北側)にある100mほどの25度程度の斜面に自然発生するものですが、普段はピッチも短くなく、箱館山のそれに比べると数段容易なコブです。
ところが、昨日は、びわ湖バレイの本領発揮のような状況で、そこのコブが悉く氷山となっていました。
さてどうしたものか、氷山コブの滑り方。
一本目は、落差の大きなところでギャフンと潰され、ライン外し。

こういう時は、スキーが身体の下にないと全く歯が立ちません。まだ今シーズンはまともにコブを滑ったのは少しだけ。身体がどうもついていきません。
で、イメージを作ります。いつもは「手、前・吸収・アイズアップ」と唱えるのですが、昨日は「張り付く・小さく」と唱えながら滑っていました。
数本目にイメージ通り完走。その後は視界がほとんどなくなって来たりしたこともあり、コブは10本程で打ち切って、整地に切り替えて帰ってきました。

重心移動や、ターン前半の捉えは、いつも重要な課題ですが、こういった氷山コブを滑る時は考えものです。ポイントは・・・。

1:下肢のひねり角度が出るように、ポジシオンはなるべく低く、コンパクトに。
2:板が身体の前後に出ないように真下でコントロールする(まあ後ろはOKなんですが)。
3:2と同じようなことですが、無駄な身体の動きを最大限なくす努力をする。

そう、モーグルの滑り方の基本ですね。よほどの達人でないと、こういった状況で前後の重心移動を伴ったドルフィンターン的な動きは困難でしょう。

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