silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

さてステップ・ターン?の話(スキーテクニック)

2005年06月30日 09時04分26秒 | スキーテクニック編
さて、以前書きました踏み変えターンですがもう一度整理しますと…

日本:ステップ・ターン
ドイツ:ウムシュタイク・シュブング
フランス:プロジェクション・ラテラル

骨(コツ)が分かれば、そんなに難しくないのですが、なかなか現代のカービングスキーヤーには難しいようです。
実際古いスキーヤーであるじぶん自身も最初はよく分からなかったのですが、このイラスト(革新フランス・スキー)を見て、納得!!!!!しました。

現在この技術は要らないと言う指導者もいるようですが、実はなんと現在のカービングスキーヤーでも使っているのです!
それはプロジェクション・ラテラルと他の2つのターンが本質的に違うものだからです。
いや実は同じものかも知れませんが、解釈が違う部分があるからです。
それについては又、後日。
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革新フランス・スキー(スキーの基礎の大切さということ)

2005年06月29日 09時02分14秒 | スキーテクニック編
これもまたG・ジュベールによるものです。以前紹介したザ・スキーより以前のもの。表紙に時代を反映した「サイケデリック」なデザインを採用していますが内容は殆ど論文のようなものです。
それも極めて理解しやすく合理的なペーパーの如く。

この1971年の時点で既にエキスパート一般スキーヤーにおけるカービングターンの可能性について言及しているし、勿論全くの初心者のテクニックも抜かりなく書かれています。それもかなり懇切丁寧に。

G・ジュベールの本を読むたびに思うことは、我々は余りに初心者、初級者に急激に何もかもを押し付けているんじゃないだろうかと言う疑問です。
と言うより先に進ませたがっている、と言う方が正しいでしょう。

初級者のうちに身に付けておかなくてはならない技術を、かなり端折って教えているのではないでしょうか。
そのために一般的に中級者、上級者と呼ばれるほどの腕前になっても欠点を引きずる羽目になっているスキーヤーが多いように思います。

具体的には、くどいほどのブラッカージュ(谷まわりから山回りにかけての板の押し出し)やピボットをもっと練習するべきだと思います。
ここで基本的な外向傾姿勢が育まれる。
横滑りもそうですね。

良心的なスクールは欠点を見つけたらすぐに横滑りなどの練習に戻ります。あなたがそういうスクールや指導者についていれば幸運です。
もしそのあたりを端折ってカービングターンのまね事を教えるようでしたら、直ちに指導者を変えた方が良いでしょう。
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京都グラインド&バンプスSKI MOVIE完成!

2005年06月28日 02時36分01秒 | スキー
4月~5月にかけての八方尾根、ARAI等のムービーが完成しました。
すごく楽しい雰囲気が出ていると思うので是非ご覧下さい(^o^)
         ↓
http://www.geocities.jp/kyoto_g_b/photo.html
の「KGB春スキームービー2005」です。プランタン(仏)=春、ですね。

あ~、かなり寝不足です(+_+)
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スキームービー作り

2005年06月27日 01時00分55秒 | スキー
あっ!ブログが一日途切れちゃいました。まあいいんですけど。
何故かと言うと4月~5月のスキームービーの編集をMacでやっていたわけで、時間はいつの間にか過ぎてしまっていたと、まあそういう訳です。

皆さんもお分かりでしょうが一度始め出すと止められなくなるもので、音楽のチョイス、シーンの繋ぎなどタバコをばんばんふかして一心不乱になります。

今回は4月以降の春スキー(ウイングヒル、ちょっと高鷲スノーパーク、八方、ARAI、立山)を全部まとめていたのでえらい長いムービーに…。

17分ありますが、さすがにそのままwebにアップするわけにいかず、関係者に配るDVD分のみ完成させました。

Web用には10分程度を考えています。でないと知らない方に観ていただいた時に冗長すぎるからです。
自分たち的には面白くても知らない人が観たら退屈になると言うことは素人ムービーでは再々あることですからバッサバッサとシーンカットしていきます。

Webバージョン完成時にはここにも書きますね。

題名は京都グラインド&バンプス春スキー2005、ですが何故かムービー上ではフランス語に…。
ま、たまにはね。英語偏重はファシズムの元です!?
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スキーリフト

2005年06月25日 10時17分19秒 | スキー
スキー場や山のリフト、ロープウェイで時々見かける「日本索道協会」というのはどういうものなのか以前から気にしていたのですが、どうやら名称が変わっているようです。

財団法人 日本鋼索交通協会
http://www.nikokyo.or.jp/

リフト等が存在する日本中の観光地・スキー場の案内などあって楽しいです。
残念ながら閉鎖してしまった比良山スキー場の比良ロープウェイもリンクされています。

いきなり話はそれますが、比良ロープウェイがなくなることによって昔ながらの山を愉しめて人が少ない武奈ヶ岳というのもなかなかそれはそれで良さそうです。
(でも比良スキー場にも結構想い出があるんですけど)

ついでに言うと、本当にそうなると困るんですがびわ湖バレイのゴンドラも廃業すると本来の蓬莱山が愉しめそうです。
カーレーターがかかる前の蓬莱山の写真を見たことがありますが、琵琶湖を望む草原の山頂って感じでとても良かったですヨ。
スキーヤー的には超困りますが(笑)

秋になって涼しくなったら、久々に比良武奈ヶ岳にでも登ってきますかね。
スキートレーニングを兼ねて
そしてうち捨てられた寂しいリフトを訪ねて
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スキー中毒者地獄の味噌蔵(椎名誠ふう)

2005年06月24日 11時49分36秒 | スキー
それにしてもスキー中毒者には地獄な季節です。
ニュージーでも行けばいいじゃんって…そんな時間とれないし。。。なら黙ってるしかないか?
いやブログでウサを晴らそう(笑)、無理ですけどね。

写真はブラッカージュで悪雪をおしのけてずらし滑りしてるところ。こんな雪でもいいから滑りたいですよー(T_T)

だので時々スキーショップに行きます。
そろそろニューモデルが並び始めていますので、触ったり押したり喋ったりまあ迷惑なこと(笑)

スキー板選びは難しいですね。
こだわると良いものが見えなくなる。
こだわりを捨てた目で選びたいものですが、私のような小人は(こびとじゃないよ、しょうじんだよ。背は低いけど)結構それに左右されてしまうんで困ります。
結局は自分が納得すればいいんですが、雑誌やネットだけではいまいち分かんない。
今までの経験でいうと、人のアドバイスは殆ど当てにならないし(スキーに限らず人生でも!!(笑)、やはりショップで触って、なでて、見て、押して、下に置いてみたりして、うん!これだ、って思うものをチョイスするしかないようです。

狷介なスキーヤーになったものです。老獪でもいいけど何となく本来の意味を履き違えているかも>狷介。
一度まともな大辞典でも見る機会があれば調べたいですが、今どき大辞典等本屋にもありませんから図書館…うーん面倒だ。

で板の話です。去年は4本も買ってしまって訳が分からない状況でしたから今年は2本体制。メイデンAKはそのまま居残りですがもう1本のメイン板が。。。
ほぼ決まっていますがこれからまた他の板を見ると気が変わるかも知れないので、本注文って感じでもないです。
いや注文しちゃったかな?暑くてぼけて忘れてしまいました。
まあいいや(いいのか!?)。
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スキーでピボットターン?

2005年06月23日 09時55分30秒 | スキーテクニック編
写真は八丈島のキョン。その話はあとで。

スキー用語には時々妙な用語が出現します。
日本スキー教程は昔はオーストリアの影響を強く受け、勿論それにフランス、イタリア、米国等の用語が混じっているので少々の混乱は仕方ないと思いますし、それが理解の助けになるのであれば特に構わないとは思います。

たとえばピボットターン。いやいやピボットターンというその言葉自体が悪いと言うのではありません。使っても全然OKでしょう。
確かに結構なスポーツでこの用語は使われているけど…何となくバレエやバスケットボールを想起してしまいます。だので出来れば、ピボットしてのターンと言うふうに使いたいものです。

ただでさえ、すぐ何かに喩えることの多いスキーの運動要素です。なるべく他の運動の用語を使わないで理解出来るように努めるべきでしょう。
以前モーグルのテクストに「まるでオフロードバイクのサスペンションのように脚部を動かそう」的なものがありましたが、全くひどい!
オフロードバイクのサスペンション知らない人はどうしたらいいの?(笑)

日常生活で使うことのない動作だからこそ、正確に言葉でイメージ出来るように努めるのがよろしいかと。

スキーをある程度分かっている人なら、それこそ擬音だけでも分かるのですが(…例:板の走る様子→シュパーン!みたいな)、躓いている人にそんなこと言ってもねえ。

ところでボルダリング(クライミング)用語で傑作があります。マイナースポーツは大御所がいないから肩肘張った用語を余り使わないんですね。
キョンって言う技術なんですが本来はドロップニー。ホールドを取りに行く側の足の膝を下に向ける技法でポピュラーなものです。
出典は八丈島のキョン!(笑)
やまがみたつひこの「こまわりくん」って漫画をご存知の方ならすぐ理解出来ると思います。
そのキョンみたいな格好なのでキョン。キョン足とも言われます。
今や出典知らない人でも使ってますが、語感や雰囲気がぴったり合った好例でしょう。
ちょっとコミカルなところもいいですね。
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あきれ果てた誤理解(スキーテクニック)

2005年06月22日 11時17分32秒 | スキーテクニック編
写真は、コブでは沈み込みアバルマンを1/10秒で!!やるべしと言うイラストです。

さて悟性が低く、表現力も低いとなればもうそれはスキー指導者として致命的な欠陥でしょう(それがアマチュアであれプロであれ)。
1970年代前半のスキー指導界のトップ…ま、SAJですが欠陥的なミスを犯しているようです。

アバルマンテクニックが単なる(コブのための)しゃがみ込み抜重だと理解してしまったのだ!
そのせいでスキー場には整地でやたらと尻餅を付きそうなくらいしゃがみ込んで滑る姿が目に付きました。で、自分もやってたワケだけどもね(笑)
なんか最先端そうな気がして。
それでもそれが目的になるものではなく、自分としてはコブを滑る時の練習としてのしゃがみ込みと言うのは理解していました。
勿論伸身抜重とは違う抜重法として。

そんなこと、単なるしゃがみ込み抜重がアバルマンであるなんて提唱者であるG・ジュベールはどこにも書いていないし言っていません。
いや言った!と言うのであれば、それは単にフランス語がうまく伝わってなかっただけなのでしょう。

それを改良したとか言って曲進系とか言う体系作っちゃって…
そもそも最初から理解が間違ってるっつうの!
で、我が曲進系はアバルマンを抜く優れた技術だとか何とか言っちゃって噴飯物なわけです。
反省しなさい!…えっと具体的に誰だ?(笑)
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エッジング時の外膝の締めつけ(スキーテクニック)

2005年06月21日 09時25分11秒 | スキーテクニック編
知る人は懐かしいでしょう!ステンマルクですね。
僕のヒーローはG・トエニやW・トレッシュ、H・ヒンターゼアでしたからステンマルクには肩入れ出来ないんですけどもね(笑)

さて特に3コマ目の外膝の締めつけに注目。
勿論この時代はカービングスキーではありません。
今カービングスキーでこれをやったら外力に耐え切れず膝が破壊されてしまうかも知れません。特にこの写真は旗門から見ても大回転でしょうから半端ではないスピードだと思いますので。

かと言って外膝の締めつけが現代のスキーにおいて全く不要というものでもないでしょう。
膝から下の切り返しが必要なコブ斜面等では進行方向+横への外膝の締めつけは、いまだに有効な技術と思われます。
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合理的なスキーテクニック?

2005年06月20日 11時48分44秒 | スキーテクニック編
競技スキーに使われてるテクニックが合理的だとよく言われます。じぶん自身競技スキー出身なので、その言い分は分かりますがそれはあくまでタイムを竸う場合や整備されたゲレンデにおいてであって、全てがそうだとは思いません。

荒れた急斜面でのクラシックな一軸のジャンプを伴うゴディーユ(ウェーデルン)はその斜面において合理的ですし、体力のないスキーヤーが疲労した時にずれを伴うパラレルターンを整備されたゲレンデでしたとしても、それはそれで合理的と言えるでしょう。

現在で言うとカービングとそれに伴うスキー操作のみが合理的な動きではないと思います。
寧ろ初中級者の頃よりカービングを教えるのは弊害が多いようですし、それよりは色々な滑りバリエーションを増やすのがいいのかなとも考えます。
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