silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

一瞬の外観に惑わされる勿(なか)れ

2006年01月19日 10時47分14秒 | スキーテクニック編
写真は、斜度30度の荒れた自然コブ。雪質は前日に降った雨のせいで、ストックを強く刺せばグリップあたりまで潜ってしまうようなものです。
いっけん、右の私の滑りの方がまともに見えますが実は、左のN氏(すみません、画像無断使用ですm(__)m)の方が斜面をコントロールして降りてきました。

その差はなんでしょう。
ズバリ足首の角度に注目してください。N氏は上体は暴れていますが、しっかりと下肢をひねりこみエッジングしています。
一方、右の私は上体は安定しているものの、足首の角度が完全に緩み、この後スキーは回旋力を与えられることなく、前へ飛び出してしまいます。
要するに後傾が元にあるからです。なので、カカト荷重の繰り返しになり、最後にはラインからはみ出してしまうという結果を生みます。
N氏も、古くからのスキーヤーなので、どこでも何とでも滑ってきますが、問題がないわけではありません。
抱え込み抜重の要素がないので、どうしてもコブの変化に対応しきれない場面が出てきます。
こうやってみると、滑りに個性が出ていて面白いですね。

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恥ずかしき哉

2006年01月17日 10時33分07秒 | スキー
自分の板のメーカーのスペルを間違えていました。
スキーをはじめて40年間もたつのに、老舗フィッシャーを「Fisher」と書いていました。
はい正しくは「Fischer」ですね。全くもう。

ちなみにYahoo!で調べてみると、相当のスキーヤーが間違えていることが分かります。
ブログも直すところは直したのですが、探し切れていないかも…それにキャッシュにしばらく残りますね…嗚呼!
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スキー忘備録開始

2006年01月16日 11時53分38秒 | スキー
そろそろ忘備録をつけないと忘れてしまいます。
写真は昨日の箱館山スキー場です。

12月11日:箱館山(雪)
12月20日:びわ湖バレイ(晴)
12月30日:サンアルピナ(雪)
12月31日:爺ヶ岳(晴)
1月1日:爺ヶ岳(晴)
1月2日:爺ヶ岳(雪)
1月3日:爺ヶ岳(雪)
1月8日:広河原(雪)
1月15日:箱館山(晴)

今シーズンは去年ほどは行けないかな?
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1月14日の滑りの高速版

2006年01月16日 10時48分19秒 | スキーテクニック編
1月14日の滑りを中斜面、比較的高速で行ったものです。
細かな欠点には目をつぶって(-_-;全体を眺めてみて下さい。

相当スピードは違いますが、全ての運動要素は同じです。
ただスピードがたかいせいで、身体の軸が寝て、ターン切り替え時に姿勢が低くなっていますが、ターン前半内倒でロタシオン=ロタション(スキーの方向に身体が向くことにより旋回)、後半外向傾でビサージュ(ネジのねじれのように上半身と下半身がヒネれている)は同じことです。

スピードを出さないと、ターンがうまく出来ない方は、是非微速ターンをお勧めします。何らかの欠点が、あなたの上達をさまたげている筈です。

さてここで、ターン前半のスキー板の踏みについて少し考察します。写真、特に1コマ目でターン前半から斜面の斜め上側に押しているように見えますね。
しかし常識や、物理法則で考えてみてもターンの前半にスキー板を上に押して踏めるわけがありません!
しかし、どの本にもターン前半から踏むべし、と書いてあります。そしてそれは可能なのです。

ここで1月6日の「ここ半世紀、スキーテクニックは変わっていない?」の下の円のシェーマをごらん下さい。
このシェーマのみで考えるからおかしくなるのです。外周の黒い線は、あくまでスキー板の軌跡であり、スキーヤーの重心の軌跡ではありません。
実際にはスキーヤーはどんどん下方に移動しており、というよりもターンの切り替え部分でスキーヤーは板の軌跡よりも斜面下に移動しているので、スキーを斜面上方に押し付けることが可能となるのです。
勿論、そのための原動力はその前のターン後半からの反動と言えるでしょう。

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大切な微速技術

2006年01月14日 12時01分08秒 | スキーテクニック編
超低速深回しターンです。
すみません、いつもながら下手くそでm(__)m
3、4コマ目で外向傾が不足して、身体がロタションしているのには目をつぶって見てください_| ̄|○
微速技術によって、このように欠点が露出した好例ということで(汗)。

定石通り2コマ目、5コマ目でターン前半を作り出して、丸いターン弧を描くことに成功しています。
落差が非常に少なく、振り幅は大きいターンです。

どうしてもターン前半がないとか、スピードが出ないと曲がりにくいと言うスキーヤーの殆どは後傾な為、2、5コマ目のようなポジションが作り出せません。
低速ですが、スキートップには充分に圧がかかり、スキーは回りやすくするようにすることが大切です。

このような超低速でうまく回せないスキーヤーは、スピードコントロールを山回りだけで行なわざるを得ない為、高速ターンも余裕がなく雑に感じられます。
見た目に早いスキーヤーは、実は余裕がないと言うこともあります。早くてもゆとりの感じられるスキーヤーを目指したいものです。

では、歩く程度の速度で、確実に動作をこなす練習を行ないましょう。欠点があぶり出されて来て、練習すべきポイントが見えて来ます。
次回は、そのスピードをアップしたらどうなるかを連続写真で示したいと思います。

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アバルマン(avalement)に就いての重要な補足

2006年01月13日 11時10分33秒 | スキーテクニック編
アバルマンは、ただのコブのための、抱え込みの技術ではないと、当ブログでは主張してきました。
しかしながら、単純に言語的な問題で言えば、avalementは、抱え込み姿勢となります。(aval=飲み込み)
現在、発祥の地フランスでも、最早アバルマンは単なるその姿勢を指すようになっているようです。
写真では6.がそうであると解説しています。
technique ski freeride et bosses(仏)より引用。

元々のこの技術はG・ジュベールが、スラローム競技等から見いだした、ターン切り替え部分の、結果的な抱え込み姿勢を指しています。
これはジュベール本人がそう明言しています。
それは現代のカービングスキーによるターンの切り替え部分に当たります。

しかし、その姿勢がavalementであり、また、その運動要素自体もG・ジュベールがavalementと呼称したところに混乱が生まれます。

流れとしては

1:アルペン競技で見られた、強いエッジングからの切り替えおよび、下肢の前投による技術をG・ジュベールが、その姿勢からアバルマンと呼んだ。

2:それを見た他国の指導者がコブを滑る技術と捉え、抱え込み抜重とセットで、新しいスキー教程を作った→ヴェーレン、曲進系、OKテヒニーク等。

3:現在では、本国フランスでもアバルマン姿勢を産み出す運動要素は問わず、その姿勢だけをアバルマンと呼ぶようになった。

2:の指導法が、整地でもお尻が雪面に付くほどの低い体勢で演技したり、余りに極端だったので、実用の意味がないとされ、淘汰され消えてしまった。
なので当ブログでアバルマンと呼ぶ時は、G・ジュベールに従って、運動要素としてのアバルマンと、姿勢だけのアバルマンも併用しています。

少々話がややこしくなりましたが、そういう経過だと考えるのが妥当でしょう。
私は、表現者としてのG・ジュベールの心酔者ですから(笑)、現在でも、主に運動要素を取り上げてアバルマンは有効な技術であると提言したいと思います。

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スキー場の通路を利用して(深回し)

2006年01月12日 11時58分05秒 | スキーテクニック編
スキーのスピードコントロールと言うのは、ターン後半部分の強いエッジングのみで、もたらされるわけではありません。
前半部分からターンを描き始め、スキーに圧を加えてたわませたり、ターン弧を切り上げたりして行ないます。
前半に回し込みをせず、後半だけでエッジングをすると、急激にスキーに横向けの力がかかり、ズレ落とされるだけのブレーキングになります。
アイスバーンや急斜面で、その方法を使ってもうまくスピードコントロールは出来ません。
勿論、山回りだけのブラッカージュは、超急斜面や悪雪でスキーをジャンプさせる時に有用な方法ですが、特殊な場面に限定するべきです。

具体的には、ターン前半から雪面を押し付け、ズラシ回し、それをターン後半まで続けます。以前はこれを円形デラパージュと呼んでいましたが、言い得て妙です。

では出来ているかどうかチェックです。
ターン弧が丸く描かれているかどうか、深回しをしてみましょう。
そのためには、スキー場の狭い場所によくある、図のような凹部分を使って確認するのがよいと思います。
小回り~中回り程度の幅のコース断面図です。

ふつうは青矢印の間で、ゴディーユ(ウェーデルン)なり、シャス・ネージュ(プルーク)をしますが、この練習では赤矢印のところ迄、幅一杯にターンを描いてください。
図の端の部分で急激にエッジングしてはいけません。
丸く端っこを削り取るように一定の圧をかけるように、エッジではなく、板の裏面を使うイメージで。

凹みの真ん中では、膝は曲げられ体勢は低くなります。ここからバンクを駆け上がるにつれ脚部を伸ばして斜面を削ってゆき、頂点部分で深く回し込みます。
ここの状態は、ふつうの整地のターン前半部の動きに似ています。斜面のうねりとともに多少ロタシオンするのは構わないでしょう。
その後は、再び凹みに向かって身体を落としてゆきます。スキー板はここで走らせても構いません。
スピードコントロールは既に終わっているので余裕を持つことが出来るでしょう。
全体の落下速度は遅いけれども、ターン自体のスピードは早くなります。
(同じ落下距離を遠く回し込んでいるから)

足首感覚を研ぎ澄まさないと出来ないので、良い練習になるでしょう。
このように、スキー場のあちこちにある、いっけんつまらなさそうな通路や斜面も、やりようによっては楽しく遊べます。
但し、後ろから来るスキーヤーやボーダーに注意しましょう。
まさかそんな端っこまで、回してこないだろう!と思われるので、追突には注意してください。

※モーグルの練習では、なるべく上体を回し込まないようにするとリバースターンの出来上がりです。

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プロジェクシオン・アバン?

2006年01月11日 19時13分38秒 | スキーテクニック編
これは、現代のノルウェー人スキーヤー、オーモット(AAMODT)の滑り。
息の長い選手です。

ターン導入の身体の斜め前方向への投げ出しの分かりやすい例としてどうぞ。
左ターンのアバルマンから、右ターンに入ろうとしている場面で、下半身と上半身のねじれから開放されたスキーが弾き出され、身体自体は次のターン方向に大きく投げ出され(プロジェクシオン)ています。
勿論これは自分からの動作であり、この角度からは分かりにくいですが、斜面の垂直線(スキーヤーの重心)よりも、もっと下に身体の軸線は行っている筈です。
あと、この時点では、まだスキー板の向かう方向と、視線方向にズレがあるのが分かります。

昨日の中級女性スキーヤーのところでも書きましたが、これが出来るかどうかが、スキーの最初の関門で、上級者になってもそれは変わらず最も重要なポイントの一つです。
※前日の右側の連続写真の2コマ目に当たります。

出来ない人にイメージさせるのは大変難しく、色んな言い方や、表現法で表わす必要があります。その人のイメージに合致したレッスンや助言等を受けない限り、なかなか容易には会得できないタイミングと力の入れ方が、ここにはあります。
以下のような助言が、よくゲレンデで聞かれます。

身体をターン斜め前方向へ伸ばす(誤解を生む)
身体をターン斜め前方向へ投げ出す(どうやって?)
重心をクロスオーバーさせる(意味が分からない)
上体を谷側に被せる(それだけで可能?)
ターン外側の腕を下に持ってくる(腕だけの運動なの?)
身体の進行方向へジャンプする(どうジャンプするの)

どれも間違いではないし、一つのヒントで出来る人も中にはいるでしょう。
或いは偶然気付くスキーヤーもいます。
(すべて当てはまらないスキーヤーもいます)

一応、当ブログでは「身体の前投」(プロジェクシオン・アバン:projection avant)と呼びますが、完全な造語ですのでご注意を!
自動車に詳しい方なら、これがトラクシオン・アバンのもじりだと言うことに気付いておられるでしょう(苦笑)。

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スキー教師の存在意義

2006年01月10日 16時08分33秒 | スキーテクニック編
スキーをテクストと写真やイラストだけで伝えるのは、非常に難しく、日本の本のその殆どは失敗に終わり、G・ジュベールのものが、この手の中では、ずば抜けて優れているのは、幾度も書きました。
左の写真は、レッスンを受ける前の女性中級者で、右は実質3日間レッスンを受けたあとの滑りです。

驚愕しますね!
写真のモデルにも話を聞き、わたくしは以下の事を感じました。

1:優れたスキー教師は、言葉と、実演のみでなく、それを実現するためのいろんな引き出しを持っている。
2:集中的な3日間のレッスンは、散発的な2週間程度に匹敵する。
3:ひとつのヒントが次の技術のステップになる。

多くの上級者は自分は出来ても、それを人に教える能力に欠けるか、その為の指導を受けていません。
やはり、スキー教師のレゾンデートルは確実に存在します。

※上の写真の解説

左の連続写真はターン外側の腕を振り回し、ロタションを作り出しています。明らかに後傾気味です。後半になっても明確な外向傾がなく、ターンが終わる頃に強い横向けのエッジングでスピードコントロールしています。
しかしながら、足首の前圧には優れたものが見られます。

右の連続写真は、ターン後半で明らかに外向傾が認められ、その後、全身を斜前下方に投げ出すようにして伸身抜重を行なっています。それに伴い無理なくスキー板が回り込んでおり、振り回すような腕の動きも消えています。
そのため、余裕を持ってスピードコントロールしています。
実際のスピードは右の方が、目測でも1.5倍以上速いに関わらずです。

この2枚の連続写真の技術格差は、女性中級者には、本当は非常に溝が深く、普通はたった4~5日で到達できるものではありません。実は最もスキーの技術習得で難しいのが、この垣根を越すことで、これは男女ともそうですが、特に女性は恐怖心や体力の問題で、この段階を越せない人が多く見受けられます。
具体的には、重心を下に投げ出して、前半ロタション、後半外向傾を取ってのブラッカージュと言うことです。単純ですが難しい。
今回それが出来てしまったのは、指導者の力と、受講者の理解力や運動能力がうまくかみ合ったからでしょう。
あと、相性と言うのもあると思います。

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アバルマンと伸身抜重ターン

2006年01月08日 01時58分07秒 | スキーテクニック編
立ち上がり抜重は、別名伸身抜重、ストレッチングとも言われます。
ごく普通にスキーを始めた時に用いる手法で、しっかりした足場(これはどのターンをするのにも不可欠)から、身体をターン方向、つまり斜前下方に伸び上がって(投げ出して)やる抜重法です。
伸身する方向さえ間違えなければ、たやすいターンと言えるでしょう。
一番の間違った伸身方向は上…これは後傾を生み出し、結果ターンがしずらくなり、無理やりな内倒でターンしなければならなくなると言う悪循環を生み出します。

写真下が、まっとうな伸身抜重によるターン(スキーヤー:ジャン・ピエール・オージェ)です。
左から4コマ目で、既に外スキーは雪面を捉え始め、その後徐々に外向傾姿勢が見えてくるのが、よく分かります。
いいアングルの、イメージを抱きやすい写真ですね。

写真上の、当時ワールドカップで連戦連勝だったパトリック・リュッセルの使っている技術が、いわゆるアバルマン・テクニックです。
強いエッジングからの力を、進行方向へ下肢を投げ出すようにして捌いている。
一瞬の空中ターンのようにも見えます。又、左から4コマ目だけを見ると、まるで後傾で腰掛けているように見えますが、それが重心の遅れからではないことを理解して下さい(上体は安定している)。
身体の後ろにあったスキーが、つよいエッジングによって前方へ弾き出されると、板は重心を追い越し、前へ出るので、いっけん後傾のような腰掛け姿勢に見えるのです。
この時に、板の走りが生まれています。
現代のスキーでも、フォールラインを過ぎてからのターン後半では板は踏まずに走らせますよね。それと同じことです。

このふたつの技術に優劣はありません。
多分、使いどころが違うだけです。低速では伸身。高速ではアバルマンとなるのではないでしょうか。
アバルマン以前は、ここからは憶測ですが2コマ目から3コマ目へ移行する際に、もっと強い外向傾を取り、ターンを終え、そこから再び立ち上がる(伸身抜重)ことで次のターンに入っていたと思います。
アバルマンは無理やり作られた技術ではありません。
それまでと違った、硬いプラスチックブーツ、しなりの良い粘り強いグラスファイバー製のスキーを使って、競技で自然と選手たちが使い始めたテクニックなのです。
つまり、沈み込んで強い外向傾を取ってからターンを終え、再度伸身してターンを始めるという手間を、一気に解決する手法というわけです。

以前から何度も申し上げているように、オーストリアのヴェーレンテクニックや日本の曲進系は、コブを滑るために生まれた、後付けのターン手法のような気がしてなりません。
G・ジュベールが名付けた、アバルマンの姿勢だけを取り出して、換骨奪胎させたものと言えば言いすぎでしょうか。
そして現代に到るまで、アバルマンテクニックは生き続けているのですが、あえてそれを黙殺するような気もしています。これにはフランス国内でのジュベールの失脚も関係しているのでしょう

また、皮肉なことを言えば、その年の「売り物」がないとスキー教程が売れないために、本当はいじる必要のない理論を、いじってみたり、昔のまっとうな理論は意識的にか、無知のせいか、無視されているのが現状だと思います。

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