silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

コブに於ける手の位置

2005年08月31日 12時06分42秒 | スキーテクニック編
今日の写真は、なんかロシア文字っぽいサイトから頂きました。

モーグルではなく基礎系のコブ滑りですが偶にはいいでしょう。
また、何故かネットのコブ写真はスキーヤーの左から撮影されているものが多いので反対側の写真が欲しいなあと思っていたところだったのです。

トップの下げ(又はヒールの引きつけ)やアンティシパシオン等は勿論今までの写真と同じく変わりませんが、なかなか分かりやすい角度ですね。
特に今日の写真では以前に申し上げたコブの滑り方の基本中の基本のコツである、次のターンの山側の腕を前に出す(かぶせる)というのが顕著に出てイメージしやすと思います。
左手です。これがポイントとなります。

コブを滑り始める時には色々な助言が回りから飛んでくると思いますが、この手の位置だけでかなりの効果が得られます。
今日はうまく行かないなあと思った時は思い切って次にストックを付く側の手のコブシを反対側の膝頭あたりまで持っていく感じを抱いて下さい。これでビサージュ(ねじ)の効果が出てアンギュレーションが生まれ、尚且つ身体も遅れにくくなります。
この写真では左手を右膝頭に被せるようなイメージです。

追伸)いつもくどくどスキーブログ(笑)を読んでいただいて有り難うございます。
この秋、かなり多忙になりそうなのでブログ更新が遅れるかも知れません。冬も近づいてきたので出来るだけ頑張りますので見捨てないで下さい(^^;

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内スキーが浮くということ

2005年08月27日 10時40分26秒 | スキーテクニック編
写真はFISモーグルワールドカップからの頂き物。
やー!もういいですねえ。何て言うかイイ!!(笑)

昨日のブログのイラストBを具現化しているショットです。内足のトップは浮いていますが遅れているワケではないのです。
右足(外足=谷足)のトップはしっかりフォールライン方向に落とし込まれており余裕が感じられます。

この写真から何を読み取りましたか?

アップライトな上体の向きと安定性
ストックワークの正確さ
アンギュレーション(ビサージュ):上体と脚部のねじれ

など見どころ満載です。

一般的に浮かした内スキーというものは余り支持されません。それは後傾から無理やりターンに入っていこうとして主に悪い意味でのロタシオン(身体で板を振り回す)の結果、内足が使えずトップが浮いた状態になるからです。
テールを浮かしてブラッカージュするのは構いません。寧ろスキーのトップに前圧をかける練習法としても勧められます。
とにかく後傾ほど悪いものはありません。
後傾の結果、板が満足に性能を発揮できない、ターンのきっかけが掴めないので無理やり内倒できっかけを作ります。その時上体のみでなく首までかしげてターンのきっかけ作りをするスキーヤーもいます。
遅れる→基本的姿勢の外向傾がとれない、と言うことです。

日本のスキーヤーの80%以上は後傾です。安心できる斜面で外足の荷重とトップへの膝のひねり込みを充分練習してください。
そうすれば驚くほどに、力を入れずに板が回り込んでくることが実感出来るでしょう。
上級者になればそれを両足でも練習すると効果が上がると思います。

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コブ斜面での骨盤の向き

2005年08月26日 18時59分46秒 | スキーテクニック編
コブ(bosse)を滑る時、ボブスレー状態となって外足が雪面を捉えられていないスキーヤーが多く見受けられます。
イラストは非常に稚拙ですが、カーブがコブ斜面のへこみ部分。平行な2本線は足を表わし、その下の短い横線はスキーを表わしています。斜線で囲まれた部分は骨盤です。
コブの滑りを正面から簡素化したものです。

Aは外足がまるで浮いているように見え、Bはしっかり外足が雪面を捉えています。
勿論、Aは悪い例。Bが良い例です。
その原因の一つはイラストからはっきりと分かるように、骨盤が下を向いていない(上体がフォールラインに正対していない)ことが原因です。

斜面に対する恐怖心から腰が逃げてしまう事もありますが、整地での練習法としては外足から外足への、しっかりとしたブラッカージュを使ったゴディーユ(ウェーデルン)が良いでしょう。
パタパタとしないで、しっかりと外足から着地。外足から着地を繰り返します。それが不可能な場合というのは基本的外向傾が出来ていないのでデラパージュ(横滑り)から練習しなおすことです。
これは一般的な上級者になってからでも幾度も繰り返して良い練習です。
モーグルでも基礎スキーでもこれは変わりません。

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ショートターンが出来なくてもコブは滑れる?

2005年08月19日 10時45分11秒 | スキーテクニック編
素晴らしいフォーム!ワールドカップからの写真です。
モーグルの場合はこの後、腰(重心)ごと進行方向へ向かいます。基礎の場合は板が回り込みながら腰から離れます。

さて今日の話は基礎スキーに於ける整地でのまともなショートターンが出来なくてもコブが滑れるかという疑問です。
結論から申し上げますと可能です。ただしまともなショートターンと言うのはSAJスキー検定で言う1~2級レベル、SIAで言えばシルバー~セミゴールドレベルの整地での時にはカービングも含むショートターンと言うことです。

デラパージュからのブラッカージュを使った滑り等は谷回り部分が非常に少なく、いわゆる現代のショートターンとは運動要素がやや違ってきます。
従来型のゴディーユ(又はウェーデルン)に近いものです。勿論コブの裏側斜面をデラパージュで降りてきてピボットし、ブラッカージュでターンをするというのは完成したゴディーユとは言えませんが運動要素は似ています。

たまに基礎スキーが舌を巻くほど上手いのに、どうしてもコブが苦手と言う方がおられます。それは現代の(特に)カービングショート=ゴディーユではないからです。
同じようにショートターンなのですがかなり違う。
モーグルスキーヤーの整地のショートターンを見たければ、たとえば、白馬さのさか等に行けば良いでしょう。
タイトに上体を構え、ピッチが2m前後の非常に細かなショートターンを見ることが出来るでしょう。
基礎スキーヤーのいうショートターンはと言えばピッチはふつう4~5m以上あるものです。

これらより、検定に通らないスキーヤーでもコブを滑ることは出来ます。
(勿論大会で上位の草モーグルスキーヤー等は非常にうまいので、基礎レッスンを受けようと思えば比較的すぐに検定など通ってしまいます。今、話しているのはそう言ったモーグルスキーヤーではなく、たまにモーグルコースも滑るコブ好きな一般スキーヤーです)
これらのスキーヤーはコブ馴れしており、コブだけうまく(と言うか何とか下まで)滑り降りてくることが出来ます。
そのスキーヤーたちの滑り方は面白いことに殆ど共通しています。
原則的にこういうスキーヤーのほぼ100%は重心が遅れている…具体的には後傾、スキー板のトップから操作できない…のでフォームが似てくるのです。

その滑り方とは、コブの溝まで滑り落ち(決して裏面をデラパージュで削ることなく)、次のコブの頭にぶつかることで減速し、身体の遅れを取り戻しながらというものです。
ヒールキックとも違います。ヒールキックは積極的なリカバリーですので全ターンで使うことは物好き以外ありません。
こういうふうなスキーヤーが、何故一部の上級基礎スキーヤーよりコブだけうまい…と言うか滑り落ちてこれるのかと言えば、勿論馴れもありますが次の理由によります。

地形(コブ)が遅れた身体を強制的に戻してくれる。
凹凸があるので正確な重心移動をしなくてもピボット出来る。
現代のブーツが優れている(昔でいうスポイラー部分がしっかりしている)。

しかしそれだけです。ターンとは言えないし見ていても全然うまく見えない上に技術的に袋小路です。それ以上うまく滑ることは出来なくなっています。
それならまだここの8月16日のブログ「はじめてのコブ滑り」で述べた方法の方が優れています。何故ならこの方が上達につながる滑りだからです。

以上のようにふたつの意味で基礎スキー的なショートターンが出来なくてもコブを滑ることは、良い意味と悪い意味で可能です。

さてそれでは本当にブログは来週までお休みです。

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じゃ、コブに入りましょうか!

2005年08月18日 00時49分33秒 | スキー
以下の説明で、コブに入ろうって気になりましたか?
結構コブで痛い目にあった人が多いので苦手意識から、ますますコブなんか滑んないぞって人も多いと思います。

でもひとつひとつ、地味な練習していけば絶対なんとかなるんです。
すると楽しみ倍増。きっと虜になります。

やっと夏休みに入るので、しばらく南国(昭南島)に遊びに行ってきます。だので来週の半ばまでブログ更新をサボります。
また来週お目にかかりましょう!勿論スキーの話題一色で(^o^)
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コブの滑り方つぎの段階

2005年08月17日 00時18分25秒 | スキーテクニック編
では今度は横から見た図。昨日のコブの滑り方より若干スピードは上ります。このイラストも以前使用した「はねかえりジャンプのショートターン」に赤丸でコブを追加したものです。

イメージを高めて下さい。コブの頂点までにしっかりエッジングを行なっておく。右端の1コマ目の左足=谷足がしっかり踏み込まれています。
そしてその反動で軽くジャンプしスキーの方向を換え、フォールラインに向かっています。2コマ目、板が雪面に対してフラットな角度になりつつある様子がよく分かりますねえ!
3コマ目からはコブの裏側を横滑りながらエッジングして行きます。そして4コマ目でターンの終了。

これは整地の滑りをそのままコブに当てはめたものです。2コマ目に軽くジャンプせずに充分に右腕を前に出して、出来れば左膝の前あたりまで出せばジャンプすることなく板はフラット→フォールラインに落ちてゆきます。
この時が吸収(抱え込み)のタイミングとなります。
抱え込み抜重によるターンをする場合、1コマ目から2コマ目へは具体的には1/10秒以内で済ませなければなりません。

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はじめてのコブ滑り

2005年08月16日 00時17分10秒 | スキーテクニック編
その前にブラッカージュと横滑りはマスターしていますか?
おさらいをしておきますとブラッカージュ(オーストリア式ではフェルゼンシュープ、但しブラッカージュはブライト→開脚で)はターンの原動力となるもので、トップを中心としたスキーの横下への押し出しを言います。
横滑り=デラパージュ(ドイツ式でザイトルッチェン)は単に下へだけでなく前方、後方への動きもマスターしておくことが肝要です。

これらがまだの方はもう一度この二つを練習しておきましょう。

さてこれからです。
図は以前にも使ったものですが、今回は赤丸を入れてみました。これがコブの膨らみに当たるわけです。

手順

1:コブの頂点の前までデラパージュで滑って行く=コブの裏面を削りながらずり落ちる感じ。実際は単にずり落ちるだけじゃなくて外足を充分柔軟に使い、上体はしっかり下を向いている。

2:コブの頂点前でほぼストップ状態までスピードを落とす。重要なのは下まで落ち切る前に減速を終えておくこと。
考えているよりもっと早く!

3:その時点では殆どスキーやあなたは停止に近いスピードになっているはずです。さあフォールラインに向かいましょう。
ここでのポイントは次ぎに付くストックの手を谷側に持って行くこと。これにより上体は強制的に下を向きます。

4:ここでのスキーの方向変換は伸身(立ち上がり抜重)で構いません。屈伸抜重は馴れてからで良いでしょう。
この場所でスキーは非常にピボットしやすくなっています。スキーの前後が浮いているからです。それを利用しましょう。

5:コブの溝に落ち切る前に方向転換をしてしまいましょう。そしてそこから次のコブの頭に向かってデラパージュです。

さあ!どうですか!
怖くないスピードであなたはコブを降りることが出来ました。

■ポイント■

怖くない斜度のコブの間が最低3m以上空いている所でやりましょう。
人工モーグルコースはまだ早いです。もしやるとしたらコブが大きくなる前の斜度15度以下の斜面で。溝になるともうこのテクニックは殆ど通用しません。
コブの腹(落ち込みがわ)の斜面がまだまだ滑らかな時におこないましょう。

以上が出来るようになるとコブが凄く楽しく感じられるようになるでしょう。
是非おためし下さい。

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モーグルラインの素晴らしさ

2005年08月15日 10時27分52秒 | スキーテクニック編
この写真を見よ!って叫びたくなるような素晴らしいモーグルポジション。
alpedhuez.com(仏)からの借り物です。

ここから何が読み取れるでしょう。

一番の注目はライン取りです。完全にコブの肩から肩へ滑っている様子が窺えます。板は浮いていますが既に次のターンの準備に入っています。
左ストックはまだ右ストックをついているのに、既につく準備が出来ています。

■基礎スキーのエキスパートがそのままこの滑りができるでしょうか?■

すぐには無理でしょう。ライン取りの意識が違い回し込んでしまうのでしばらく専用の練習をしなければならないと思います。
ストックの位置や握り方から違いますので、数日でと言うのはまず不可能です。

でもまあいいじゃありませんか。一面コブの斜面をいろんな手法を使っていろんなスキーヤーが降りてくるのを見ているのは楽しいです。
わたし自身はこう言う滑りを最終目標にしているのですが…ま、目標は高ければ高いほどいいじゃありませんか!

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スキーを始めさせよう!その4

2005年08月14日 23時13分47秒 | スキーテクニック編
外足が堅いのは、上達の妨げになると言うイラストです。これは「革新フランス・スキー」よりの転載。
初心者の欠点のなおし方、の部分です。驚かされるのは“一応上級者”のわたし自身もこう言うミスを犯しがちでありG・ジュベールの目のつけ所は大したものだと言うことです。
外足の動きがいかに大事かは皆さんお分かりでしょうが、改めてイラストを見ると大変参考になるというものです。

暇な時に適当な場所を紐解いても参考になり、示唆に富む文章やイラストが得られます。
是非現代の技術や用具で、このような本が上梓されたらなあ…。

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スキーを始めさせよう!その3

2005年08月13日 00時25分36秒 | スキー
写真はスキーパスコム様からの借り物。ここのスキーパスコムはフランスじゃなくて米国のサイトです。不本意ながら(笑)
気絶しそうなパウダーですねえ(^o^)
スキーを実際始めるに当たって必要な用具は以下の通り。

スキー板
ストック
スキーブーツ
ウェア
アンダーウェア
スキーソックス
ニットキャップ
スキーグローブ
ゴーグル
そしてあればあるほど良い日本銀行券

初心者用でもざっと10万円程度はかかります。さしあたってスキー用具一式はレンタルでも構わないのですが、出来るだけ早く中古やお下がりでもいいので自分のものを手に入れる事です。

よくお金をかけるならスキーブーツと言いますが、初級者のあいだはブーツもそうですがスキー板が肝要です。
私はスキー板とブーツの重要性は等価とみなしています。

いや!意外にそんなのよりモチベーションの為にウェアが重要かも知れない!
これを見ていただいているスキーヤーの皆さま。古くなった板やブーツ、ストック等はもしかしたら誰かに譲ってあげれるかも知れません。
下取りに出さずに残しておきましょう。上級者用の板を初心者に上げるのは酷と言うものですが…。

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