silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

スキージャム勝山モーグル特訓

2016年03月19日 21時49分10秒 | スキーテクニック編
今シーズンは寸前まで体力作りも怠らず、昨年のような直前の怪我もなかったのですが、気負い過ぎたせいもあり正月3日間不完全燃焼。その後、びわ湖バレイで2日間(合計しても1時間半くらい)しか滑れずというトンデモナイシーズンでした。
雪がなく3月のモーグルキャンプさえ日程が組めない中、白馬さのさかFreestyle ski schoolの祓川貴広コーチに無理を言ってスキージャム勝山まで遠征頂き、プライベートマンツーマンで3日間付きっきりという贅沢プランなレッスンを受けて来ました。
まずは祓川先生の基礎板とモーグル板での滑りで、目の保養をしてください。


初日(写真1)やはり右ターンが酷い。左ターンだけでコントロールしながら降りてくるという原因はたくさんありまして、得意な左ターンに依存しすぎ次の開始動作が遅れる→内倒→右ターンでコブの腹を削れず、溝に直撃→上体潰されると同時にコブの表側にストックを突いてブレーキ→左手を巻きこんでしまう→左ターンで戻すという最悪パターン。
これを抜け出すため、とにかく右手の左前方へのパンチアウトと、板と重心を離さないという方法で矯正にかかります。

2日目(写真2)あえて基礎板で練習。SALOMON X-RACEという板で、今回ワタシが持って来たID-one SR-M+Marker Squireに比べると倍近重さがあります。
うわー久々の基礎板だ無理~、と思いつつモーグルコースへ。
ここで“上体が被ってもいいから前へ小さく”という指示が入ります。
おや?滑りやすい。重い板はどんどん下へ落ち、エッジングすれば素直に切れ上って来るじゃありませんか!
スピードは遅いのですが非常にコントローラブルです。ようやく右ターン(左足谷足)でコブの腹も削れだして来ました。
これはもちろん基礎板を履けばコブを滑るのが簡単になるとか、そういうことではなくて、祓川先生の言うとおりに思い切った吸収動作と前傾のお陰です。
基礎板楽しい!
でも目指すはモーグルの滑りなので午後からはSR-Mに履き替えてGO!
うーん、この手の板はやはり自分からアクションを起こさないと曲がらないですね。
とにかくロウポジション、右手のパンチアウトを意識して繰り返し練習してようやく何となくモーグル板でもコブ裏を削る感触が出てきました。

3日目(写真3)重心から最も遠い頭部を前へ出すために「眼球を前へ」という聞いたこともない指示が下ります。
まず整地で。これをやると低い姿勢になってもスキー板の切り替えに無理がない。要するに重心が前に出ているからだと思います。かっこよくはないですが、これは楽。
ということでモーグルバーンへ。
眼球で身体を引っ張ります。生憎の雨の中ついに来ました~~~~~!左右完全にコブの腹削り+板を切り替えながらの下へのプレス!(いやほんの僅かですケド)


まだまだ左手の巻きやストックを突く位置など課題は山積みですが従来に比して重心の傾きも斜度に近くなって来ており、一筋の光明が見えてきました。
該当動作が出来なければ別の方法で。それでもダメならこっちでと引き出しを一杯持っておられる祓川先生のコーチングに救われた思いです。
今シーズンはもしかしたらこれで終わりかも知れませんが、今まで未到達だったパートに少しだけ足を踏み入れることが出来たように思います。
不完全燃焼感は吹き飛び満足度200%のキャンプとなりました。
祓川先生もフレンドリーなスキージャム勝山ローカルモーグルスキーヤーの皆さまも本当に有難うございました。
出来ればもう今シーズン一回、二回滑りたいなぁ。

うーむでも、5月19日・20日と第59回日本糖尿病学会年次学術集会でのオーラル発表も当院からは2演題あるし、、、いやー、なんとかしたいですねえ。
ただGWあたり、白馬に雪がないような気がしますが杞憂でありますように!
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ライゾデグはこう使え!

2016年03月08日 23時17分36秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
なんていう上から目線なタイトル。。。
まだ10数例しか使っていないのですが、それでも使いどころがある程度分かってきたので少しでも臨床家の皆さまのお役に立てばという気持ちで書いてみます。
この特殊な混合型インスリンが出ると聞いた時は正直、どう使えばいいだろうかと頭を悩ませました。
当初は以前のエントリーのような使い方くらいかもと思っており、そんなに対象になる方は多くないだろうと思っていましたがそうでもない。単刀直入に書きます。

1:BOTで抑えきれない大きな血糖スパイクがあるケース(Novoさん曰くところのBig Mealとは限らない。摂取E量は少なくともCの割合が多く早く食べないといけない朝食後が一日中で一番高いスパイクが認められることも多い)
2:中間/超速効の混合型の2回打ちで、コントロールが悪い、低血糖が頻発するケース
3:高齢化や介護関係でインスリンを今までのように1日3~4回打てなくなってきたケース
4:1型でも昼食時に事情があって打てない場合に一日二回(前向きな使用法ではないですが)

まだ他にもいろいろあるでしょう。
そこで絶対にライゾデグを使うにあたりやっていただきたいことがあります。
そんなの測るの当然だよと思われる先生方も多いと思いますが、意外にPPG(postprandial glucose=食後血糖)が測定出来ていないケースが多いので、HbA1cやGAが予想されるより高いと感じた場合は再度SMBGの見直しをしてみてください。
実例を挙げますとFPG(fasting plasma glucose=空腹時血糖)は100mg/dL前後と文句なし。低血糖もない。
でもHbA1cは7.5%であるとかそういう場合ですね。
頑張って休日などを利用して各食前・各食後を測定してもらったところ、各食後とも250~300mg/dLまで上がっている。
この方はデグルデクとDPP-4阻害薬+メトホルミンの組み合わせでPPGの抑制も出来ていたと思っていたのがそうではなかったのですね。
若い方であったのでデグルデク一回打ちでは血糖コントロールが十分でなく、将来合併症のリスクが高まること、インスリン分泌能が低いので内服薬ではPPGの抑制が困難なことを説明し、納得されたのでライゾデグ朝夕2回打ちとしたところ、綺麗にPPGは下がりました。

最近は高齢の方でも持効型インスリン+GLP-1製剤(一日一回であれ週一回であれ)を併用せざるを得ないケースが多くなっていることは真面目に臨床に取り組んでおられる先生方はよく知っておられると思います。
そういう時、FPGは低いのにやたら夕食後PPGが高いパターン。またはその逆の朝食後血糖だけやたら高いというパターンもあります。
そういう時にライゾデグを用いると非常に改善することが多いです。

どうしても頻回のSMBGは嫌だと仰るかたは多いと思います。そこを測定するように納得していただくのが専門医の仕事ではあるのですが、無理なこともあります。
そういう場合はせめて受診日当日はFPGを測定して来ていただき、食事をして1時間半を目安に来院してもらいます。
受付にもそう伝える。○○さんは今日は食後時間指定できてもらっているので採血だけは順番前に回すように。
さすがに当日の朝食は皆さん覚えておられますので、摂取内容を詳細に聞き取ってE量、C量を計算する。これとPPGの値を組み合わせるとカーボカウントですら予測できます。
小生の診療所は京都市ですので診察時間は午前診と夜診に分かれています。近畿エリアはこのパターンの診察時間が多いので、夕食後に来ていただきPPGを測定することができます。
これ、メリットですね。
いずれにせよ、PPG測らないとライゾデグは使えないしどこで使うかも分からないでしょう。
こういうことをやっていると、自然とどこに超速効型を落とし込めばいいかが分かります。

さて一個だけライゾデグを使うべきではないケースを。
はいもうお分かりですね、タイムワーカーの方やどうしても一定の時間にインスリンが打てない方です。
こういうケースはデグルデクのような非常にのんびりとした持効型から超速効型が混じったライゾデグに変えるべきではありません。
デグルデクは食後であろうと寝る前であろうと、どの時間でも一日一回打てれば良いというケースの方に用いることも多いので、そこをライゾデグに変更すると食前に打たなければならないという縛りからデグルデク本来の良さが消えてしまいます。
それだけは避けたほうが良いでしょう。

あともう一つ。
ライゾデグ(デグルデクもですが)を開始する時は結果を急いではいけない。このベースになるインスリンの血中濃度上昇は非常に遅いので、患者さんには「3日間ほど空腹時血糖が上がってしまいますがあまり気にしないでください」とあらかじめお話しされると良いでしょう。
小生はインスリンに限らず、新しい薬剤を用いる際には低用量とし、併用薬も減らす安全第一主義なので「来月のHbA1cはちょっと上がってしまうかもしれませんけど調整して必ず良くなるので慌てないでください」と最初から言っておきます。
ご参考までにm(_ _)m
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スキー行けない代わりに大文字山?

2016年03月07日 14時23分00秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
今年は雪がないままズルズルとスキーをしないという異常事態に。
少なくとも年間20日は滑るんですが、まだ5日ですよびっくり!
特に2月。今年は基調講演(ジャディアンス発売一周年)とか特別講演(スーグラの効果とInBodyによる体成分の変化:薮田又弘先生、奈良まで呼んでいただき有難うございます)をいただいたりしていたのでますます時間がなかったり。
じゃあ間の時間はずっと家にこもっていたのかと言えばそうでもなく、細切れの時間をふらふらと近くの山とか歩いていました。
で先日行った中尾城から大文字山のルートが面白かったので、少し時間もあるし前回気になっていた枝道を少しだけ探索の予定でクルマを銀閣寺観光駐車場に停めてからスタート。
この時期は遅い時間に行っても駐車場は停められます。休日1000円。
iPhone6のアプリ、Walkmeterをオンにし、Apple watchのワークアウトをウォーキングにセットし出発。とにかくフルにGPSや心拍数モニターをするので電池の消費が半端ないため、ザックには普段からモバイルバッテリーをiPhone2回分充電できるだけ入れてあります。
いちおうApple watch用の充電コードも持って行ってますが、こっちはまず24時間は大丈夫。Apple watch使ってると消費するのはiPhone本体のバッテリーです。
場合によってはApple watchのワークアウトの他に「Walkmeter」「山と高原地図」「自転車NAVITIME(これが一番、細かい道まで載っている)」「Altimeter+」「Wahoo Fitness」を全部立ち上げてることがあるのでそりゃ要りますよね。その上に、人生全部記録ログ「僕の来た道」は基本ずっと動いてます(笑)。
地図をオフラインで使えるのは「山と高原地図」だけですが、等高線が荒い!京都北山は1:50,00地形図だし仕方がないとはいえ、大文字エリアなんて1:10,000くらい欲しいです。
ルート図は、Webで大人気の「京都北山を中心としたテクテク隊 okaokaclub」さんのものが非常に良いのですけど、古いものは消してしまわれるので残念です。トンボユリとか相当マニアックなところも記載されていたのですが。
この他にも京都市周辺の山々は非常に丹念に歩きこまれていて、読んでるだけでも楽しいサイトも多いのですがWebにアップしていない(あえてされていない)道もたくさんあります。
MTBの場合はコースをオープンにすること自体がタブーになっていますし、当ブログでも過去の面白いシングルトラック情報はたくさんあるのですが現在は全てモスボールしてあります。

てことで話は戻って。
銀閣寺から一般コースに入り、京都朝鮮中高学校の入り口を過ぎてしばらくの石垣が切れたあたりで左(北)の尾根に取り付きます。
一般ルートのダラダラしたダブルトラックとは違い、一気に高度を上げるので気持ちよいです。ところどころ分岐しますが基本尾根を忠実にたどれば中尾城跡に着きます。
前回はそこから素直に一番踏まれている道を辿って、火床-大文字山頂の途中に出て行きましたが、なんとか一般道に合流せずに直接大文字山頂に行けないかなあと思い、道が右の尾根へ進むところと(大きくペンキでマルマークが書いてあるほう)、明らかに左へ谷間方面へ進む道が分かれるところで敢えて左へ進路変更。
そこから谷沿いに直上できないかという魂胆です。

おお、快適な道だ。白川砂でちょっと河原状にもなってる。下(北)から道が上がってきているけど、そもそもこの道はどこから来ているんだろう、よく踏まれているし。
ちょうど写真の赤い矢印が指しているあたりです。
地図みてると、どうやら北白川ペット霊園(うちの二代目うさぎであるメイデン号が眠る)の上流に出そうですね。今度そっちから登り口を探してみよう。
では谷を詰めようと思いましたがこりゃダメだ。

白川砂に靴がめり込むし、詰めでブッシュになったら鬱陶しい。
ということで先ほどの分岐まで戻り、結局は一般ルートに乗り、大文字山頂から火床へ帰ってきました。
どこかで大文字山の小さ~いトレイルまで全部、徒歩調査して記載してあるサイトがあったんだけどなー。
どなたか教えて頂ければ幸いに存じます。
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